【1】悪沢岳(静岡・長野)
前岳・中岳・悪沢岳(東岳)を合わせて荒川岳(荒川三山)と呼ばれていますが、その中で日本百名山に選ばれているのが悪沢岳(3,141m)。遠くからでもそれと分かる山容で、日本第6位の高さを誇ります。主なコースは椹島からのピストンで16時間半。バスの時間の都合もあり、1日9時間近くの歩行が可能な人であれば1泊2日、難しければ2泊3日の行程となります。
【苦労の先に待っているのは?】ライチョウにも会えるお花畑!
悪沢岳の一帯はカールがたくさんあり、高山植物が豊富。ライチョウの生息地にもなっています。広大なお花畑では10種類以上もの花が咲き乱れており、色とりどりの癒しの景色が広がります。お花畑の間を登山道が通っているところもあるので観察してみましょう。
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【2】赤石岳(静岡・長野)
山名の由来は赤石岳(3,120m)を流れる沢に、濡れると赤く発色する石があること。赤石山脈の盟主ともいわれる山で、南アルプスの王者の風格を持つどっしりとした山容をしています。山頂までは、椹島から1日9時間近くの歩行を含む1泊2日の行程。前述の悪沢岳と合わせて登るのが人気であり、その場合は2泊3日もしくは3泊4日必要です。
【苦労の先に待っているのは?】南アルプスの随一の展望!
山頂は360度に絶景が広がる絶好の展望スポット。富士山や八ヶ岳、北アルプスまでも見渡すことができます。赤石岳は山深い場所にあり、周りを赤石山脈の山々に囲まれているので、山頂に立つとまるで雄大な山に包まれているような感覚に。最も標高の高い一等三角点があることでも有名です。
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行くのが大変な山には、唯一無二の絶景が待っている!
行くのが大変な山を集めましたが、どの山も苦労の先にあるとっておきの景色を見たら「がんばって登って本当に良かった」と思わざるを得ないはず。山頂まで遠い分、山深い登山道なので、その道のりも思い出深くなることでしょう。次の連休は『一登入魂』、大きな達成感と登ったからこそ見ることができる絶景を味わってみませんか?
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