【2】鷹ノ巣山(1,736m)
東京都にある鷹ノ巣山は、日帰り登山から雲取山を目指す石尾根縦走までが楽しめる山。東日原から稲村岩尾根を通過するコースは「奥多摩最三大急登」として有名です。12月頃から樹林帯に雪が積もりだし、山頂からは雄大な富士山の姿や丹沢山地の情景を眺めることができます。
鷹ノ巣山の登山道は幅が狭く、落ち葉で埋めつくされいてる箇所もあるため、凍結時は足場の状況をよく確認することが大切です。積雪のある斜面では状況に合わせて、軽アイゼンを装着するようにしましょう。
▼鷹ノ巣山の日帰りコースをもっと詳しくみる
【3】乾徳山(2,031m)
山梨県に位置し、奥秩父山域に属する乾徳山は、かつて臨済宗の僧侶 “夢窓疎石 “が修行した地として伝承も残る山。座禅石や髭剃岩などの奇岩が見どころで、月見岩は絶好のフォトスポットとなっています。山頂は、富士山をはじめ南アルプス、奥秩父の山々が望める大展望。草木も冬の様相に姿を変える12月は、岩場や登山道にも氷が目立ちはじめます。
カミナリ岩や山頂直下の鳳岩は鎖場となっているため、12月は特に注意したいエリア。凍結して摩擦が効かない場合は、軽アイゼンを装着して登っていきましょう。鳳岩の鎖場に自信のない人は、巻き道を利用できます。
▼乾徳山の日帰りコースをもっと詳しくみる
【4】大菩薩嶺(2,057m)

山梨県北東部にある大菩薩嶺は、日本百名山の一つで、しなやかな稜線と登山道からの見晴らしの良さが魅力。山頂からの展望こそありませんが、大菩薩峠からのルート中には、富士山や南アルプス、乗鞍岳だけが望めるため、関東周辺の登山者にも人気があります。12月は枯葉が多く寒さも厳しくなりますが、樹林帯から吹く冷たい風を感じながらの登山も悪くありません。
大菩薩嶺の登山道は、道幅も広くて歩きやすいですが、凍結した日陰箇所には要注意。山荘前や轍跡などは特に滑りやすくなっているため、転倒に注意して歩きましょう。
▼大菩薩嶺の日帰りコースをもっと詳しくみる