満を持して登場したブラックテムレス!

そこで実際に、編集部員が雪山でブラックテムレスを試してきました!
凄まじいテムレス率

驚いたのが、テムレスの着用率の高さ! すれ違うパーティーの3組に1人くらいはテムレス(ブルー)を着用しており、小屋の中では「それ!テムレスブラックでしょ!」と声をかけられるほど。雪山ギアとして浸透していること、そして注目度の高さが伺えます。
気になる実力は?

内側のボアは思ったほどモコモコではありませんが、印象以上に暖かく、寒さの面では今回の山行では特に問題ありませんでした。
また、スマホの操作が可能で、地図アプリ操作も可能でした。ヌルヌルサクサクというほどではありませんでしたが、地図のピンチアウト程度であれば問題なくできます。

懸念点もある…

もう1点、もっと気温が低くて風雪の中であれば単独使用にはやや怖い、という印象も受けました。中にもう1枚グローブがあると安心かなと思います。

インナーグローブをつける場合はできるだけ薄めのものを購入し、LLサイズを購入した方がいいかもしれません。
でも全く蒸れなかったのはやっぱりすごい

今回一番驚いたのはテムレスの着用率。冒頭にも書いた通り、もはやテムレスは冬山の定番と言っても差し支えないのかもしれません。ただ、コスト以上の能力がある反面、低コストなりの弱点があるのもまた事実。-20度以下の気温や、暴風が吹き荒れる厳しい環境ではやや不安を感じると思います。特に指先は最も凍傷になりやすい部位。行く山や予想される環境下によって使い分けたりインナーグローブを持っていくなどシーンによってうまく使い分けてみてくださいね。