「っぶねぇーーー!」登山中に思わずヒヤッとしたリアル体験談

登山中に、思わず「ヒヤっとした~!」なんてこと、ありませんか? 道迷い、体調の変化、装備不足・・・登山は楽しいですが、同時にあらゆるリスクも付き物。今回はYAMA HACK読者アンケートの中から、みなさんの「ヒヤッとしたケース」をジャンル別にご紹介します!


アイキャッチ画像出典:PIXTA

登山は最高!でも・・・

登山者のミニチュア人形出典:PIXTA
美しい自然、新鮮な空気、山頂からの絶景が登山の醍醐味! しかし楽しいばかりが登山ではありません。大自然の中へ踏み込むからこそ、あらゆるリスクが付きまとうのも登山の一面。今回はYAMA HACK読者アンケートの中から、皆さんの「登山中ヒヤっとしたこと」についていくつかケースを紹介します。

「技術」編

戸隠山の蟻の戸渡出典:PIXTA(戸隠山の蟻の戸渡)

大キレットを北穂側から降り始めたところ、後から来たパーティによる落石発生。一メートル横を頭のサイズ以上ある岩が落ちて行った。

戸隠山の蟻の塔渡りで下を見たときにしばらく身体が震えて思うように動かなかった時。

残雪の石鎚山ソロで、自分以外入山者がいなかったとき

落石は、いくら登山技術があっても防ぎようのない現象とも言えますが、落石のリスクを減らす注意は必ず心がけましょう。「パーティの人に付いていかなきゃ」「混んでるから早く通過しなきゃ」これらは道に注意がいかず、落石を起こす大きな要因。自分が歩いている登山道を観察し、浮石の存在を確認しながら登りましょう。

「道迷い」編

爺ヶ岳南尾根出典:PIXTA

ルートを誤り引き返し予定より遅れたため日が暮れてしまった。その後分岐を見落とし気付いたときには完全にルートを見失い引き返せなくなった。

残雪期の爺ヶ岳で南尾根を誤ったトレースを辿り扇沢方面に進んでしまったこと。気づいた時には腐った雪の急斜面で慎重に冷静に引返してどうにか遭難せずに助かりました。

「道迷い」についての意見は多く見受けられました。人が多く道が整備されている山では道迷いのリスクも減りますが、基本的には地図やGPSの装備を忘れずに。もちろん装備だけではなく、読図の技術もしっかり習得しておきましょう。

「装備」編

トレランファッションの男性
出典:PIXTA

トレランの装備で春山に行ったら、帰り道が崖のような道で雪が凍っていてツルツル滑ったこと

9月末夏山装備で遠見尾根から五竜岳を目指したが途中から雪になり、計画以上に時間がかかった。途中ビバーグも考えたが、真っ暗になってあたりが見えずにハイマツに足を取られて何度も転がりながら白山を下って何とか五竜山荘に到着。テン泊できずに急遽山荘泊したこと。

冬、低山だったけど風が強くて寒さで体の震えが止まらなくなった時。雪も多くてうまく歩けなくなって、これはヤバいと思った。

軽装や装備不足は命の危険を招きます。天候の急変も絶対にないとは言い切れません。あらゆるパターンを想定して、「自分がもっとも快適に登山ができる装備一式」を確立してしまいましょう。なかなか山行回数を重ねないと見えてきませんが、すべての山での経験が改善に活かされるはず。学びを得た方の、こんな例もあります。

GPS時計を見る登山者出典:PIXTA

ホワイトアウトの中、コンタクトが外れた(後にわかる)。スマホは地図検索中に手から落ちて滑落し連絡手段も無し。先行パーティーの戻りを1時間程待ったが、戻って来ないため恐る恐る下山して、何とか事なきを得た。 それ以降はGPS購入してスマホも2台持ち。登山時はメガネに、登山届けは事前にネットで、山岳保険に入り、ツエルトは必ず持参しています

実際に経験されたことをふまえて、改善を図っています。登山装備は服も含めてリスクの軽減を図ることを目的とするもの。自分にとって間違いのないものを選びましょう!

「計画」編

登山計画を立てる男性
出典:PIXTA

目的の山を制覇した後時間があったのでもう一つ山頂アタック試みたが、ハードな山行であったため同伴者が膝を負傷し、負傷者に合わせて降りていたけど日が暮れライトもなかったので手探りで下山した時

残雪期に県内の低山に行ったが、予定コースが雪屁に遮られており、引き返すにも滑落の危険を感じたコースを通ってきたため、進退窮まって悩んでしまった。もう一本ルートがあることを思いだし、何とか無事に下山できた。

登山始めた頃、ほとんど下調べもせず、地図も持たずに杓子山〜二十曲峠を縦走しようとして、立ノ塚峠での分岐、案内板は3方へ分岐だったんですが、道は4方に別れてて行ってはいけない方向へ行ってしまい、沢にあたり道がなくなってしまいました。そのまま沢沿いに降るか、目の前の崖を登るか…..結局元来た道を戻ったんですが、来た時は感じなかったんですが、ほとんど踏み跡もなく道も不明瞭で2時間位さまよってやっと分岐までたどり着きました。遭難寸前というか、プチ遭難ですね。本当に怖かったです。事前の下調べ、地図持参は絶対に欠かせないと思いました。

思いつきや情報不足で入山すると、想定外のアクシデントが起こる可能性があります。「もう一本ルートがあることを思い出し、何とか無事に下山できた」というのは「もう一本ルートがある」という情報を事前に知っていたからこそ出来たこと。前日までの登山道の状況などは、リアルな現地情報を知ることができるヤマレコの山行レポートなどを活用するのがよいでしょう。

「体調」編

登山中腹痛に襲われる男性出典:PIXTA

猛暑日に奥多摩で頭がフラフラ。熱中症に気づいていなかった。

腹を壊し、体温が低下していく状態で6時間移動したこと

普段と環境の変わる山の中では、体調が変わることも充分起こり得ます。近くにトイレがない場合も多いので、下痢止めや携帯トイレ、頭痛薬などを持参するとよいでしょう。「心配性すぎ?」と思っても損はありません。また、忘れがちなのが水分補給。寒い時期は余計に摂取しなくなりがちですが、歩いている間は常に汗をかいていることを忘れずに!

「熊」編

熊出没注意の看板と熊鈴出典:PIXTA

至近距離で熊に出くわした。

登山した翌日の新聞に前日登った山で熊が出没した記事があったとき

やはり心配なのが熊。東京でも出没したとの情報から、より関心が高まっています。この件についても、事前に知識や情報に触れておくよう心がけることが大切です。


安全に登山を楽しめるように

北アルプスを眺める登山者出典:PIXTA
「わかるわかる!」と共感できるケース、ありましたか? 山を楽しむためには、常に気を付けなくてはいけない問題はたくさんあります。それでもまた、あの景色が見たい、あの道を歩きたい…と山へ行きたくなるのも事実。準備を隙なく行い、余裕を持って登山に臨みましょう!

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YAMA HACK編集部
YAMA HACK編集部

YAMA HACK運営&記事編集担当。登山をきっかけに自然の力に魅了される。山で飲むコーヒーが大好き。何かあれば必ず山に行き、心身共に整える。山について新しい視点を与えられるような記事作りを心がけて日々執筆活動を行う。

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