【痛みの軽減と予防策】爪の切り方も重要!
鈴木さん:さっき「痛くても痛くなくても巻き爪」と言いましたけど、“痛みのある巻き爪”になっちゃう原因の1つとして爪の切り方があります。
編:え、足の爪って何か切り方があるんですか?
鈴木さん:例えば深爪しちゃって肉の下に爪が隠れた状態になりますよね。それで爪の端がツノみたいな形になっていると、それ以降は肉に針が刺さるようなものなんですよ。そこで、スクエアオフという爪の切り方をお勧めしています。
鈴木さん:普通爪って半月の形に切ると思いますが、四角くするやり方です。真っ直ぐ切れるニッパーなどを用いて、スクエアに切ります。
爪は親指の先端から出さずにちょっと白い部分を残すくらい。この時、横はちょっとだけ削ります。横にも白い部分があると、そこがしっかり肉の上に乗っかって土台になってくれます。
編:これって、巻き爪の人に限らず、こういう切り方の方がいいんですか?
鈴木さん:そうですね。あとは切らずに、金属製のやすりで削るのもおすすめですよ。
編:はぁ~これは知らないですよね、切り方なんて…。習ったことない!(笑)
鈴木さん:今巻き爪じゃない人の予防にもなりますし、爪の切り方を間違えなければ痛みには繋がりにくいですよ。
【結論】
・下山時に痛みが出ていた人は、靴のサイズと履き方を見直してみる。
・既に巻き爪気味の人、そうでない人もどちらにせよ予防はしておいた方が◎
毎日の積み重ねが大事
鈴木さん:みなさん、基本的には楽しみたくて登山をやりますよね。楽しむための環境づくりは、知識を知るのと知らないのとじゃ大違いです。自分でどんな道具を使うか考えるのも楽しいし、その一環で靴の履き方を自分で正しくやってみるというのも楽しいと思うんです。道具はそろってるわけですから、どう使いこなすか、それも含めてぜひ楽しんでください。
【東京巻き爪センター】
ここでは爪や皮膚を傷つけたりせずに、透明なプレートを爪の表面に貼るだけという、とてもシンプルで痛みのないB/Sスパンゲ法という矯正法が採用されています。ドイツが発祥のB/Sスパンゲ法の認定講師は、鈴木さんを含め国内にわずか7名しかいません。
所在地:〒106-0044 東京都港区東麻布3-8-10 バーリータワーズ1001
電話番号:03-6447-4084
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