もはやスマホは登山の必需品!
あなたは登山でスマホを使っていますか?
写真を撮影したり、登山用アプリを入れてGPSや地図として使えたりと、登山でもスマホは本当に便利ですよね。
今や日本の約71%がスマホを所有
2016年時点で日本の71.3%の世帯が、情報通信機器としてスマホを所有(※)していることがわかりました。 特に20代30代だと、92.1%がスマホを使っており、いかにスマホが浸透しているかがわかります。
この事実に比例して、山でもカメラやGPSとして使っている人を見かけることが増えました。
しかし、多くの人がスマホを持っているにもかかわらず、万が一の時にあなたの命を守るかもしれない機能については、あまり知られていません。実際に、この機能によって助かったケースがあるんです。
命を救ったのはスマホの”あの”機能だった…。
2018年9月、ある男性が埼玉県の山に登った際に、日没を迎え下山が困難になり、そこで一晩ビバークすることになりました。男性は、ビバークしている動画をスマホで撮影し、家族にその動画を送り1日遅れて下山することを伝えました。しかし次の日、下山中に道に迷い滑落。上腕と肩を骨折して、行動不能となってしまったのです。
幸いにも、下山できなくなった時に家族に連絡をしていたため、家族が警察に捜索依頼を出し、ヘリと地上隊で捜索。しかし、残念ながら見つからず民間捜索隊に相談が入りました。
事前情報から「スマホとモバイルバッテリーを持っていること」がわかったので、「スマホを探す」という機能を使い、家族に本人のスマホの位置情報を、調べてもらいました。
その結果、マップ上に「○時間前にオフライン」
この情報を元に、携帯がオフラインになった位置情報を警察へ提供。最終的に、スマホが示した場所より数十メートル離れた斜面で、滑落し