2018年の登り納めはどこの山に行く?
今年も残すところあと1ヵ月ほど。登り納めの山行はお決まりですか? 人気の日本アルプスをはじめ標高の高い山々はすっかり雪山なので、12月は山選びが難しい時期。そして、なにかと忙しい「師走」とあって、山へ行く時間がなかなかとれないという人もいるかもしれません。
しかし、空気が澄んだ冬だからこそ、美しく気持ちの良い景色を楽しめることが多いもの。山に行かないのはもったいないかも!?
そこで今回は、 「がっつり登山で2018年の登り納めをしたい!でも本格的な雪山は無理…」 そんなあなたへ、ある程度の標高がありつつ、軽アイゼン&日帰りで行ける山をご紹介します。
日帰りで行ける! 登り納めにおすすめの標高1,700m以上の山6座
おすすめするのは、関東周辺の日帰りで登れる標高1,700m以上の山6座(標高順)。いずれも富士山が見られる展望抜群の山ですが、軽アイゼンの携行や防寒対策など、状況に合わせた装備選びが欠かせません。出かける前には市区町村のHPや登山の記録を共有できるコミュニティサイト「ヤマレコ」などで直近の山行記録を確認して、凍結や積雪状況をしっかりと把握しておきましょう(昨年12月は上旬に降雪あり)。
【1】両神山(1,723m)
日本百名山の一つ両神山は、ノコギリ状の岩綾と彩り豊かな花々が特徴。秩父山地に属する山は、古くからの山岳信仰の地としても名高く、スリリングな鎖場もあることから登山者に人気です。12月は雪混じりの道となり、沢の水が凍ることもある山は、両神神社や狛犬の石像など日本的な風景が見どころ。山頂から広がる雪化粧の八ヶ岳や北アルプス、富士山の展望も魅力です。
両神山のコースには岩場や鎖場もあり、積雪や凍結時は滑りやすくなるので注意が必要。急登の鎖場や幅の狭い登山道、凍結で足場が堅くなっているところを歩行する際は慎重に進みましょう。
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