【5】瑞牆山(2,230m)
瑞牆山は、奥秩父山脈の一角を成す花崗岩帯の岩山。大きな岩があちこちに転がっており、独特な形状をした大ヤスリ岩や亀裂の入った桃太郎岩などの奇岩はコース中の見どころです。展望の良い山頂は、富士山や八ヶ岳がきれいに見え、南アルプスまでが望める360度パノラマ。12月を迎えると岩場や路面も凍結するようになり、山中には氷と岩の幻想的な風景が広がります。
巨岩ひしめく瑞牆山は、山頂も岩場地帯であるため、積雪や凍結時は滑落に注意。登山道の岩場も氷で覆われ、山頂直下がアイスバーンとなっていることも珍しくありません。
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【6】金峰山(2,599m)
日本百名山にも名を連ねる金峰山は、山梨県と長野県の境にあり、奥秩父の主脈に位置する山。なだらかな稜線に風格を兼ね備えた姿が特徴的です。山頂にある岩が積み重なった五丈石は見どころの一つ。富士山や北・南アルプス、八ヶ岳などの山々も一望することができます。12月には雪や氷が登山道に入り混じり、複雑なコンディションをつくり上げるため、軽アイゼンが必須の山です。
金峰山は積雪期になると、大日小屋や大日岩付近の鎖場も凍結することがあります。樹林帯エリアや岩場が多い山頂の五丈岩周辺も転倒や滑落の危険があるため、十分に注意しましょう。
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『秀麗富嶽十二景』の山もおすすめ!

富士山の景観が素晴らしい山として選定されている『秀麗富嶽十二景』。その中にも日帰り可能な2,000m級の山があるので、ぜひチェックしてみてください。
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まだ間に合う! 冬の日帰り登山で今年を締めくくろう!!
冬は山選びに迷ってしまう時期ですが、関東周辺には12月になっても登れる2,000m級の名山が揃っています。北アルプスや南アルプスなどの高所は雪山になってしまい無理だとしても、ご紹介した山々で富士山の景色や本格登山を十分に堪能することが可能です。さっそく軽アイゼンを用意して、冬の景色や空気を味わう、今年最後の登山に出かけましょう!
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