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富士山登山の練習におすすめの山

富士登山の前に登っておきたい! 練習にぴったりの山5座【関東】

登山道に渋滞ができるほど、毎シーズン多くの登山者で賑わう富士山。登山未経験者でも登れるとはいえ、標高日本一の山本格的な登山装備や十分な体力が必要です。無事に登頂できるのかと心配な人も多いのでは?

この夏、富士山に登る予定の人は、富士登山前に近くの山を歩いてみるのが◎。事前に登山を経験することで、富士登山に活かせる発見が必ずあります。では、富士登山の練習に丁度良い山はどこなのでしょうか?

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目次

「無理のある日帰り登山は危険です!」

山小屋に宿泊せずに登山することは、十分な登山経験や体力、技術がなければ大変危険です。
特に「弾丸登山」や「日帰りの軽装登山」は非常に危険です。
時間的・体力的に余裕をもった登山計画を立て、装備や体調を整えてから富士登山に臨みましょう。

また、山梨県側の吉田口では通行規制(通行料の支払い、通行人数・時間の制限など)が行われ、静岡県側のルートも事前登録が必要です。
通行規制に関する情報は、公式SNSなどでも随時発信される予定のため、Webサイトを含め事前に必ず確認しましょう。
環境省・山梨県・静岡県による富士登山オフィシャルサイト

アイキャッチ画像出典:PIXTA

富士山に登る前に、登山の練習をしたい!

富士山
撮影:YAMA HACK編集部

「人生で一度は登ってみたい!」と誰しも願う日本のシンボル富士山。日本一標高が高い山ではありますが、登山道は整備されており、登山未経験者でも挑戦できるため、毎シーズン多くの人が登頂しています。昨年2017年の開山期間中の、富士山8合目における登山者数の合計は約28.5万人だったそうです。(参考:環境省

富士山登山の前に登山の練習をする人
出典:PIXTA

富士登山の難易度はそれほど高くないといっても、本格的な登山であることに変わりありません。山道を歩く十分な体力が必要ですが、「何事もなく山頂までたどり着けるだろうか」と不安に思い、富士登山前に練習を考えている人もいるのではないでしょうか。そこで今回は、富士登山前のトレーニングにおすすめの山をご紹介します。

まず、富士登山のルートがどんな道なのかを確認してみよう!

富士山の登山ルートは、どのくらいの時間や距離を歩き、どんな道なのかを把握していますか? 自分が登る予定のルートを知ることで、当日までにやっておきたいトレーニングが見つかるはずです。ここでは、主に4つある富士山のルートのうち、6割以上の人が選んでいる1番人気の『吉田ルート』について見てみましょう。

時間はどのくらい歩く?

吉田ルート五合目付近
出典:PIXTA(富士山五合目付近)

吉田ルートのコースタイムは、登り370分/下り245分(休憩時間は含まない)。一般的なツアーは1泊2日の行程です。

ツアースケジュールの目安
13:30 五合目より登山開始
18:30 八合目の山小屋到着
20:00 消灯・就寝
1:30 山頂へ出発
4:30 山頂到着
4:30~5:30 ご来光
6:30 下山開始
10:30 五合目到着

1日目は五合目から八合目まで約4時間の登り。2日目は八合目から山頂まで約3時間の登りと、山頂から五合目までの下り約4時間のトータル約7時間の山行となります。

日常でも3時間以上歩き続けることは中々ないのではないでしょうか。山道を歩くのはさらに体力がいること。まずはウォーキングからでも良いですが、1日で3~5時間歩くことのできる山で登山を体験し、山道の歩き方や自分の体力を確認しておくのがベターです。

標高はどのくらい上がる?

吉田ルート六合目
出典:PIXTA(富士山六合目付近)

五合目から八合目は距離にすると約4km、八合目から山頂は約3kmです。距離だけでみると短く感じるかもしれませんが、登山道は急な場所もある山の斜面。通常の3~4kmを歩くのとは訳が違います。登山未経験者の場合、平坦な道の数倍辛く感じるかもしれません。

標高
五合目 2,305m
八合目山小屋 3,200m前後
山頂 3,776m

登山開始地点の五合目と山頂では、1,471mの標高差があります。八合目では標高3,000mを超え、高山病になってしまう人も多いので注意。こまめな休憩や水分補給が必要です。自分に合った休憩のペースや登山に必要な水の量を知るためにも、富士登山前の事前練習は有効です。

登山道はどんな道?

吉田ルートの岩場
出典:PIXTA(富士山吉田ルート岩場)

吉田ルートでは、岩場・砂礫・階段と様々な道を経て山頂を目指します。

吉田ルートの登山道
五合目→六合目 平坦な道
六合目→七合目 やや急、樹林帯の中の広いジグザグ道・急な岩場のある道
七合目→八合目 さらに急な岩場のある道
八合目→九合目 砂礫の道・階段の道
九合目→山頂 勾配のある岩場の道
山頂→六合目 砂礫の道
六合目→五合目 樹林帯の中の道

岩場は特に、慣れていないと歩きづらい道です。怪我をしないためにも、事前に岩場のある山歩きを練習しておくと安心。

また、吉田ルートの下りはひたすら砂礫道を下っていくため、膝など足への負担が大きい道です。練習登山での状況によっては、トレッキングポールを用意するも良し。富士登山当日に履く予定の登山靴を履き慣らしておくことも大切です。

では実際に、富士登山前に登ってみるのであれば、どこの山が良いのでしょうか?


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