張りたいのはヘキサタープ?レクタ(スクエア)タープ?
タープには、ヘキサタープとレクタタープ、大きく分けて2種類のタイプがあります。それぞれどういった特徴や違いがあるのでしょう?ヘキサタープとレクタタープの特徴をまとめました。
ヘキサタープは自由に形が変えられる
ヘキサタープとは、六角形の一枚布のタープのことを言います。天候やシチュエーションに合わせて自由に形を変えられること、風通しが良く開放感が味わえることが特徴です。メーカーによって様々な形状のヘキサタープが販売されています。
レクタ(スクエア)タープは広い空間が作れる
レクタタープは、シンプルな長方形の一枚布のタープのことを言います。長方形なので大きな空間が作れ、ポールも多く安定感が良いので大人数での利用に人気のタイプです。使用人数に合わせて大小様々な大きさのレクタタープが販売されています。
タープを張る前にチェック!気を付けたい3つのポイント
タープを張るのは野外。アウトドアならではの注意点がありますので、考慮した上で張りましょう。ポイントを知ったうえでタープを張れば、さらに快適に過ごせます!
①風向きを見極めよう!
いくらしっかりと張ったとしても、強風にあおられればタープが崩壊する危険があります。風の影響を受けにくい場所を選び、風を逃がせるようなレイアウトでタープを張りましょう。風上にタープの頂点を、その対角線上に風下が来るようレイアウトすると風が通り抜けます。周りに他の方のサイトがあれば、向きを真似するのも良いでしょう。
②太陽との向きを見極めよう!
タープは一般的に日よけに使われますが、向きを間違えてしまうと日差しを遮ってくれません。太陽は東から西へ移動するので、その向きを見て陰ができるようにタープをレイアウトしましょう。
③ペグが打ちやすく、安定しやすい場所を選ぼう!
タープを張るときはなるべく平坦で、石などでごつごつしていない場所、水はけのいい場所を選んでタープを張りましょう。ペグが固定しやすく、タープも安定します。また、川の近くや中洲などは、川が増水して流される危険があるので避けてください。
ヘキサタープとレクタ(スクエア)タープの張り方(動画付き)
ヘキサタープとレクタタープの張り方をまとめました。慣れてしまえば少ない人数でも素早く設営できます!動画も参考にマスターしましょう!
①タープを広げる
タープを地面に広げます。日差しや風向きなどを考慮して配置しましょう。配置が決まったら風で飛ばされないよう1ヶ所ペグで止めておきます。
ポールとロープを図のように配置します。あらかじめポールを立てる位置、ペグを打つ位置まで考えて配置しておくと後々スムーズです。
ポールにかかるロープのペグを打ち、ロープをかけます。ペグの角度はおよそ45度で打ち込んでおくとロープを張ったときに安定します。このときはまだロープにたるみをもたせておいてください。
②ポールを立ち上げ
ポールをゆっくりと立て、ポールが自立するようロープの長さを調整します。
③ペグとロープで固定
反対側のポールも同様に自立させます。このときポールの下部を少し内側に傾けて立てるとより安定した状態になります。
ロープの長さを調整して、タープがピンと張った状態になるようにします。ロープの長さが決まったら、ペグを深く打ち込んで固定します。
④自在具やロープを調節
残った4隅のロープも張ってタープに張りを持たせたら完了です!
動画でイメージ!ヘキサタープの張り方をマスターしよう
写真ではイメージがわかない、という人は動画でマスターしましょう!
レクタ(スクエア)タープの張り方
流れはヘキサタープの張り方と一緒です。レクサタープはメインポールを2本、サブポールを4本使って張っていきます。
メインポールとサブポールがあるところだけヘクサと違うので、メインポールを立ててから、サブポールを立てるようにしましょう。
レクサ(スクエア)タープの張り方 動画解説
ポールやロープの位置、雨天時の張り方など、動画でより詳しく解説されています!
タープを張るのに慣れたらアレンジ術をマスターしよう
使用する人数や天気、場所などで張り方を変えていつでも快適に過ごせるのがタープのいいところ。そんなタープの張り方のアレンジ術をご紹介します!
テントと連結したい!
単体でも便利ですが、テントと連結してもタープは力を発揮します。タープのサイドをテントの入り口に被せ、ポールを立てれば簡単に連結できます。雨が降っても濡れずにテントとタープを行き来できます。
小川張りをしたい!
小川張りとは、キャンパルジャパンのシステムタープについているセッティングテープを利用して、タープのポールの内側にテントを入れ込んでしまう張り方です。雨に濡れずに移動できるのはもちろん、スペースが限られている時でも広く居住空間を作ることができます。タープを張ってから、テントの入り口がタープにかぶるようにテントを設置し、最後にセッティングテープの長さを調整してタープとテントの距離を調整します。
木と連結したい!
森林などでタープを張る場合、スペースがせまく木にロープを結んで設置することがあります。テンションをかけても大丈夫な木かどうか気をつけて、木肌を痛めないようにタオルなどを巻いて設置してください。木にロープを結ぶときの方法を覚えて挑戦してみましょう!
・ロープを木にまわして、先端をロープの上で交差させます。
・交差させたところを押えながらもう一度巻きつけます。
・巻きつけたら先端を元のロープの下に通します。
・両端を引っ張って完成です!
車と連結したい!
車中泊のときに便利な車との連結。カーサイドタープという簡単に車と連結できるタープが各メーカーから購入できます。テント泊でもテント設営後車は使わない、という時にも居住空間を広げられるので便利です!
ソロキャンプでタープを張りたい!
慣れるまでは複数人数で行うのがスムーズですが、慣れてコツを掴めば、1人でも張ることができます。片方ずつポールを立てて、少しずつロープを調整して張りを持たせるのがポイントです。
慣れれば数分で設営することができますよ!
ヘキサタープはアレンジ方法がたくさん!
ヘキサタープはその六角形を上手く利用すれば様々なアレンジ方法があります。シーンに合わせてチャレンジしてみてはいかがでしょう?
・高低差を出すスタイル(入り口は高く、居住空間は低くして開放感を出す)
・ひさしを作るスタイル(ポールを一本追加してひさしを作ります)
・1コーナーを立ち上げる(これだけで視界がかなり広がります)
・片方をふさいで雨風をしのぐスタイル(雨風だけでなく、プライベートも確保できます)
おすすめタープ17選
各メーカーから様々なシーンに対応するタープが販売されています。ここではメーカー別におすすめタープを選んでみました!
コールマン
コールマン XPヘキサタープ S
クロスポールを広げるだけで高さ調節が可能なヘキサタープ。簡単に設営できるのでタープになれていない方にもおすすめです。
コールマン XPヘキサタープ MDX
こちらもメインポールがクロスタイプで、広げるだけの高さ調節が可能。サイドポールも装備されているので、様々な形に設営することができます。
コールマン スクエアタープDX
大型のスクエアタープ。スクエアなのでアレンジしやすく、広い空間を確保できます。
スノーピーク
スノーピーク アメニティタープヘキサLセット
ポールとペグがセットになっており、初心者におすすめのモデルです。各コーナーに三角力布が縫い込まれており強度はバツグン。曲線の美しいシルエットです。
スノーピーク アメニティタープヘキサLセット
重量:7kg
耐水圧:約1,800mm
スノーピーク HDタープシールドヘキサ(M)プロセット
風に強く、日差しをブロックするシールド加工もされているヘキサタープです。設営も簡単。シルエットの美しさも人気です。
スノーピーク HDタープシールドヘキサ(M)プロセット
重量:約9.5kg
耐水圧:約3,000mm
スノーピーク HDタープシールドレクタ(M)プロセット
レイアウトが自由にできるレクタタープです。日陰を有効に作れ、生地を通して進入してくる光を軽減するので、タープ下は涼しく快適です。
スノーピーク HDタープシールドレクタ(M)プロセット
重量:約11.8kg
耐水圧:約3,000mm
スノーピーク ポンタ
使いやすいレクタシリーズを一回り小型にしたモデルです。外遊び用や、ひさし作り、非常時のシェルターなど幅広く使用できます。※ポールは別売りです。
ロゴス
ロゴス neos ドームFITヘキサ
耐風性に優れたタープです。タープのすそがアーチ状になっているのでテントとフィットしやすく、広いひざしを作ることができます。収納時はコンパクトに。
ロゴス ナバホ Tepee ブリッジヘキサロゴスのTepeeテントを2つまで連結することができます。ポールの長さを変えることで高さの調節ができ、非対称な形なので張り方次第で様々なスペースをつくることができます。
ロゴス ナバホ Tepee ブリッジヘキサ
重量:約4.3kg
耐水圧:約1,600mm
ロゴス プレミアム ヘキサタープ-N
ハイレベルな耐水圧性と撥水性をもったヘキサタープです。ポールは軽量で丈夫なジェラルミン。防水バックも付いています。
ロゴス neos ドームFITレクタ
居住性に優れたレクタタープです。すそがアーチ状になっていてテントとフィットしやすくなっています。コーナーは全て補強されており、耐久性も考慮されています。
ロゴス neosカーサイドオーニング
ワンボックス、ミニバンに連結できるカーサイドタープです。吸盤で車体に連結でき、連結後も3方向から出入りが可能です。
キャンパルジャパン
キャンパルジャパン フィールドタープ ヘキサST
ファミリーでもゆったり使えるサイズのヘキサタープです。立てやすく、レイアウトもしやすいモデルです。UVカット加工済み。
キャンパルジャパン システムタープ ヘキサDX
セッティングテープが付いており、小川張りができるモデルです。遮光コーティングがされており、テントの入り口に広く涼しいひさしが作れます。
キャンパルジャパン フィールドタープ レクタDX
生地の厚さと遮光コーティングで日差しを二重にカットしてくれるレクサタープです。テントとの接続もしやすいデザインになっています。
キャンパルジャパン カーサイドタープ AL
ワンボックスやステーションワゴンに取り付け可能なカーサイドタープです。吸盤で固定するので車体を傷つけません。トランクに常備しておけば、いつでも簡単に設置して使えます。
タープを張ってアウトドアをもっと快適に!
最初はシンプルな張り方で、慣れてきたら自分の好みに合わせて張り方をアレンジしてみましょう。タープの形、ポールの長さや本数を変えれば、タープの可能性は無限大です!日よけにも、雨風よけにもなるタープを張って、アウトドアにあなただけの快適なリビングを作ってくださいね!