【100均活用術】 テント泊、ギラギラ太陽暑くない?!コスパ抜群の簡単タープ設営術!
待ちに待った本格的なハイクシーズンがやってきました。 アルプスの山々にテントを担ぎ入山するハイカーさんも多いことでしょう。 でも、幕営後、昼日中の直射日光の強さにはさすがに辟易、なんとかしたい……。 そんなテント泊を愛するハイカーの皆さんにローコストで出来る簡単タープ設営術をご紹介します!
2023/07/27 更新
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編集者
YAMA HACK編集部
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登山者が「安全に」「自分らしく」山や自然を楽しむサポートをするため、登山、トレイルランニング、ボルダリングなどさまざまなアクティビティに挑戦しています。
YAMA HACK編集部のプロフィール
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制作者
山岳ライター・長野県自然保護レンジャー
三宅 雅也
長野県自然保護レンジャー、山岳ライター。
アルプスを中心に、トレランから厳冬期登山まで幅広く活動。
鷲羽-水晶-赤牛岳、槍ヶ岳~笠ヶ岳、荒川三山、中央アルプス主峰全山など、ロング日帰りのスピードハイクを得意とする。
2021年に北アルプスの麓:安曇野市へ移住。森の中で薪ストーブと鳥の囀りに囲まれて「清貧」「足るを知る」をモットーに森暮らしを送る。
趣味は本格DIYとキャンピングカー旅。
三宅 雅也のプロフィール
アイキャッチ画像撮影:三宅 雅也
ハイシーズンはやっぱりアルプスへテント泊!

撮影:三宅 雅也 (@北アルプス 立山 雷鳥沢テント場)
夏本番! 盛夏と言えば、やはりアルプスでの縦走、そしてテント泊! お気に入りのテント場でビールを飲むもよし、豪華な食事を作って食べるもよし、普段見られない絶景を眺める贅沢時間に浸るもよし。 とにかく、日常では得られない特別な空気感と時間を楽しむことが出来るのがテント泊ですよね。
でも暑い……!

撮影:三宅 雅也 (@八方尾根)
アルプスのような標高の高い場所は湿度が低いため、盛夏であっても日陰ではかなり涼しいのですが、テント場は、基本的に森林限界を超えていることが多く、木立など日を遮るものがないことが一般的。 そのため、直射日光に晒される環境というのがほとんどです。

撮影:三宅 雅也 (@北アルプス 五色ヶ原テント場)
高山での日差しは下界と比較して強く、標高1,000m上げるごとに紫外線量が10%~20%多くなると言われています。 これは下界に存在する水蒸気や埃が標高を上げることで少なくなるため、紫外線が降り注ぎやすい環境となるためです。
過去のテント泊を思い返してみて、「暑すぎて大変だった……!」という経験はありませんか?
そう、日陰さえ作れたなら……
困った時はやはり100均!

撮影:三宅 雅也
そんな時、いつも我らハイカーの味方になってくれるのが100円ショップ! 安価なものを工夫する楽しみ、ハイカーにはたまりませんよね。

撮影:三宅 雅也
今回、まず使用するのは「ダイソー」で購入したオーニング。 サイズは、88×112cmです。少し小さめですが、特に日差しが強く暑いのは日中、日が高いとき。 よって、このサイズでもテント向けに日陰を作るのには充分です。
12時~15時頃がピークで、以降徐々に日差しも弱まり、気温低下でマウンテンパーカーや薄手のダウンの出番となります。 また、遮光率=85%、UVカット率=80%となっていますので、性能的には100円ということを考えればまずまずです。
タープ設営に必要なもの

撮影:三宅 雅也
安くて簡単、タープ設営で快適な日陰を作ろう!

撮影:三宅 雅也
では早速設営の手順を見ていきましょう。 まずは、通常どおりテントを完成させます。
タープ設営では2人居ると非常に手早くできますが、今回の方法はソロでも張ることができます。