日本には、111もの活火山が!
日本は世界有数の火山大国で、活火山の数はなんと111もあります。その中には、登山対象となる山もたくさんあるので、火山と思わず登っていた山が、火山だったということも。
日本百名山の約1/3が火山
火山はいつ噴火するかわからない
先程もお伝えした、御嶽山と草津白根山の噴火は登山をする人にとって衝撃な出来事だったのではないでしょうか?
111もの活火山はすべて火山活動を観測・監視していますが、そのうち24時間体制で観測・監視しているのは50。それでも、急に噴火することもあるため、絶対に安心とは言えません。
自然の前では無力。だから事前に3つの準備が必要です!
災害が起きた時の対応と同じかそれ以上に、登山前の準備が命を守るためには必要です。まずは、火山に登る前にやるべき3つのことをご紹介します。
①自分の命を守るための装備品を用意する
火山に登るときには、噴火レベルが低くても、必ず持参したい装備品をご紹介します。大げさに感じるかもしれませんが、いざという時に自分の命を守るものなので、必ず準備しましょう。
▼火山に登る時は、必ず準備しよう
名前 | 理由 |
---|---|
スマートフォン(携帯) | 緊急時に救助の連絡などが取れる。透明のジッパー付きのビニール袋などに入れると、灰などから保護が可能。 |
モバイルバッテリー | スマートフォンが電池切れで使えなくならないように。 |
ヘルメット | 噴石から頭を守るため。事前にサイズを確認する。 |
防塵用マスク | 火山灰や火山ガスを直接吸い込まないように。 |
ゴーグル | 火山灰や塵から目を保護するため。 |
長袖(できればフード付き) | 熱や火山灰などから肌を守るためや、遭難時の体温維持。 |
長ズボン | 熱や火山灰などから肌を守るため。短パンの場合はタイツなどを履いて、素肌の露出はさける。 |
予備の飲料水や非常食 | 水分補給や栄養補給のために、余分に持っておきましょう。水であれば、肌の洗浄にも使用可能。 |
メガネ | コンタクトレンズの人は、コンタクトをしていると目を傷つけてしまうため。 |
▼上記以外にも、救急キットを持っていると安心です。
▼その他、登山に必要な持ち物はこちらをチェック
②入山前に火山情報を必ず確認する
天気.jpや気象庁などが火山に関する情報を発信しているので、その情報は必ずチェックしましょう。必要であれば、登山計画や日程の変更も考えなければなりません。
③必ず登山届を提出し、知り合いに共有する
災害が起きて救助してもらいたくても、登山届を出していないと入山しているかが分からず、救助の遅れにつながります。自分が入山していることを人に伝え、計画書は必ず提出しましょう。
計画書にはエスケープルートの記載も必要です。いざという時の避難場所を把握しておきましょう。
▼登山計画書作成と提出は自分の命綱になります
登山中、こんなことを感じたら危険かも
噴火時に命を守る8つの行動
次は、登山中に噴火が起きた時の対応を8つご紹介します。どうにもならないなんて思わずに、まずは読んでください!