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【素朴なギモン】登山の休憩って、どれくらいのペースでとればいいの!?(3ページ目)

⑤休憩中にもすることはある

水の入ったペットボトル

出典:PIXTA
・水分と電解質を摂る

休憩時にまず第一にしなければならないのは、水分と電解質の補給です。特に夏場は、のどが渇いていなくてもこまめに水分と電解質を補給しながら歩くようにしましょう。

 

・糖質を摂る

そして消費したエネルギーを補給するために、意識的に糖質を摂ることを心掛けましょう。登山では思っているよりも多くのエネルギーを消耗しています。シャリバテを起こさないためにも、こまめに行動食を摂ってくださいね!

 

・行動計画と実際の進捗をチェックする

休憩時には地図を見ながら、行動計画と実際の進捗状況を確認するようにしましょう。計画通りのペースで歩けているか、また、今どのあたりを歩いているかをチェックすることは、道迷い遭難を避けるためにも、とても重要です。

 

・メンバーの体調をチェックする

また、一緒に登っているメンバーの体調も確認しましょう。不測の事故等を避けるために、バテてしまっている人がいないか、無理のないペースで歩けているか、体調は問題ないかなどもチェックしてください。

適切に休憩をとりながら、ゆとりを持った山歩きを楽しもう!

登山を楽しむ人々

出典:PIXTA

ゆとりをもって登山を楽しむためには、無理のないゆっくりしたペースで歩き、適切な休憩をとること、そして休憩時には水分や電解質、行動食をこまめに摂ることがとても大切です。

せっかく美しい景色を目の前にしても、バテてしまい、それを楽しむゆとりもなくなってしまったのでは元も子もありませんよね。余すところなく山を楽しむためにも、今一度ご自身の休憩の摂りかたについて振り返ってみてもいいかもしれません。

監修/笹倉 孝昭(公益社団法人日本山岳ガイド協会山岳ガイドステージ2)

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