とにかく登れ!バーティカルキロメーターの特徴とは
バーティカルキロメーターを簡潔に言い表すならば、山のふもとから頂上まで一気に駆け登る競技です。その最大の特徴は他の山岳レースと違い、下りはおろか、平坦な道もほぼないこと。例えば、「バーティカルキロメーター」と呼ばれるカテゴリーでは、一般的にコース距離が5km未満で獲得標高差1,000mが必要と定められています。
とにかくタフなこのレースですが、徐々に国際的な地位を得はじめており、山岳スキーやクライミングと並ぶスポーツとして日本でもじわじわと人口が増えつつあります。
国内屈指のタフなコースは、新潟県三条市にあった
全国各地で開催されるバーティカルキロメーターですが、中でも今回ご紹介する新潟県三条市の『粟ヶ岳バーティカルキロメーター』。

国内でも屈指のタフなコースで約4kmの間に1,100mもの標高を登ります。ちなみにこれを1kmあたりに登る高度(約275m)で換算すると、「日本三大急登」のひとつ、南アルプスの甲斐駒ヶ岳・黒戸尾根(約8km超で2,200m)とほぼ同じになります。