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金峰山

金峰山|日帰りでも登りごたえ抜群!初級者も挑戦できるシャクナゲと岩峰の日本百名山

山梨と長野のあいだにある「金峰山」は、山頂の五丈岩(五丈石)の佇まいが特徴的。日本百名山、花の百名山などにも選ばれる名峰ですが、初級者でも登頂できる登山コースから、中級者向けの岩場の稜線歩きなど、レベルに応じて楽しむことができます。今回は登山ルートやアクセス情報、立ち寄り温泉なども併せて紹介します。

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目次

アイキャッチ画像出典:PIXTA

奥秩父の盟主「金峰山」とは?

金峰山
出典:PIXTA
標高所在地最高気温
(6月-8月)
最低気温
(6月-8月)
2599m山梨県甲府市、長野県川上村18℃3.5℃

参考:ヤマレコ

奥秩父の主脈に位置し、堂々とした山容を誇る「金峰山(きんぷさん)」。長野県では「きんぽうさん」と呼ばれることもあります。日本百名山をはじめとして、新日本百名山、花の百名山、山梨百名山にも選ばれるなど、名実ともに「奥秩父の盟主」の山です。

古くからの信仰の山

金櫻神社
出典:PIXTA

修験道の開祖である役小角(えんのおづぬ)が、奈良県吉野の金峰山から蔵王権現を勧請したことに始まる信仰の山として、古くから畏敬の念を集めています。金峰山をご神体とする山麓の金櫻神社は、パワースポットとして、多くの参拝者が訪れます。

金峰山の天気と地図をチェック

気象状況によって装備も変わってきます。また、麓と山頂付近の気象状況も大きく変わる場合も。事前に天気を調べてから登りましょう!
合わせて自分が登るルートについては、地図も用意して詳しく調べてくださいね。

金峰山のふもと(山梨市)の10日間天気

日付 04月13日
(月)
04月14日
(火)
04月15日
(水)
04月16日
(木)
04月17日
(金)
04月18日
04月19日
04月20日
(月)
04月21日
(火)
04月22日
(水)
天気 曇のち晴
曇のち晴
晴のち曇
晴のち曇
曇一時雨
曇一時雨
曇時々雨
曇時々雨
晴のち曇
晴のち曇
晴時々曇
晴時々曇
晴
晴
晴
晴のち曇
晴のち曇
気温
(℃)
24
9
25
10
21
12
24
12
23
8
22
9
27
9
27
11
28
11
24
11
降水
確率
20 30 80 70 20 40 10 10 10 30

金峰山の登山指数

日付 04月14日
(火)
04月15日
(水)
04月16日
(木)
04月17日
(金)
04月18日
登山
指数
A C C A A
登山指数の留意点

登山をするための快適さを、山頂や山麓の気象条件から、気象学的知見を用いて登山指数A~Cで表現をしています。降水量、風速、雲量などを総合的に考慮し、気象条件を独自計算したものです。
ただし、以下のリスクは含まれておりません。

  • 雷の発生の可能性
  • 前日の天気による道のぬかるみ
  • 局地的大雨
  • 土砂災害の発生の可能性
  • 雪崩の発生の可能性
  • 噴火の可能性
  • 積雪の有無
  • 濃霧
  • 低温または高温
  • 虫やヒルなどの発生状況

山の天気は大きく変わりやすいため、登山指数はあくまで目安としてご利用頂き、最新の気象データや天気図、各登山道情報をご確認ください。
なお、本情報に基づいた行為において発生したいかなる人物の負傷・死亡、所有物の損失・損害に対する全ての求償の責は負いかねます。ご了承下さい。

金峰山周辺の山と高原地図

金峰山の見どころや魅力は?

日本百名山である金峰山は、見どころもいっぱい。その中から登山でこそ味わいたいポイントをいくつか紹介します。

金峰山のシンボル「五丈岩」

五丈岩
出典:PIXTA(五丈石:高さ約15m)

山頂には、ひと際目を引く「五丈岩(五丈石)」がそびえます。古くは「御像岩」と呼ばれ、ヤマトタケルが東征の際、金峰山を霊山と感じ、岩の下に社殿を建てたと伝えられている由緒ある巨岩で、迫力ある姿に圧倒されます。遠くからも見ることができるので、登山時の目印にもなります。

登山者の方へのお願い
この五丈岩は神霊の宿る岩として厚く信仰されてきました。金櫻神社の境内地にあり、金峰山信仰において多くの方々から大切にされている場所です。
岩に登ったり、落書きをしたりしないようにしましょう。

360度ビュー、絶景の山頂

金峰山山頂
出典:PIXTA

金峰山山頂は、遮るもののない360度ビューの絶景が楽しめます。瑞牆山へ続く稜線をはじめ、天候が良ければ、南アルプスの山々、遠く富士山まで望むことができます。

登山道を彩るシャクナゲ

キバナシャクナゲの花
出典:PIXTA(キバナシャクナゲの花)

金峰山は、シャクナゲで「花の百名山」に選ばれています。6月初旬~6月中旬、登山道沿いにたくさんのアズマシャクナゲがかわいらしいピンク色の花を咲かせます。山頂には珍しい薄い黄の花を咲かせるキバナシャクナゲも見ることができ、登山者を楽しませます。

次からは、見どころいっぱいの金峰山を楽しめる登山コースを紹介します。

①大弛峠コース|初心者におすすめ!稜線歩きが楽しい最短コース

北奥千丈岳より望む金峰山と朝日岳
出典:PIXTA(北奥千丈岳より望む金峰山と朝日岳)
合計距離: 8.14 km
最高点の標高: 2572 m
最低点の標高: 2356 m
累積標高(上り): 631 m
累積標高(下り): -631 m

体力レベル: ★★☆☆☆

【日帰り】コースタイム:4時間30分

参考: ヤマプラ

技術的難易度: ★★☆☆☆

・登山装備が必要
・登山経験、地図読み能力があることが望ましい

凡例:グレーディング表

コース概要

大弛峠(60分)→朝日岳(90分)→金峰山(60分)→朝日岳(60分)→大弛峠

金峰山登山コースの中では、最短で標高差が少ないコース。スタート地点は標高2,365mの大弛峠、山頂との標高差は217m、累積標高にして400m程度。気軽に稜線歩きが楽しみたい人、百名山ハンターや登山初級者にもおすすめのコースです。

登山口|大弛峠をスタート

大弛峠
出典:PIXTA(大弛峠)

大弛峠(おおだるみとうげ)からスタート。ここはクルマで到達できる峠の最高地点。15分ほど歩くと、展望地「夢の庭園」があり、国師ヶ岳の登山口でもあるので、多くのクルマが駐車されています。

針葉樹林帯の登り
出典:PIXTA(針葉樹林帯)

しばらくは針葉樹林帯の登りですが、朝日峠を越え大ナギに出ると展望が開ける稜線歩きになります。

大ナギ

展望が広がり、振り返ると、大弛峠の向こうの国師ヶ岳が見えます。

大ナギで富士山を眺望

大ナギ
出典:PIXTA(大ナギからの眺望)

朝日峠から朝日岳へ至るガレ場が「大ナギ」。ここからは南側の展望が良く開けているので、天候が良ければ南アルプスや富士山が遠望できるので、一息入れましょう。

出典:PIXTA(朝日岳)

大ナギを過ぎ、朝日岳からは、目指す金峰山が良く見えます。

爽快な金峰山へ至る稜線歩き

金峰山の稜線
出典:PIXTA(金峰山の稜線)

朝日岳を過ぎ、再び樹林帯歩きになりますが、傾斜が増したところで金峰山山頂へ至る稜線へ出ます。そこから、山頂までは爽快な稜線歩き。手前に瑞牆山、向こうに八ヶ岳、南アルプスなどを眺望しながら稜線歩きを楽しみましょう。

金峰山山頂に到着

金峰山山頂
出典:PIXTA(金峰山山頂)

朝日岳から90分で山頂に到着です。金峰山山頂と五丈岩の間の鞍部は絶景の休憩地になっているので、休憩しながら絶景を楽しめます。
360度ビューをじっくりと堪能したら、下山は往路を戻ります。

②千代ノ吹上コース|金峰山を堪能する岩稜絶景コース

鷹見岩から見る秋色の金峰山と大日岩
出典:PIXTA(鷹見岩から見る秋色の金峰山と大日岩)
合計距離: 10.86 km
最高点の標高: 2568 m
最低点の標高: 1525 m
累積標高(上り): 1501 m
累積標高(下り): -1501 m

体力レベル: ★★★☆☆

【日帰り】コースタイム:7時間15分

参考: ヤマプラ

技術的難易度: ★★★☆☆

・ハシゴ、くさり場を通過できる身体能力が必要
・地図読み能力が必要

凡例:グレーディング表

コース概要

瑞牆山荘(50分)→富士見平小屋(60分)→大日小屋(30分)→大日岩(90分)→千代ノ吹上(20分)→金峰山(15分)→千代ノ吹上(65分)→大日岩(20分)→大日小屋(45分)→富士見平小屋(40分)→瑞牆山荘

瑞牆山への登山口でもある瑞牆山荘から、金峰山へ登るコース。登山口へのアクセスが良く、一般的によく使われます。途中、砂払ノ頭~千代ノ吹上間は、山梨県側は切れ落ちた断崖に。道幅は広いですがすれ違い時は注意すること。また、途中には鎖場などがあるので、慎重に登りましょう。

登山口|瑞牆山荘を出発

瑞牆山荘
出典:PIXTA(瑞牆山荘登山口)

瑞牆山荘正面の登山口からスタート。瑞牆山の登山口でもあるので、登山者が多い登山口です。

富士見平小屋への登山道
出典:PIXTA(富士見平小屋への登山道)

初夏は新緑、秋は紅葉が楽しめる、気持ちのいい広葉樹林帯の中を歩いて行くと、50分程度で、富士見平小屋へ到着。

富士見平小屋
出典:PIXTA

富士見平小屋に到着。ここは瑞牆山への分岐にもなっていますので、間違えないように、金峰山方面に進みます。

大日小屋から大日岩へ

大日小屋
出典:PIXTA(大日小屋)

針葉樹林帯をしばらく登り、大日小屋を通過します。大日小屋から急登がはじまり、岩や倒木を越えながらやや険しい道を登ります。

大日岩
出典:PIXTA(大日岩)

大日岩手前の一枚岩は、ロープや鎖が張られ、凍結時は滑りやすいので注意しましょう。

眺望が良い大日岩で休憩

大日岩
出典:PIXTA(大日岩)

登山口から約2時間20分。登山コースの中間点、大きな岩山の「大日岩」へ到着。大日岩に少し登りあがると、目指す金峰山のほか、瑞牆山や八ヶ岳連峰が良く見えます。岩の下は休憩に適した平坦地なので、休憩に最適です。
この先は、岩がゴツゴツとした尾根道を歩いて行きます。

断崖絶壁の千代ノ吹上

千代ノ吹上
出典:PIXTA(砂払ノ頭付近から見た金峰山と千代ノ吹上)

大日岩から約1時間30分。砂払ノ頭から千代ノ吹上付近は、右側(山梨県側)が断崖になっている迫力の景色が望めます。見た目はちょっと怖いですが、道幅は十分。しかし、悪天候時は道がわかりにくくなるので注意しましょう。
目指す金峰山はあと少し、遠くに山頂のシンボル「五丈石」が見えます。

千代ノ吹上伝説

ちょっと変わった地名の「千代ノ吹上」。これには、おもしろい伝説が関わっています。
昔、麓に住んでいた大工の妻の名が「千代」。女人禁制であった金峰山に、夫婦で登山してしまい、妻の千代が、この断崖から滑落してしまいました。夫は、神の祟りと恐れ、山頂の祠で妻の罪が許されるように7日間断食し祈り続けると、なんと、谷底から千代が吹き上げられ戻ってきました。
その後、この場所を「千代ノ吹上」と呼ぶようになったそうです。

ハイマツ帯の稜線歩き

金峰山稜瀬
出典:PIXTA(金峰山稜瀬)

千代ノ吹上から、金峰山までは遮るもののない、ハイマツ帯の稜線歩き。周りの眺望と、さわやかな風を受けながら、山頂へ一歩一歩登っていきます。

金峰山山頂到着

金峰山山頂
出典:PIXTA

千代ノ吹上から20分で山頂へ到着。下山は往路を戻ります。

③廻り目平コース|アズマシャクナゲが咲く樹林帯の登山道

合計距離: 12.41 km
最高点の標高: 2568 m
最低点の標高: 1570 m
累積標高(上り): 1452 m
累積標高(下り): -1452 m

体力レベル: ★★★☆☆

【日帰り】コースタイム:6時間

参考: ヤマプラ

技術的難易度: ★★☆☆☆

・登山装備が必要
・登山経験、地図読み能力があることが望ましい

凡例:グレーディング表

コース概要

金峰山荘(80分)→中ノ沢出合(110分)→金峰山小屋(20分)→金峰山(15分)→金峰山小屋(75分)→中ノ沢出合(60分)→金峰山荘

先に紹介した2コースは、稜線歩きを楽しむコースでしたが、こちらは、ほとんどが樹林帯のコース。金峰山小屋まで展望はありませんが、夏など陽ざしを避けたいときにおすすめです。途中、崩落などで荒れた場所もあるので道標やテープなどの目印を確認して歩きましょう。

登山口|金峰山荘(廻り目平キャンプ場)をスタート

廻り目平
出典:PIXTA(廻り目平キャンプ場)

登山口の金峰山荘(廻り目平キャンプ場)をスタート。コースの前半は林道歩き、のんびりと行きましょう。

林道終点本格的な登山道へ

林道
出典:PIXTA(林道)

登山口から約1時間程度で、林道終点です。ここから本格的な登山道がスタートします。

アズマシャクナゲの登山道を登る

シャクナゲ
出典:PIXTA(アズマシャクナゲ)

コースは全体的に、樹林帯ですが、6月はアズマシャクナゲが埋め尽くす群生地になります。

金峰山小屋まで、鬱蒼とした樹林帯が続きますが、道標をしっかり確認して登っていきます。

金峰山小屋に到着

金峰山小屋
提供:ヤマレコ/yoshi-nobu

樹林帯の中、どんどん高度を上げていくと、少しずつ展望が開けてき行き、金峰山小屋へ到着。ここからは展望がいい尾根道歩きになります。

金峰山山頂へ

金峰山山頂
出典:PIXTA(金峰山山頂)

金峰山小屋から20分で山頂へ。前方に瑞牆山、眼下に通過した金峰山小屋が見えます。
下山は往路を戻ります。

1泊2日あれば、瑞牆山との2山登頂も!

瑞牆山
出典:PIXTA

②の瑞牆山荘から登ると「富士見平小屋」があります。実はここを宿泊拠点にすれば、瑞牆山と金峰山という日本百名山を2つ登ることも可能。

2日連続で登山をする体力があれば、ぜひとも挑戦してみてくださいね。

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