【100均活用術】 テント泊、ギラギラ太陽暑くない?!コスパ抜群の簡単タープ設営術!

2019/07/25 更新

梅雨明け間近! 待ちに待った本格的なハイクシーズンがやってきました。 アルプスの山々にテントを担ぎ入山するハイカーさんも多いことでしょう。 でも、幕営後、昼日中の直射日光の強さにはさすがに辟易、なんとかしたい…。 そんなテント泊を愛するハイカーの皆さんにローコストで出来る簡単タープ設営術をご紹介します!


アイキャッチ画像撮影:三宅 雅也

梅雨が明けたらやっぱりアルプスへテント泊!

撮影:三宅 雅也 (@北アルプス 立山 雷鳥沢テント場)
夏本番! 盛夏と言えば、やはりアルプスでの縦走、そしてテント泊! お気に入りのテント場でビールを飲むもよし、豪華な食事を作って食べるもよし、普段見られない絶景を眺める贅沢時間に浸るもよし。 とにかく、日常では得られない特別な空気感と時間を楽しむことが出来るのがテント泊ですよね。

でも暑い…!

撮影:三宅 雅也 (@八方尾根)
アルプスのような標高の高い場所は湿度が低いため、盛夏であっても日陰ではかなり涼しいのですが、テント場は、基本的に森林限界を超えていることが多く、木立など日を遮るものがないことが一般的。 そのため、直射日光に晒される環境というのがほとんどです

撮影:三宅 雅也 (@北アルプス 五色ヶ原テント場)
高山での日差しは下界と比較して強く、標高1,000m上げるごとに紫外線量が10%~20%多くなると言われています。 これは下界に存在する水蒸気や埃が標高を上げることで少なくなるため、紫外線が降り注ぎやすい環境となるためです。

過去のテント泊を思い返してみて、「暑すぎて大変だった…!」という経験はありませんか?
そう、日陰さえ作れたなら…

困った時はやはり100均!

撮影:三宅 雅也
そんな時、いつも我らハイカーの味方になってくれるのが100円ショップ! 安価なものを工夫する楽しみ、ハイカーにはたまりませんよね。

撮影:三宅 雅也
今回、まず使用するのは「ダイソー」で購入したオーニング。 サイズは、88×112cmです。少し小さめですが、特に日差しが強く暑いのは日中、日が高いとき。 よって、このサイズでもテント向けに日陰を作るのには充分です。

12時~15時頃がピークで、以降徐々に日差しも弱まり、気温低下でマウンテンパーカーや薄手のダウンの出番となります。 また、遮光率=85%、UVカット率=80%となっていますので、性能的には100円ということを考えればまずまずです。

タープ設営に必要なもの

撮影:三宅 雅也
■マストアイテム
ハトメ付シート x 1枚
トレッキングポール x 2本
細引き x 4本
■代用可能アイテム
ペグ (または石) x 4本 (or 4個)

安くて簡単、タープ設営で快適な日陰を作ろう!

撮影:三宅 雅也
では早速設営の手順を見ていきましょう。 まずは、通常どおりテントを完成させます。
タープ設営では2人居ると非常に手早くできますが、今回の方法はソロでも張ることができます。

撮影:三宅 雅也
シートのハトメ部分の2ヶ所に細引きを結び、テント背面側で適当な位置にペグダウン、ひとまず2ヶ所固定します。
細かな調整はのちほど行ないますので、だいたいの場所へのペグダウンでOKです。

撮影:三宅 雅也 (テント背面)
細引きの長さはいずれも3mほど用意し、ペグ側は自在結びを作っておきましょう。 そうすることで、日除けタープの張り出し具合の調整も可能になります。

撮影:三宅 雅也
そして、反対側のハトメにトレッキングポールの先端 (石突) を挿入し、ダブルフィギュアエイトノット (二重8の字結び) にした細引きをセット。 グリップを地面に立て、自在結びの調整でテンションをかけます。 これを両側で行ないます。

撮影:三宅 雅也
一旦設営後、ペグダウン4点の位置調整を行い、均一にテンションがかかるようにします。
すると、このような日除けタープの出来上がりです!
ツェルト設営同様、多少の慣れが必要ですが、かなり簡単にタープが設置できます。

撮影:三宅 雅也
なお、自在結びは非常に便利なので覚えると役立ちますが、事前に結びを作った細引きを持参すると良いでしょう。

撮影:三宅 雅也
または、フォトのような自在金具を装着しておけば、ロープワークを覚えていなくても自由自在に細引きの長さ調整が可能ですのでお奨めです。 価格も6個や10個セットで数百円とお値打ち。

撮影:三宅 雅也
長さ調整が可能なトレッキングポールなら、タープの張り出し高さを自由に変えられるのでなお便利。

ツエルトとは違い、タープは練習しなくても張ることができます。同行者がいればワイワイと楽しみながら設営できるので、失敗もきっと良い想い出になるはずですよ。

レジャーシート系でもできます!

撮影:三宅 雅也
続いてはこちら。 100円ローソンで購入したレジャーシート。 サイズは180×180cmとだいぶ大きめですが、非常に薄いため、サイズ増大による重量増は抑えられます。

撮影:三宅 雅也
張り出しが大きくなるため、日陰面積が増えるのがうれしいポイント。 ただ、生地が薄いため遮熱性がいまひとつであること、および、強度が弱いため、風のある日だとハトメ部分周辺の幕が破損する恐れがあります。 よって、幕営時の風の状況によって使用是非を判断するのが良いでしょう。

テント泊ユーザーの定番:オールウェザーブランケットならもっと良い!



撮影:三宅 雅也
そして、最も使い勝手が良いのがこれ、Grabber社製 オールウェザーブランケット! ロングセラーのこちら、多くのハイカーが所有しているのではないでしょうか。 NASAが開発に関与したシートですが、寸法は152×213cmで、被ってよし、敷いてよし、張ってよしと多目的に使える頼もしいアイテムです。
筆者も雪上テント泊や山でのピクニック時などに活用しています。

撮影:三宅 雅也
張り方は100均系アイテムと同様ですが、ハトメ穴が小さいため、トレッキングポールの石突部分を挿入することができませんので、細引きを通し、結びでできた輪に石突を通すことで安定します。

オールウェザーブランケットの場合、遮光率=100%のため、完全な日陰を作ることが出来るのが他と比較し最大の特長です。 また、耐久性が非常に高いため、安心して使用することができます。

なお、いずれのシートを使う場合でも「風の強い日」および「混雑したテント場」では使用を控えましょう

最後に重量を確認

撮影:三宅 雅也
最後に気になる重量を計量してみました。
■ダイソー ウィンドオーニング (88×112cm)  133.0g
■ローソン レジャーシート (180×180cm)   140.0g
■Grabber オールウェザーブランケット (152×213cm) 358.5g

やはり100均販売のものは薄手のため、いずれも150g以下と軽量です。
反面、オールウェザーブランケットは約360gと結構な重量ですが、遮光率100%でその涼しさは圧倒的。 天気とテント場環境、テント場での過ごし方によって何を持参するか選定すると良いですね。

盛夏のテント泊にワンランク上の過ごし方を!

撮影:三宅 雅也
暑い日差しもタープを設けることでシャットアウトでき、テント場での優雅な時間をさらに良くしてくれることうけあいです! しかも、安価にできますので、ぜひ盛夏時のテント泊に取り入れてみてはいかがでしょうか。

なお、シートは100均にこだわらず、ホームセンターなども視野に入れれば、デザインや重量など、さらに自分にピッタリなタープが見付かるかもしれません。 アナタのテントがまるでカフェのようなお洒落な空間に変わるかも!
それでは皆さま、どうぞ良いハイクを!

文・撮影  三宅 雅也 (山岳ライター/長野県自然保護レンジャー)


関連する記事

関連する山行記録 byヤマレコ

この記事が気に入ったら
「いいね!」をしよう
三宅 雅也
三宅 雅也

長野県自然保護レンジャー、山岳ライター。 アルプスを中心に、トレランから厳冬期登山まで幅広く活動。 鷲羽-水晶-赤牛岳、槍ヶ岳~笠ヶ岳、荒川三山、中央アルプス主峰全山など、ロング日帰りのスピードハイクを得意とする。 また、キャンピングカーにて、登山と旅を掛け合わせた「外遊び人生漫遊術」を構築中。 スピードハイクの詳細はこちら! ウェブサイトはこちら

登山専用コミュニティサイト「ヤマレコ」

OFFICIAL SNS

アウトドアのすべてを、ひとつのアプリで。

150以上のアウトドアメディアの記事や動画、3万枚以上のみんなの写真も見られる!
アウトドアの「知りたい!」「行きたい!」がきっと見つかる!
お気に入りの記事や写真を集めて、スキマ時間に素早くチェック!