今年最後の登山におすすめ! 日帰りで行ける標高1,700m以上の山6座

2018/11/28 更新

今年も残すところあとわずか。登り納めの山行計画を立てる時期になりました。とはいえ、雪山となっている地域も多く、山選びが大変。できれば標高の高い山がいいけれど、足元は軽アイゼン程度で登れる山がいいな~と考える人も多いようです。そこで今回は、積雪が少ない2,000m級の山をピックアップ。日帰り&軽アイゼンで楽しめる6座をご紹介します。冬ならではの気持ちのよい景色を眺めて、2018年を締めくくりましょう!


アイキャッチ画像出典:PIXTA(瑞牆山山頂からの眺望)

2018年の登り納めはどこの山に行く?

12月暦
出典:PIXTA
今年も残すところあと1ヵ月ほど。登り納めの山行はお決まりですか? 人気の日本アルプスをはじめ標高の高い山々はすっかり雪山なので、12月は山選びが難しい時期。そして、なにかと忙しい「師走」とあって、山へ行く時間がなかなかとれないという人もいるかもしれません。

しかし、空気が澄んだ冬だからこそ、美しく気持ちの良い景色を楽しめることが多いもの。山に行かないのはもったいないかも!?

Man with raised up arms near the river
出典:PIXTA
そこで今回は、 「がっつり登山で2018年の登り納めをしたい!でも本格的な雪山は無理…」 そんなあなたへ、ある程度の標高がありつつ、軽アイゼン&日帰りで行ける山をご紹介します。

日帰りで行ける! 登り納めにおすすめの標高1,700m以上の山6座

金峰山山頂と五丈岩を望む
出典:PIXTA(金峰山山頂と五丈岩を望む)
おすすめするのは、関東周辺の日帰りで登れる標高1,700m以上の山6座(標高順)。いずれも富士山が見られる展望抜群の山ですが、軽アイゼンの携行や防寒対策など、状況に合わせた装備選びが欠かせません。出かける前には市区町村のHPや登山の記録を共有できるコミュニティサイト「ヤマレコ」などで直近の山行記録を確認して、凍結や積雪状況をしっかりと把握しておきましょう(昨年12月は上旬に降雪あり)。

【1】両神山(1,723m)

両神山/customX(2017年12月10日、山頂から望む八ヶ岳) 日本百名山の一つ両神山は、ノコギリ状の岩綾と彩り豊かな花々が特徴。秩父山地に属する山は、古くからの山岳信仰の地としても名高く、スリリングな鎖場もあることから登山者に人気です。12月は雪混じりの道となり、沢の水が凍ることもある山は、両神神社や狛犬の石像など日本的な風景が見どころ。山頂から広がる雪化粧の八ヶ岳や北アルプス、富士山の展望も魅力です。

両神山/HiroU(2017年12月10日) 両神山のコースには岩場や鎖場もあり、積雪や凍結時は滑りやすくなるので注意が必要。急登の鎖場や幅の狭い登山道、凍結で足場が堅くなっているところを歩行する際は慎重に進みましょう。

▼両神山の日帰りコースを詳しくみる

【2】鷹ノ巣山(1,736m)

鷹ノ巣山
出典:PIXTA(鷹ノ巣山登山道から望む富士山)
東京都にある鷹ノ巣山は、日帰り登山から雲取山を目指す石尾根縦走までが楽しめる山。東日原から稲村岩尾根を通過するコースは「奥多摩最三大急登」として有名です。12月頃から樹林帯に雪が積もりだし、山頂からは雄大な富士山の姿や丹沢山地の情景を眺めることができます。

鷹ノ巣山/Yippei(2017年12月9日) 鷹ノ巣山の登山道は幅が狭く、落ち葉で埋めつくされいてる箇所もあるため、凍結時は足場の状況をよく確認することが大切です。積雪のある斜面では状況に合わせて、軽アイゼンを装着するようにしましょう。

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【3】乾徳山(2,031m)

乾徳山/kimichin2 (乾徳山山頂、2017年12月30日) 山梨県に位置し、奥秩父山域に属する乾徳山は、かつて臨済宗の僧侶 “夢窓疎石 “が修行した地として伝承も残る山。座禅石や髭剃岩などの奇岩が見どころで、月見岩は絶好のフォトスポットとなっています。山頂は、富士山をはじめ南アルプス、奥秩父の山々が望める大展望。草木も冬の様相に姿を変える12月は、岩場や登山道にも氷が目立ちはじめます。

乾徳山/holy27(2017年12月8日) カミナリ岩や山頂直下の鳳岩は鎖場となっているため、12月は特に注意したいエリア。凍結して摩擦が効かない場合は、軽アイゼンを装着して登っていきましょう。鳳岩の鎖場に自信のない人は、巻き道を利用できます。

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【4】大菩薩嶺(2,057m)

大菩薩嶺/sato-ciel (2017年12月29日)
山梨県北東部にある大菩薩嶺は、日本百名山の一つで、しなやかな稜線と登山道からの見晴らしの良さが魅力。山頂からの展望こそありませんが、大菩薩峠からのルート中には、富士山や南アルプス、乗鞍岳だけが望めるため、関東周辺の登山者にも人気があります。12月は枯葉が多く寒さも厳しくなりますが、樹林帯から吹く冷たい風を感じながらの登山も悪くありません。

大菩薩嶺/Yasumin(親不知ノ頭から望む富士山、2017年12月10日) 大菩薩嶺の登山道は、道幅も広くて歩きやすいですが、凍結した日陰箇所には要注意。山荘前や轍跡などは特に滑りやすくなっているため、転倒に注意して歩きましょう。

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【5】瑞牆山(2,230m)

瑞牆山/toshimizu7566(山頂から望む八ヶ岳、2017年12月2日) 瑞牆山は、奥秩父山脈の一角を成す花崗岩帯の岩山。大きな岩があちこちに転がっており、独特な形状をした大ヤスリ岩や亀裂の入った桃太郎岩などの奇岩はコース中の見どころです。展望の良い山頂は、富士山や八ヶ岳がきれいに見え、南アルプスまでが望める360度パノラマ。12月を迎えると岩場や路面も凍結するようになり、山中には氷と岩の幻想的な風景が広がります。

瑞牆山/montedio(瑞牆山山頂、2017年12月15日) 巨岩ひしめく瑞牆山は、山頂も岩場地帯であるため、積雪や凍結時は滑落に注意。登山道の岩場も氷で覆われ、山頂直下がアイスバーンとなっていることも珍しくありません。

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【6】金峰山(2,599m)

金峰山/mamichi117 (金峰山山頂から望む富士山、2017年12月2日) 日本百名山にも名を連ねる金峰山は、山梨県と長野県の境にあり、奥秩父の主脈に位置する山。なだらかな稜線に風格を兼ね備えた姿が特徴的です。山頂にある岩が積み重なった五丈石は見どころの一つ。富士山や北・南アルプス、八ヶ岳などの山々も一望することができます。12月には雪や氷が登山道に入り混じり、複雑なコンディションをつくり上げるため、軽アイゼンが必須の山です。

金峰山/montedio(金峰山山頂、2017年12月15日) 金峰山は積雪期になると、大日小屋や大日岩付近の鎖場も凍結することがあります。樹林帯エリアや岩場が多い山頂の五丈岩周辺も転倒や滑落の危険があるため、十分に注意しましょう。

▼金峰山の日帰りコースをもっと詳しくみる

『秀麗富嶽十二景』の山もおすすめ!

小金沢山
出典:PIXTA(小金沢山から望む富士山)
富士山の景観が素晴らしい山として選定されている『秀麗富嶽十二景』。その中にも日帰り可能な2,000m級の山があるので、ぜひチェックしてみてください。

▼秀麗富嶽十二景の山をもっと詳しくみる

まだ間に合う! 冬の日帰り登山で今年を締めくくろう!!

冬の大菩薩嶺から見る富士山
出典:PIXTA(冬の大菩薩嶺から望む富士山)
冬は山選びに迷ってしまう時期ですが、関東周辺には12月になっても登れる2,000m級の名山が揃っています。北アルプスや南アルプスなどの高所は雪山になってしまい無理だとしても、ご紹介した山々で富士山の景色や本格登山を十分に堪能することが可能です。さっそく軽アイゼンを用意して、冬の景色や空気を味わう、今年最後の登山に出かけましょう!

▼冬の登山を楽しもう!

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松崎 清央

Webライター・自然体験指導者。新潟在住。市役所を退職後、アウトドア専門学校に入学し、登山、キャンプ、カヤック、自然ガイド、農業などを経験。自然を仕事にする生き方を選ぶ。【得意分野】子ども体験活動の企画・運営、青少年教育・野外教育、人前で話すこと。現在フリーランス。

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