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何のためについてるの? 登山リュックのディテール大解剖!(2ページ目)

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こんな役目があったとは!登山リュックのストラップ(その2)

⑥ピッケル・トレッキングポールループ

ピッケル・トレッキングポールループ
撮影:筆者

『ピッケル・トレッキングポールループ』は、リュックのフロント部分に左右対称で備えられたナイロンループです。

トレッキングポールやピッケル、アイスアックスなどを固定することができます。

ピッケル・トレッキングポールループ2
撮影:筆者

ピッケルを固定する場合は、まず最初に上から差し込み、ピッケルの先端が上を向くように裏返した後、上部のゴムバンドで固定します。こうすることでピッケルがずれ落ちることを防ぐことができます。

ピッケル・トレッキングポールループ3
撮影:筆者

ギアの鋭い先端などは周囲の人に当たらないよう配慮が必要です。

ピッケルの場合はトップリッド(雨蓋)の内側に先端を入れられると安心です。また緩んで落ちたり、周囲に引っかかったりすると危険ですので、しっかりと固定ができているか時折確認するようにしましょう。

⑦ロードリフトストラップ(ロードリフター)

ロードリフトストラップ1
撮影:筆者

ショルダーハーネスの上部に左右対称に付いているのが『ロードリフトストラップ』です。

このストラップを調節してリュックを身体に正しくフィットさせます。適度に身体に引き寄せられたリュックは、左右のブレが少なくなり、安定した歩行がしやすくなります。

ロードリフトストラップ2
撮影:筆者

ストラップを開放状態にしてしまうと、肩とリュックの間に空間ができてしまいリュックが安定しません。逆に締めすぎると肩の動きを制限してしまいます。自分の体にきちんと程良くフィットする位置を見つけましょう。

⑧ショルダーハーネス

ショルダーハーネス1
撮影:筆者

『ショルダーハーネス』はリュックを肩で背負うためのベルトです。

大型リュックの場合はこのベルト部分が肉厚だったり、ランニング用のように薄くて通気性がよいタイプなどがあります。重量の大半がショルダーハーネスから肩に掛かるので、非常に重要なパーツです。

ショルダーハーネス2
撮影:筆者

左右対称に肩の中心を通るよう、位置を調整するのがポイント。ハーネスの間隔が広すぎたり狭すぎたりすると疲れの原因ともなります。

⑨チェストベルト(チェストストラップ)

チェストストラップ1
撮影:筆者

左右のショルダーハーネスの幅を調節するためのベルトが『チェストストラップ』です。ショルダーハーネスが肩からズレ落ちないようにしたり、行動中のバックパックの横揺れを軽減したりする役割はあります。

ショルダーハーネスが肩の中心を通るよう調整します。また、高さは脇の下くらいの位置が適正となります。

チェストストラップ2
撮影:筆者

位置が高すぎたり低すぎたりすると、肩への荷重のバランスが悪くなります。締めすぎや緩め過ぎにも注意してください。

また、チェストストラップが斜めになっていないか確認し、左右が水平になるように調整しましょう。

⑩サングラスホルダー

サングラスホルダー
撮影:筆者

一部リュックに搭載されているのが、サングラスを差し込み、固定できる『サングラスホルダー』です。

日陰に入った際など一時保管としてサッと収納&固定することが可能で、取り出しも簡単です。

⑪スタビライザーストラップ

スタビライザーストラップ1
撮影:筆者

リュック本体とヒップベルトの間についているのが『スタビライザーストラップ』です。

このベルトを締めることで、腰の位置でリュックと身体とを密着させることができます。

撮影:筆者

見落としがちな調節ベルトですが忘れずにチェックしましょう。リュックによってはこのストラップがない場合もあります。



これであなたも登山リュックマスターだ!

外付け写真
撮影:筆者

代表的なストラップやコードについて解説しました。せっかくの高機能リュックなのだから、そのポテンシャルを最大限に活用しないともったいない! ベルトやループの機能を使いこなして、“登山リュックマスター”を目指していきましょう!

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