目次
奥秩父の盟主「金峰山」とは?

標高 | 所在地 | 最高気温 (6月-8月) | 最低気温 (6月-8月) |
2599m | 山梨県甲府市、長野県川上村 | 18℃ | 3.5℃ |
古くからの信仰の山

地図は必ず携帯しよう!
金峰山登山する際、地図は必ず携帯しましょう。コースタイムなどが見やすい登山地図がおすすめです。登山する前は天気もチェック
金峰山登山する前は、必ず天気をチェックしましょう。てんきとくらす|金峰山
金峰山の見どころや魅力は?
日本百名山である金峰山は、見どころもいっぱい。その中から登山でこそ味わいたいポイントをいくつか紹介します。金峰山のシンボル「五丈石」

360度ビュー、絶景の山頂

登山道を彩るシャクナゲ

次からは、見どころいっぱいの金峰山を楽しめる登山コースを紹介します。
①大弛峠コース|初心者におすすめ!稜線歩きが楽しい最短コース

合計距離: 8.14 km
最高点の標高: 2572 m
最低点の標高: 2356 m
累積標高(上り): 631 m
累積標高(下り): -631 m
最高点の標高: 2572 m
最低点の標高: 2356 m
累積標高(上り): 631 m
累積標高(下り): -631 m
- 【体力レベル】★★☆☆☆
- 日帰り
- コースタイム:4時間30分
- 【技術的難易度】★★☆☆☆
- ・登山装備が必要
・登山経験、地図読み能力があることが望ましい
ルート概要(往復)
大弛峠(60分)→朝日岳(90分)→金峰山(60分)→朝日岳(60分)→大弛峠
金峰山登山コースの中では、最短で標高差が少ないコース。スタート地点は標高2,365mの大弛峠、山頂との標高差は217m、累積標高にして400m程度。気軽に稜線歩きが楽しみたい人、百名山ハンターや登山初級者にもおすすめのコースです。登山口|大弛峠をスタート



展望が広がり、振り返ると、大弛峠の向こうの国師ヶ岳が見えます。
大ナギで富士山を眺望


爽快な金峰山へ至る稜線歩き

金峰山山頂に到着

360度ビューをじっくりと堪能したら、下山は往路を戻ります。
②千代ノ吹上コース|金峰山を堪能する岩稜絶景コース

合計距離: 10.86 km
最高点の標高: 2568 m
最低点の標高: 1525 m
累積標高(上り): 1501 m
累積標高(下り): -1501 m
最高点の標高: 2568 m
最低点の標高: 1525 m
累積標高(上り): 1501 m
累積標高(下り): -1501 m
- 【体力レベル】★★★☆☆
- 日帰り
- コースタイム:7時間15分
- 【技術的難易度】★★★☆☆
- ・ハシゴ、くさり場を通過できる身体能力が必要
・地図読み能力が必要
ルート概要(往復)
瑞牆山荘(50分)→富士見平小屋(60分)→大日小屋(30分)→大日岩(90分)→千代ノ吹上(20分)→金峰山(15分)→千代ノ吹上(65分)→大日岩(20分)→大日小屋(45分)→富士見平小屋(40分)→瑞牆山荘
瑞牆山への登山口でもある瑞牆山荘から、金峰山へ登るコース。登山口へのアクセスが良く、一般的によく使われます。途中、砂払ノ頭~千代ノ吹上間は、山梨県側は切れ落ちた断崖に。道幅は広いですがすれ違い時は注意すること。また、途中には鎖場などがあるので、慎重に登りましょう。登山口|瑞牆山荘を出発



大日小屋から大日岩へ


眺望が良い大日岩で休憩

この先は、岩がゴツゴツとした尾根道を歩いて行きます。
断崖絶壁の千代ノ吹上

目指す金峰山はあと少し、遠くに山頂のシンボル「五丈石」が見えます。
■千代ノ吹上伝説
ちょっと変わった地名の「千代ノ吹上」。これには、おもしろい伝説が関わっています。
昔、麓に住んでいた大工の妻の名が「千代」。女人禁制であった金峰山に、夫婦で登山してしまい、妻の千代が、この断崖から滑落してしまいました。夫は、神の祟りと恐れ、山頂の祠で妻の罪が許されるように7日間断食し祈り続けると、なんと、谷底から千代が吹き上げられ戻ってきました。
その後、この場所を「千代ノ吹上」と呼ぶようになったそうです。
ハイマツ帯の稜線歩き

金峰山山頂到着

③廻り目平コース|アズマシャクナゲが咲く樹林帯の登山道
合計距離: 12.41 km
最高点の標高: 2568 m
最低点の標高: 1570 m
累積標高(上り): 1452 m
累積標高(下り): -1452 m
最高点の標高: 2568 m
最低点の標高: 1570 m
累積標高(上り): 1452 m
累積標高(下り): -1452 m
- 【体力レベル】★★★☆☆
- 日帰り
- コースタイム:6時間
- 【技術的難易度】★★☆☆☆
- ・登山装備が必要
・登山経験、地図読み能力があることが望ましい
ルート概要(往復)
金峰山荘(80分)→中ノ沢出合(110分)→金峰山小屋(20分)→金峰山(15分)→金峰山小屋(75分)→中ノ沢出合(60分)→金峰山荘
先に紹介した2コースは、稜線歩きを楽しむコースでしたが、こちらは、ほとんどが樹林帯のコース。金峰山小屋まで展望はありませんが、夏など陽ざしを避けたいときにおすすめです。途中、崩落などで荒れた場所もあるので道標やテープなどの目印を確認して歩きましょう。登山口|金峰山荘(廻り目平キャンプ場)をスタート

林道終点本格的な登山道へ

アズマシャクナゲの登山道を登る

金峰山小屋まで、鬱蒼とした樹林帯が続きますが、道標をしっかり確認して登っていきます。
金峰山小屋に到着

金峰山山頂へ

下山は往路を戻ります。
1泊2日あれば、瑞牆山との2山登頂も!

②の瑞牆山荘から登ると「富士見平小屋」があります。実はここを宿泊拠点にすれば、瑞牆山と金峰山という日本百名山を2つ登ることも可能。
2日連続で登山をする体力があれば、ぜひとも挑戦してみてくださいね。
金峰山登山口へのアクセス
①大弛峠コース|大弛峠
【クルマの場合】中央自動車道「勝沼」IC→フルーツライン と クリスタルライン、県道219号経由で、約1時間44分
【公共交通の場合】
JR中央本線「塩山」駅→栄和交通バス(ツアー)乗車、「大弛峠」バス停下車
※要予約、6月〜11月の土日祝運行
栄和交通|路線バス
②千代ノ吹上コース|瑞牆山荘
【クルマの場合】中央自動車道「須玉」IC→増富ラジウムライン、県道621号を経由し、約37分。
【公共交通利用の場合】
JR中央本線「韮崎」駅→山梨峡北交通「韮崎瑞牆線」バス乗車→「みずがき山荘」バス停下車 約1時間12分
山梨峡北交通|公式サイト
③廻り目平コース|金峰山荘(廻り目平キャンプ場)
【クルマの場合】中央自動車道「須玉」IC→国道141号経由 約1時間8分
【公共交通の場合】
JR小海線「信濃川上」駅→川上村営バスで「川端下」バス停下車。 約34分。→徒歩1時間10分。またはタクシー利用。
川上村|川上村営バス
金峰山荘(廻り目平キャンプ場)
周辺のおすすめスポット
金櫻神社|御神体は金峰山!

金櫻神社|公式サイト
夢の庭園|巨大な花崗岩の景勝地

増富の湯|4つの湯温から選べる源泉かけ流し

瑞牆山荘の登山口を利用する場合に、立ち寄り湯として人気の温泉。温度差が4つあるかけ流しの源泉から好きな温度を選んで入ることができます。施設には食堂も併設されており、山梨名物・ほうとうなどがいただけます。
増富の湯|公式サイト
金峰山で初心者からステップアップ!

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