捻挫しにくい体を作る効果的なトレーニング
捻挫を予防するために日頃から行いたいトレーニングは、以下の2つ。
①体幹を鍛える
②足首の可動域をアップさせる
これによってバランスを崩しにくい体を作ることができます。
①|体幹を鍛えるトレーニング
1.片足立ちになり、腕を交差させる

まず、重心線が一直線になるように意識して片足立ちの状態を作ります。前足のかかとと後ろ足の膝を縦に揃えて、かかとと膝をくっつけるのがポイントです。

次に、写真のように手を両肩に付けて腕を交差させたら肘を上に挙げて、背筋をピンと伸ばします。この状態をキープして10秒間静止します。
2.上半身を左右に捻る


次に、顔は正面を向いたまま上半身を左右にひねり、それぞれ5秒間静止します。このとき、体を倒さないように注意しましょう。この動作を両方の足で繰り返します。丁寧にゆっくりと行いましょう。
回数の目安
- 右足が前:10回×3セット
- 左足が前:10回×3セット
(インターバルは約30秒)
②|関節の可動域を広げるトレーニング
1.片足立ちになり、ストックなど支えになるモノをつま先に合わせて持つ


片足立ちの状態を作ります。立膝を90度に曲げるのがポイントです。そして、ストックや傘などを両手で持ち、先端を前方のつま先付近につけて背筋をピンと伸ばします。
2.息を吐きながら体全体で前に動く



前足の膝を曲げて体を前に倒します。ここでのポイントは、上半身を左右に傾けない、前足のかかとを浮かせない、後ろ足の股関節を伸ばす、の3つ。この動作を両方の足で行います。
回数の目安
- 右足が前:10〜20回×2セット
- 左足が前:10〜20回×2セット
(インターバルは約30秒)
「捻挫を防ぐ方法」を考えて実践しよう!

捻挫について対処法を学ぶことも大切ですが、「未然に防ぐにはどうしたらいいか」という考えを持つことも忘れてはいけません。
- 日頃からトレーニングに励み
- 無理のない計画を立てて
- 注意しながら行動する
この3つのポイントを意識すれば、登山中に足首を捻挫する確率は大きく減少するはず。ケガを回避して安全に登山を楽しみましょう!
