COCOHELI 山岳遭難対策制度(ココヘリ) 550万円までの捜索救助を実施 入会金1,100円OFFで申込む

【素朴なギモン】登山の休憩って、どれくらいのペースでとればいいの!?(2ページ目)

②休憩をコントロールする

稜線を歩く登山者

出典:PIXTA
・行動のリズムを崩さない

頻繁に休憩をとったり、腰を下ろして長い時間休憩をとってしまうと、リズムを崩すだけでなく、体が冷えて、筋肉も固くなってしまいます。

 

・荷物が重い時は、立ったまま呼吸を整える

荷物が重い時は、腰を下ろして休んでしまうと、立ち上がる際にエネルギーを余計に消耗します。立ったまま呼吸を整えるようにして、なるべく座り込んで休憩する回数を減らすようにしましょう。

③休憩出来ない場所では休まない

足場の悪い登山道

出典:PIXTA
・危険地帯では時間にとらわれず行動!

急斜面やガラ場、雪渓など、足場の悪い不安定で危険な場所では行動を中断せず、安全な場所についてから休憩をとるようにしましょう。

④「ペースを一定に保つ」の「ペース」は速度のことじゃない!

登山者の足元

出典:PIXTA
・焦らず、普段よりかなりゆっくり歩く

登山時にバテないで登るためには、「ゆっくり」歩くことが何よりも大切です。普段歩く速度より、意識してゆっくり歩くよう心がけましょう。登山の上りでは300m/1hが目安。急な階段を上る速度は800m/1hなので、半分以下の速度です。かなりゆっくりした速度であることがわかりますね。

 

・「ペースを一定に保つ」の「ペース」は、速度ではなく心拍数

また、よく「ペースを一定に」と言われますが、登山時の「ペース」を測る際には、速度ではなく心拍数が使われています。登山時にバテないで登るためには、最大心拍数(220-その人の年齢)の75%を保ちながら歩くとよいと言われています。車に例えると、速度ではなくエンジンの回転数を一定に保つと燃費が良くなりますが、これと同じ理屈になるんですね。

2 / 3ページ