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登山の道迷いはなぜ起こる?原因と対策をしって山を楽しもう!(2ページ目)

まずは立ち止まる

道迷い

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むやみに歩いて体力を消耗しないために、まずは一度立ち止まりましょう。そして、深呼吸するなどして心を落ち着かせることが大事です。

食事をとる

道迷い

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食事をとることで体に必要なエネルギーが補給できるので、正しい道に戻るための体力を蓄えましょう。また、立ち止まって食事を取ることで不安な気持ちを緩和できます。

事前にしっかりと準備をしておきましょう

登山 準備

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事前に地図で緊急時の下山路を確認しておくことや、必要な持ち物を揃えておくことも大切。「食料は足りるかな?」「一晩過ごす道具はあるかな?」などの心配をしなくてすむので、不安な気持ちを減らすことができます。

▼登山に必要な持ち物を知りたい人はこちら

基本を抑え、柔軟な対応をしよう

道迷い

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食事や深呼吸で落ち着いたら、この後の行動を冷静に考えます。基本的には「わかる所まで来た道を戻る」や「見つかりやすいように上に登る」が原則です。しかし、あくまで原則なので状況を捉えて落ち着いて判断しましょう。

まずが自分がどこにいるのかを知る

道迷い コンパス

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まずは地図やコンパス、GPSやスマホアプリなどで自分がどこにいるのかを把握しましょう。自分がどういう状況にいるかがわかれば、幾分か不安も和らぐはずです。

ログを取っておくと客観的に自分がどの道を通ってきたかわかるので、登山道に戻りやすくなります。

※樹林帯など周りが見えにくい場所で地図とコンパスでの現在地特定は非常に困難です。地図を持っていても、必ずGPSアプリを使える状態にしておきましょう

▼スマートフォンに便利なGPSアプリを入れておこう

周りの状況を把握

道迷い

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自分の位置がわかったら、景色や地図で周りの状態を確認しましょう。登山口まではどれくらい掛かりそうなのか?危険な箇所はないか?などを確認します。

登山口の目の前にいる場合は、原則どおり上に登ることが100%正しいとは限りません。状況に合った行動をするために、落ち着いて周りの状況を把握してください。

基本を抑えて柔軟な対応をしよう

道迷い

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上でもお伝えしたとおり、その場に合わせた柔軟な対応が大事です。ただし、基本をおろそかにしないとも同じくらい大切。

頂上に向けて登山道は集まるので、登り返すほうが登山道を見つける可能性は高くなります。また、遮るものが少ない開けた場所の方が電波が入りやすいことが多いので、電話で救助を要請できる可能性があがります。

沢にはくだらない

道迷い

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沢を下ることは、最も避けるべき行動です。沢は樹林帯に比べて藪などが少ないので歩きやすく、下へ向かっていることから「このまま下れるのでは?」と錯覚してしまいます。しかし、沢は突如滝に変わり、先に進めなくなったり、水の中に落ちたりと危険が潜む場所でもあるので、沢には降りないようにしましょう。

めんどくさいは厳禁

道迷い

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道を戻るのが面倒、地図を細かく確認するのが面倒ということは絶対なしです。登山道を外れないように歩くという基本的な行動ができていれば、道迷いはほとんど考えらません。めんどくさいなどと思わず、小まめに確認をしながら、丁寧に歩きましょう。

動かないという事もOK

道迷い

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怪我をしている、動ける体力がないという場合には体力の消費を抑えるのも大切。ただし、登山届けを出していないと誰も探してくれない、ということもあります。そうならないためにも登山届けは提出し、周りの人に伝えておきましょう。

▼登山届があなたの命を守ります。必ず提出しましょう。

自分の歩いている景色や道をしっかりと見ておく

道迷い 写真

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普段の登山をする時も重要なことですが、道のついていない場所を歩くような上級者の登山をしない限り、基本的にあるくのは登山道です。その上をきちんと歩ければ、道に迷うことは基本的に考えられません。周りの状況や道を確認しながら、歩く習慣をつけましょう

また、登山道の写真を撮っておくことも役に立ちます。そうすれば、いざという時にそこを通ったかどうかが、すぐにわかりやすくなりますよ。

基本を大事に、道迷い遭難をなくそう

道迷い

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登山中の「この道であってるかな」と言うサインを逃さないようにしましょう。まずは焦らないこと。そして、不安に思ったらGPSや地図できちんと自分がどこにいるかを確認しましょう。そして、必要であれば、来た道を戻るなど簡単なことが命を守るのです。

道に迷ってからの行動も大事ですが、一番は道に迷わないこと。登山道を確認しながら、景色を楽しんで歩きましょう。

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