登山が楽しくなくなる外反母趾の痛み
外反母趾とは、足の親指が付け根から人差し指の方に「く」の字に曲がってしまう変形のこと。付け根の関節が痛み、突き出た部分が靴に当たることで炎症を起こしてしまうため、たくさん歩く登山では外反母趾の痛みで悩んでいる方もいるのではないでしょうか。とくに下りでは、足が前にずれやすいので、痛みがひどくなり歩けなくなることもあるほどです。
外反母趾になる原因は?
外反母趾になる原因には、生まれつき扁平足ぎみなどの遺伝的要素、足指の筋力の低下などがあります。ですが、その多くは靴の選び方がとも言われ、ハイヒールなどのつま先が細く体重がかかりやすい靴は、外反母趾を悪化させる原因と考えられているのです。
対処方法は?
①整形外科に行き診断を受ける
靴を脱いだ状態でも痛みが常に出るようであれば、整形外科で診断してもらいましょう。症状によっては手術が必要になることもあります。
②外反母趾体操を行う
足指の筋力維持のために、足の指を開いたり閉じたりする外反母趾体操が有効。
③テーピングやサポーターを使用
扁平足の方や足裏の筋力低下で外反母趾が起こっている場合は、テーピングやサポーターで足裏のバランスを整えることで、痛みが改善や悪化を防ぐことが可能です。
動画でわかる外反母趾テーピング
外反母趾に有効なテーピングの巻き方をご紹介します。慣れてしまえば簡単なので、ぜひ練習してみてください。
最初に動画を確認し、細かいポイントを画像で解説していきます。
まずは動画でテーピング方法をチェック!
ステップ1
かかとが90度になるようにして、テーピングを巻き始めます。
ステップ2
親指のねじれや曲がりを矯正するよう指で軽くひっぱりながら、足の外側から内側に向けてテーピングを巻きます。
ステップ3

ポイント
ステップ4

ステップ5

完成


テープをひっぱりすぎるとかえって痛くなることがあるので、少しづつテンションをかけて貼ってみてください。
今回使用したテープはこれ
手で簡単に切ることができるので、一人でも簡単に貼りやすいテープです。
サポーターも簡単で便利
テーピングを貼るのが難しかったり、毎日もっと手早く何とかしたいときに便利なのが、市販のサポーター。外反母趾におすすめのサポーターをご紹介します。
ソルボ 外反母趾サポーター 固定薄型メッシュタイプ
衝撃吸収力と圧力分散性能に優れた人工筋肉、ソルボセインで作られたサポーター。薄型なので、靴を履きながら使用して足指の曲がりを補正できます。面ファスナーで足に合うよう調整可能。
ソルボ 外反母趾サポーター 固定薄型メッシュタイプ
材質:本体/ナイロン、ポリウレタン パッド(ソルボ)/ポリウレタン
ソルボ 外反母趾サポーター スーパーメッシュ薄型
同じくソルボセインを使った、素足やストッキングで目立ちにくいベージュ色のサポーター。薄手で通気性が良く、靴を履くときでも使用できます。
ソルボ 外反母趾サポーター スーパーメッシュ薄型
材質:本体/ナイロン、ポリウレタン パッド(ソルボ)/ポリウレタン
DR.MED 外反母趾サポーター
簡単に親指の補正をしたいのならこちらがおすすめ。曲がった親指を外側で固定できる外反母趾用のサポーターです。伸縮性に優れていて、面ファスナーで調整できるためフィット感にも優れています。
DR.MED 外反母趾サポーター
材質:ナイロン、クロロプレンゴム、ポリエステル
ソルボ 外反母趾・内反小趾サポーター パワーメッシュ固定型
かかとで固定できるため、固定力が強化されたサポーター。ズレにくいので激しい運動にもおすすめですが、かかとにもサポーターがあるので、靴と干渉して痛くならないよう試し履きするのがおすすめ。外反母趾だけではなく、小指が痛い内反小趾にも対応できます。
ソルボ 外反母趾・内反小趾サポーター パワーメッシュ固定型
材質:本体/ナイロン、ポリウレタン パッド(ソルボ)/ポリウレタン
外反母趾の痛みにサヨナラ
外反母趾は足が重要な登山では、とてもやっかいな問題ですよね。とくに下山時に足が前にずれてきて親指の付け根が当たると激痛が走ります。今よりひどくならないためや予防の意味でも、テーピングやサポータを利用して快適な登山を楽しんでください。