【ポイント3】道に迷ったらとりあえず下る

撮影:YAMA HACK編集部
分岐を間違えて道に迷った。そのまま下り続け、今回は運良く登山道に復帰。でも、本当にこれでよかったんでしょうか?
編集部 生井
これは本当に単なるラッキーです!
今後は道を間違えたことに気づいたら、まずは立ち止まって自分の現在地の確認をしてください。登山用の地図アプリがあるんだから、一発でしょ?
編集部 大迫
まぁでも「下に行けばいづれは山を下りられる」し、結果的に下山できたからいいんじゃない?

撮影:YAMA HACK編集部
編集部 生井
その考え方は危険すぎます!(怒)
編集部 大迫
ごめんなさい。でも、「正常性バイアス」ってなに?
正常性バイアス…心理学用語で、「自分にとって都合の悪い情報」を無視したり、過小評価してしまう人の特性のこと。自然災害や火事、事故、事件などといった自分にとって何らかの被害が予想される状況下にあっても、それを正常な日常生活の延長上の出来事として捉えてしまい、都合の悪い情報を無視したり、「自分は大丈夫」「今回は大丈夫」「まだ大丈夫」などと過小評価するなどして、逃げ遅れの原因となる。
出典:Wikipediaより抜粋
編集部 生井
ということです。
編集部 大迫
疲れてたし、なんか登り返すの面倒だったんだよね。
編集部 生井
今回は良かったですけど、例えば・・・
出典:PIXTA
編集部 生井
こんな道が出てきて、下れなくなったらどうするんですか?それこそ悲劇です。
基本的には、道に迷ったら現在地を確認しましょう。ボタン1つで現在地を確認できる登山用GPSアプリがあるのに、使わないなんてありえないですよ。
編集部 大迫
そもそも間違わなければ、登り返す必要もないしね。焦らずに確実に行動するほうが結果的には省エネだね。
ネクスト登山のヒント
- 迷ったかな?と思ったらまずが立ち止まって現在地を確認
- 使える機能や道具は使って、ミスなく道を選ぼう
- なんとかなる!だけで行動するのは危険
下山時の「焦りと油断」は大怪我につながります!

出典:PIXTA
つらい登りが終わって山頂を満喫した後は、ついつい気も緩みがち。でも、最後まで油断は禁物です。また、時間がないから焦って行動するのも危険。
ちょっとした油断や焦りが、大きな怪我や遭難を引き起こすきっかけになりかねません。「遭難あるある」に気を配りながら、下山しましょう。