「iPhoneを探す」の使用方法
では、実際にパソコンを使って、iPhoneを探してみましょう。
インターネットに接続できるパソコンから【iCloud.com】にログインすると、写真のページがでてきます。
自分のApple IDを入力して、ログインします。
この画面になったら、「iPhoneを探す」のアプリを選択します。
ここもパスワードを入力してサインインします。
この画面になったら、画面上部の『すべてのデバイス』を選択し、探したいiPhoneを選びます。
写真のように、探したいiPhoneの位置が表示され、それが何分前の情報なのかまで確認できます。
■注意点
・事前に位置情報のファミリー共有設定をしておく必要がある
・パスワードは個人情報のため、取り扱いに注意する
・登山に行く前に「iPhoneを探す」の設定をオンにする
しかし、「iPhoneを探す」は”ベスト”な対策ではない
「iPhoneを探す」という機能はとても便利ですが、登山の遭難対策としては、あくまでも「何もしないよりはやっておいたほうが良い!」というものです。
今回、実例として紹介したようなケースもありますが、これは応用的な使い方です。本来は「なくしてしまったiPhoneを見つけるための機能」です。圏外や電池が切れてしまっている状態などでは、有効に使うことは困難なので、この機能でOK!とは思わないようにしてください。
安全対策のためには、やはり登山用のアプリやサービスを活用することをおすすめします。
GPS地図アプリを使って迷わないようにしよう
先ほど紹介した「iPhoneを探す」を使用する場面は、あくまでも何かが起きてしまったあとです。そもそも、道に迷ったりせずに下山できることが一番良いですよね?
GPS機能があれば簡単に自分の位置もわかりますし、地図が表示されるので、これから進むべき道もわかります。
■GPS地図アプリは現代の登山の常識!
発見率100%(※)の会員捜索サービス『ココヘリ』
万が一遭難してしまった時のために、「ココヘリ」に入会しておきましょう。ココヘリとは捜索依頼があった場合に、遭難者が持っている”発信機(ココヘリ会員証)”を利用して、遭難者を見つけるサービスです。
(※)2018年のGW以降だけでも、4件中4件の発見実績です。(2018年9月6日時点)
■ココヘリに関しては詳しくはこちらも記事をチェックしよう
紙の地図も忘れずに
スマホの地図に合わせて持っていたいものが、紙の地図。登山の計画を立てる時や、悪天候のため道を変更するような時は、全体が見えやすい紙地図が便利です。うまく使い分けましょう。
安全対策は登山者のマナー!
登山において荷物はできるだけ少なくしたいもの。でも、スマホって必ずと言っていいほど持って登りますよね。せっかくだから、スマホの機能やアプリを登山に役立ててみてください。
使ってみると、便利なことがたくさんあります。ぜひスマホを活用して、安全に登山を楽しみましょう!
(制作協力:山岳遭難捜索チーム LiSS)