COCOHELI 山岳遭難対策制度(ココヘリ) 550万円までの捜索救助を実施 入会金1,100円OFFで申込む

考えるだけでワクワクが止まらない!?簡単4ステップで〈登山の行動計画〉を作ってみよう!(3ページ目)

山小屋 テント
出典:PIXTA

小屋泊やテント泊の時も基本的な考え方は同じですが、少し状況が変わるので簡単に解説します。

【ステップ①:山を決める】
山小屋やテントを張る場所があるかをチェック。

【ステップ②:スタートとゴールを考える】
1泊2日の行程の場合、1日目のゴールは宿泊地。2日目のゴールは下山予定地となります。

【ステップ③:コースタイムを計算する】
小屋泊やテント泊をする時も、宿泊場所に余裕を持って到着するようにしてください。特に小屋泊をする場合は、遅くとも15時頃までには山小屋に着くようにしましょう。

行動計画を安全登山に繋げるワンポイントアドバイス

行動計画を考えたら、さらに安全登山に繋げる方法を紹介します。山に登る当日までに、ここまで準備できれば完璧です!

地形から登山をイメージしてみる

地形
出典:PIXTA

地形図(2万5千分の1縮尺のもの)を用意して実際の登山をイメージ。上り坂や下り坂、それらの傾斜などを地形図から読み取り、具体的にどのような行動になるか想像します。急登などの疲れるポイントや休憩すべき場所を書き込んでおくと山で使う時にも便利です。


道に迷いやすい地点を洗い出しておく

道迷い 分岐点
出典:PIXTA

分岐点や道が大きく屈曲している地点、広くてなだらかな尾根など、道に迷う可能性があるポイントを事前にチェックしておきます。これをしておくと道に迷う可能性をぐっと減らすことが可能です。当日は目星をつけた地点で道に迷わないように、地図を読みながら歩きます。

危険地帯を把握しておく

危険地帯 崖
出典:PIXTA

地形図上に岩や崖マークがあれば、そこが危険地帯の可能性も。樹林マークがなくなれば、森林限界を越えていると予測できるでしょう。危険が潜む場所を事前に把握して、回避する方法は無いか、対処する術や必要な装備などを考えます。

登山の行動計画を考えて、安全に山登りを続けよう!

登山
出典:PIXTA

“行動計画”の作り方を説明してきましたが、いかがでしたでしょうか? 自分で考えた計画が実現した時の喜びと達成感は、何ものにも代え難い感動を与えてくれます。さらに、確実に登山レベルがアップして、より安全に山登りを楽しめるようにもなります。

慣れるまではちょっと時間がかかるかもしれませんが、実際にやってみると旅行計画を立てているみたいで本当に楽しいんです。まずは、簡単な日帰り登山の計画からチャレンジしてみてください。

この記事を読んだ人は、こんな記事も読んでいます

3 / 3ページ