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登山の防寒に軍手はNG!その理由を実験で検証してみた。(3ページ目)

濡れたら、新しい軍手に替えればよいのでは?

水たまりや濡れた岩場や地面に手をついてしまったなど、突発的に濡れてしまった場合には、新しい軍手に替えれば状況は解決できると思います。しかし、濡れる原因の多くは雨です。その場合、濡れた軍手を替えても再び濡れるため、あまり効果的ではありません。

上からゴム手袋をすれば防水性も完璧では?

防水性、防風性についての懸念は、ある程度改善されると思います。しかし、登山中は手の汗で手袋の内側から濡れることもあるので、乾きにくい綿素材の軍手は避けるべきアイテムです。また、操作性が著しく悪くなるため、岩場や鎖を使う場合は避けてください。

秋冬は登山用の手袋をするのが安心

ザノースフェイス 手袋

出典:楽天/Crouka

「軍手は絶対に使えないですか?」と言われると「使えない」とは断言できません。ですが、危険につながる弱点があります。どうしても使う場合も、リスクを理解した上で安全を確保できる範囲の使用にとどめてください。その判断ができない場合は、登山向けの手袋を選ぶほうが安全で快適な登山ができると思います。

製品によっては普段も使うことができるものもあります。軍手でいろいろ工夫するのも悪くはないですが、慣れないうちこそ一番大切なのは【安全第一の装備】を心がけてください。

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