コース詳細
スタートは新神戸駅。JRの駅の1階、東側の扉より外へ。案内に従って布引の滝、市が原方面へ進みます。

駅を出て坂を上り、橋を渡れば登山口です。ここからしばらく階段が多く続きます。川沿いの、木陰もある歩きやすい道ですが、からだが慣れるまでは少しゆっくり歩きましょう。

しばらくすると布引の滝が。実は「布引の滝」は4つの滝の総称です。これは一番上流にある「雄滝」。ほかに「夫婦滝」「鼓滝」「雌滝」がありますが、登山道からは少し見えにくいこともあり、一番大きなこの滝を「布引の滝」と呼んでいます。

おんたき茶屋を過ぎ、突き当り分岐を左へ進むと、布引五本松ダムが現れます。日本最初の重力式コンクリートダムで、近代化遺産「布引水源地水道施設」の一部として国の重要文化財に指定されているほか、厚生労働省の「近代水道百選」にも選ばれています。

ダムの先には布引貯水池。ここは神戸市の水道の水源になっています。
貯水池を過ぎてしばらく進むと、紅葉茶屋が。運が良ければ看板犬のクロちゃんが出迎えてくれますよ。
桜茶屋でを過ぎると山頂まで、お手洗い、自動販売機などありません。飲み物の量など、再度しっかりチェックして先へ進みましょう。
稲妻坂、天狗道への分岐。直進して「トゥエンティクロス」方面へ。次に紹介するルートではここを右へ入ります。

トゥエンティクロスのはじまりです。橋や渡渉など、川を渡りながら渓谷の道を進みます。
雨の翌日など、川の水量が多い時は危険ですので危ないと思ったら引き返すようにしましょう。

小さくてかわいい河童橋を渡り、川沿いの道を進みます。

途中にはダムも。水辺の道は夏でも涼を感じられます。

川の向こうに森林植物園、東門が現れます。東門を左手に見ながら、まっすぐ進みましょう。

桜谷分岐に到着。川沿いの道はここで終了。この分岐を徳川道方面へ。

江戸時代末期、参勤交代の大名と外国人のトラブルを避けるため、西国街道の迂回路として造られた徳川道。道幅もしっかりあり、歩きやすい森の中の道です。

穂高湖との分岐まで来たら、右へ。奥摩耶ドライブウェイに出て、舗装された緩やかな道を歩いて掬星台へ向かいましょう。

掬星台の展望広場からは素晴らしい眺めが楽しめます。まやビューラインを使えばサクッと下山もできますよ!
急登あり!「六甲全山縦走路」体験コース
- 【体力レベル】★★☆☆☆
- 日帰り
- コース距離:約8km
- コースタイム:約4時間30分
- 【技術的難易度】★★☆☆☆
- ・登山装備が必要
・登山経験、地図読み能力があることが望ましい
毎年秋に開催される「六甲全山縦走大会」。西は須磨から東は宝塚まで、六甲全山を1日で歩き通す過酷な大会です。ほんの一部ですが、そのコースへ合流し、掬星台を目指すルート。
「稲妻坂」や「ゴロゴロ坂」と呼ばれる天狗道など、急登や岩場があるコースですが、よく整備されているので歩きやすいのが特徴。六甲全山縦走の気分を味わってみたい人におすすめです。