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わずか140gの安心。finetrackのオールシーズン対応「お守りシェル」の実力とは

わずか140gの安心。finetrackのオールシーズン対応「お守りシェル」の実力とは

変わりやすい山の天候では、「アウターを出すほどではないけれど、もう一枚欲しい」という場面が多いもの。そんな“中途半端な場面”に寄り添うウエアがfinetrackから登場しました。

スマートフォンサイズにまとまる軽量・コンパクト性に加え、小雨や風を適度に防ぎながら快適に動き続けられる極薄シェル。バックパックの片隅に忍ばせておけるので、お守りとしていつでも持っておける一着です。

その実力を確かめるべく、フィールドで使用してきました。

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目次

出典表記のない画像はすべて筆者撮影

“中途半端”な山の天候に応える、finetrackの新しいシェル

ガスに包まれる八ヶ岳

山では寒暖の変化に加え、急な雨や風など、天候が絶えず移り変わります。一日の中でも、「アウターシェルを出すほどではないけれど、もう一枚欲しい」と思う、“中途半端なシーン”は意外と多いものです。

【例えばこんなシーン】
・霧雨や朝露でウエアがじんわり湿り始めたとき
・思ったより風が強く、ベースレイヤー+ミッドレイヤーだと少し心もとないとき
・休憩中のちょっと肌寒いとき
・早朝の出発や、夕方の気温が落ち込むタイミング など

隙間を埋めるミッドシェル「ミューラップフーディ」が登場!

ファイントラックのミューラップフーディ

こうした、中途半端な登山シーンの隙間を埋めるために生まれたのが、2025年秋冬に登場したfinetrackの「ミューラップフーディ」。驚くほどの軽さと持ち運びやすさに加え、小雨や風を適度に防ぎながら動き続けられるミッドシェルです。

シェルだけどアウターじゃない「ミッドシェル」の役割

ファイントラックの5レイヤリングシステム

提供:finetrack

ミッドシェルは、finetrackが提唱する「5レイヤリングシステム」において、ミッドレイヤーとアウターシェルの間に位置づけられるウエア。簡単にいうと“アウターシェルの内側に着るもう一枚のシェル”で、行動中の温度調整や小雨・風への対応を担う、つなぎ役のレイヤーともいえます。

ファイントラックの「ミューラップフーディ」を着用する人

モデル:身長169cm,59kg Mサイズ着用

そのため、レインウエアやハードシェルのような完全防水シェルではありません。一定の耐水性と高い透湿性は備えていますが、アウターを出すほどではない場面で、快適さを保つための一着というのを理解しておきましょう。

このように聞くと、「使いどころ難しくない?」「シェルを2枚も重ねるの?」と感じますよね。でも、実際に使ってみると、かなり活用の幅が広いアイテムだったんです!

ミニマル設計でシーンを選ばず持ち歩ける!

パッカブルになったミューラップフーディ

パッカブルでループ付きなので、カラビナを取り付けて携行することも可能です。

まず本製品の最大のメリットが、軽量性と携行性を兼ね備えたミニマルさです。重量はわずか140g(メンズMサイズ)とかなりの軽さ。そのうえ、フード内側のスペースに本体を押し込めるパッカブル仕様で、スマートフォンと同等のサイズまでコンパクトにまとまってしまうんです。

ミューラップフーディをバックパックに入れる

そのため、バックパックのちょっとした隙間にも無理なく押し込めてしまうのが大きな魅力。短時間の日帰り登山から、数日のテント山行まで、どこへ行くにも荷物の負担にならず、「とりあえず持っていこう」が気軽にできてしまうんです。

ライター 橋爪

収納時はボックス状になるので、パッキングのちょっとしたデッドスペースにもギュッと入ってくれます。

新たな防水透湿素材が軽さと機能を支える

エバーブレスμの構造

提供:finetrack

ミニマルな仕上がりを実現しているのが、finetrackが新開発した3層構造素材「エバーブレスμ(ミュー)」。従来の多孔質ポリウレタン膜ではなく、無孔質ポリエステル膜を採用することで、厚みが約1/3にまで削ぎ落とされています

さらに表地に15Dポリエステルニット、裏地に7Dナイロンニットを貼り合わせることで、防水透湿性とストレッチ性を両立した極薄生地が誕生しました。

そんな新素材を採用した期待の新作「ミューラップフーディ」。その実力を詳しくチェックしていきましょう。

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