COCOHELI ココヘリ / 山岳遭難対策制度(ココヘリ) 550万円までの捜索救助を実施 入会金1,100円OFF
ココヘリ アイキャッチ

ココヘリの”発見するチカラ”の真髄はここにあり!《行方不明をゼロにする》ための仕組みを代表へ直撃インタビュー

最近では、ココヘリ会員証をザックに付けている登山者を山でよく見かけるようになってきました。サービス開始から徐々に加入者は増え続け、今、最も注目すべき遭難捜索サービスのココヘリ。2021年現在、28件の遭難案件の早期発見に尽力しています。遭難者の高い発見率を誇るココヘリ、その理由は確かな仕組みにあり!オーセンティックジャパンの久我さんにその仕組みについてと登山者への思いについて伺いました。

目次

アイキャッチ画像撮影:YAMA HACK編集部
本記事は2021年に公開された記事です。「ココヘリ」についての最新情報は、下記の記事をご覧ください。

最近、良く目にする”ココヘリ”がスゴいらしい

撮影:YAMA HACK編集部

登山用品店や山岳雑誌の広告欄、知り合いの登山者が持っていたりと、最近目にすることが多くなってきた「ココヘリ」。

名前は知ってるけど、いまいちどんなサービスなのか詳しい内容を知らない人も多いのではないでしょうか?

「遭難者が見つからない!」をほぼゼロにできるサービス

出典:いらすとや(作成:YAMA HACK編集部)

ココヘリとは『発信機(会員証)を利用した、会員制捜索サービス』のこと。遭難救助の時にネックになる「遭難者がどこにいるのかを特定すること」を発信機を使うことでスムーズに行い、素早い救助活動を支えるサービスです。

2021年7月時点の捜索事案の件数は32件で、そのうち解決事案は28件(※1)。

発信器の不携帯や電源入れ忘れなど、電波をキャッチできない状態にあった未解決事案を除けば、ほぼ100%の確率で遭難者を発見できています。

※1:4件の未解決事案内訳(発信器不携行1件/電源入れ忘れ2件/不明1件)

ココヘリに入っている人増えてます。

登山者の背中

撮影:YAMA HACK編集部

2016年にサービスを開始したココヘリの会員数は、現在2万人を超えました。発信機をザックにつけている人を目にすること、増えていませんか?

2021年7月時点で、35都道県の警察航空隊・防災ヘリがココヘリ会員証の電波をキャッチする専用受信機を導入していることからも、その実力の信頼性が伺えます。

今回はココヘリを提供するオーセンティックジャパンの久我さんに、今後の展望についてお話を伺いました。

(※このインタビューは、2019年7月頃に行ったものです)

まだまだ1%未満。もっとやれることはある。

ココヘリ取材 久我さん

撮影:YAMA HACK編集部

大迫
山でココヘリの発信機を見かけることが増えてきましたし、読者からのコメントでも、ココヘリに興味を持っている人が増えてきているように感じます。
ぶっちゃけスゴく順調ですよね?

久我さん
ココヘリのサービスを信頼して入会してくれる方が増えたのは、本当に嬉しいですね。

ただ、現在の会員数は約2万人(※2)。登山人口(年に3回以上登山をする人)が約300万人くらいと言われているので、まだ1%にも満たない状態です。もっと頑張らないといけないと思っています。

※2)2019年7月時点

大迫
たった1%未満。つまりこんなイメージですか?

ココヘリの会員数

作成:YAMA HACK編集部
久我さん
平成30年度の遭難発生件数が2,661件、遭難者数が3,129人です。
直近1年のココヘリの実績が22件なので、まだサービスを届けるべき人に十分に届いていない状態だと感じています。

山以外でも使えるサービスにしたい

ココヘリ

撮影:YAMA HACK編集部

大迫
1日10円のサービスとはいえ、ココヘリ会員はその効果を実感する機会ってあまりないですよね?もちろん遭難した時に見つけてもらうサービスなので、使わないにこしたことはないのですが。

やはり良さを実感できないサービスにお金を払いたくない、という気持ちもわかるんですよね。


久我さん
その通りだと思います。例えば、今は山でしか使えないココヘリを普段でも使えるようにするなどして、もっとサービスのメリットを増やしたいと考えています。

大迫
具体的にどういうことですか?

久我さん
現在、Bluetooth搭載のココヘリを開発中です。アプリでスマホに受信機の機能を持たせることで、発信機を探すことが可能になります。

2021年7月追記:Bluetooth通信機能でスマートフォンと連携が可能になりました!
ココヘリ スマートフォンと連携

撮影:YAMA HACK編集部

スタンダートとプレミアム機能に付属しているサービス。「ライフビーコン」は、Bluetooth通信機能でスマートフォンと連携します。専用のアプリを使えば、電波の強弱から発信機の位置を探索可能です。
最大通信距離は200m。離れてしまったときに通知くるので、なくし物を防いだり、お子様につけて迷子防止にしたりと日常でも活用できます。

▼ライフビーコンについてはこちらの記事をチェック

ココヘリ会員限定のお得な通販サイトがある!

ココヘリ会員 割引ココヘリ通販

大迫
実は僕もココヘリ会員なんですけど、ポイント割引を使ってミレーのドライナミックメッシュ買ったんですよ。いろいろ調べましたけど、結構お得ですよね。

久我さん
ありがとうございます。実はどんな商品でもいいわけではなく、安全登山につながるアイテムを揃えるようにしているんですよ。

大迫
たしかにツェルトって必要だと言われながらも、その使用頻度と値段からなかなか手を出せない人も多いんですよ。せっかく入会ポイントがあるのであれば、普段後回しにしているようなアイテムをお得に買うチャンスですね。

久我さん
買い物以外ですと、個人賠償責任制度も最大で1億円ついているんですよ。捜索サービス以外にも、いろんな付加価値をもたせることで、ココヘリ会員であることのメリットを感じてもらえるようにする工夫をしていきたいと思っています。

▼ココヘリの通販サイトが2021年6月にリニューアル!最新情報はこちらでチェック

”発見するチカラ”をもっと上げていく!

ココヘリ取材 久我さん

撮影:YAMA HACK編集部

会員サービスの付加価値を上げるなどさまざまなことに取り組んでいますが、本質部分の捜索サービスとしての価値を高めることが、もっとも会員の安心につながると久我さんは考えています。

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