阿蘇山|初心者におすすめ!登山でもドライブでも絶景を味わえる山

全国的にも有名な阿蘇山(あそざん)は熊本県に位置する、九州を代表する山です。現在は噴火のため、登山ルートや立ち入り可能区域も限られていますが、一年を通じて絶景を楽しむことができる山域です。ここでは、立ち入り可能区域を使った、厳選登山ルートを3つ、紹介して行きます。


アイキャッチ画像出典:PIXTA

九州を代表する山、阿蘇山の特徴

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標高山頂所在地山域夏(8月)の気温冬(1月)の気温
1,592m
熊本県阿蘇市
九州山地14.2~21.6℃– 8.3~- 1.5℃
参考:ヤマレコ
阿蘇山(あそさん)は、九州中央部、熊本県阿蘇地方に位置する活火山で、阿蘇山のカルデラ内部に出来た中央火口丘群の総称です。その中核を成し、ほぼ東西一列に並ぶ根子岳、高岳、中岳、杵島岳、烏帽子岳の五峰を阿蘇五岳(あそごがく)といいます。山頂付近へのアクセスが非常に発達しており、季節ごとの風景もそれぞれに特徴があり、一年中登山と観光を楽しむことができます。本記事では、この山塊を大きく2つに分け、西側(杵島岳、烏帽子岳)東側(根子岳、高岳、中岳)で紹介します。

阿蘇山噴火による「登山規制情報」について(2017年11月現在)

現在、阿蘇山の噴火警戒レベルは平常時の1(活火山であることに留意)ですが、下記規制がありますので事前に注意するようにしてください。

現在火口周辺は整備中のため、火口から1kmの範囲内は立入禁止です。そのためロープウェーも運休中です。
なお、火口見学の再開は2018年春頃の予定です。ロープウェーにつきまして、再開の目処が立っていないため、代行バス(阿蘇山西駅⇔火口西駅)の運行を予定しております。引用:阿蘇山ロープウェー

阿蘇山ロープウェー

見どころ① 大規模な草原地帯と水面のコントラストが美しい草千里ヶ浜

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烏帽子岳(山塊西側)の手前に広がる広大な草原です。大草原だけでなく、雨が降った後には水が溜まり、水面に空や山が映り、とても美しい景色が広がります。散策路もあるので登山とあわせていかがでしょうか。

見どころ② 登山ルートによってさまざまな顔を見せる火口群

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ルートによって大規模な火口を臨むことができます。難易度も高くなく、ここまでの絶景が拝めるのは阿蘇山のいいところの一つです。

見どころ③大戸尾根ルートから臨む天狗岩

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大戸尾根(阿蘇山東側)のルートの場合、天狗岩と、その雄大で荒々しい岩壁を臨むことができます。ピークハントした時はもちろん、ルートの途中からでも見ることが可能です。

阿蘇山の天気はてんきとくらすで調べよう

阿蘇山は一年を通して登山可能な山ですが、登山の前には必ず天気と気温を確認して、万が一に備えましょう。

てんきとくらすで阿蘇山の天気と気温を調べる

ルート解説

地震による「登山ルート規制情報」について(2017年11月現在)

2017年9月20日以降、熊本地震により規制がかかっていた登山ルートの一部が規制解除になっています。通行可となったルートは登山可能ですが、崩落や亀裂により足場が悪くなっている場所もあるため、十分な注意が必要ですこの記事で紹介するルートは、熊本県のHP内にある、阿蘇山登山情報をもとに、紹介します。また、本情報は随時更新されますので、あらかじめご自身で調べることをお勧めします。

熊本県のHPから登山ルートの規制状況を確認する

ルート①草千里ヶ浜を拝む烏帽子岳周遊ルート

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出典:ヤマプラ
 距離     コースタイム       標高差    日程  難易度  
  3.8km2時間 約200m  日帰り
参考:ヤマプラ
火山博物館前→(80分)→稜線→(20分)→烏帽子岳→(30分)→ 火山博物館前


見どころ①で紹介した大草原を拝めるルートです。
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このルートは、登山というよりもハイキングに近いですが、大変見ごたえのある大草原を周遊した後、山頂からから周囲一帯を見下ろすことができます。天気がいい日には南外輪の山々、奥に九州山地北端の山々を並んで見ることができます。

ルート②火口を拝む杵島岳ルート

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出典:ヤマプラ
   距離     コースタイム    標高差日程難易度
  3.7km2時間約200m日帰り
参考:ヤマプラ
火山博物館前→(20分)→杵島岳分岐→(20分)→杵島岳→(20分)→ スキー場方面杵島岳登山口→(15分)→火山博物館前

登山道は全面舗装されており、大変歩きやすくなっています。距離が短いのでルート①と合わせて登るのもオススメです。
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杵島岳の頂上からは眺めた火口を眺めることができ、壮大な景色が楽しめます。

ルート③本格的な登山で絶景を拝む大戸尾根ルート

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出典:ヤマプラ
   距離     コースタイム    標高差日程難易度
  3.8km3時間約600m日帰り★★★
参考:ヤマプラ
根子岳地獄谷避難小屋前駐車場→(90分)→東峰→(70分)→根子岳地獄谷避難小屋前駐車場

見どころ③で紹介した、天狗岩を拝むルートです。このルートの駐車場は大変小さく、10台程度しか停めることができません。もし一杯だったら、後述する南阿蘇ビジターセンター付近の駐車場をご利用ください。歩いて40分程度です。
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このルートは、ピストンかつ短いルートではありますが、景色がいいので阿蘇山を登るのであればぜひ一度は登ってみてほしいルートです。概ね樹林帯で道があれているところもありますが、ところどころ展望が開けており、天狗岩や阿蘇五岳、周囲の山々を見渡すことができます。

山と高原地図

難易度は高くなくとも、地図は必ず持ちましょう。

ITEM
山と高原地図 阿蘇・九重 由布岳 2017 (登山地図 | マップル)

阿蘇山山頂付近の3つの観光施設

山頂駐車場周辺には便利な観光施設があります。登山の帰りにぜひ立ち寄ってください。

観光施設① 火山博物館

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登山とは関係はないですが、火山の成り立ちや阿蘇の文化を勉強できる施設になります。売店もありますのでお土産を購入することもできます。※平成28年4月16日に発生した「熊本地震」の影響で復旧途中ですが、利用可能です。
    • 施設名 :阿蘇火山博物館
      住所  :〒869-2232 熊本県阿蘇市赤水1930−1
      電話番号:0967-34-2111
      営業期間:営業時間 9:00~17:00(最終入館16:30)
    • 休館日 :毎月第4週の火曜日
阿蘇火山博物館 HP


観光施設② 月刊旅色でも紹介された観光施設 ニュー草千里

f1920x960-crop 展望のレストランやお土産が充実した観光施設になります。特に、阿蘇産のジャージ牛乳使用した阿蘇草千里ミルクロールはこの店でしか扱っていないので買い忘れにご注意ください。

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  • 施設名 :ニュー草千里
    住所  :〒869-2231  熊本県阿蘇市永草2391-15
    電話番号:0967-34-0131
    営業時間:中の施設によって営業時間が異なります。
  • ・山の駅物産展:9:00~16:00
  • ・CAfe Rset:9:00~16:00
  • ・展望レストランASO BUONO:9:00~15:00 11:00~14:00(LO)
ニュー草千里 HP

観光施設③ 阿蘇山西駅【運休中】

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現在は火口周辺の整備中であるため、運休中(※)ですが、展望スペースは解放されています。火口の状況を一番よく見ることのできる展望スペースですので、ぜひお立ち寄りください。阿蘇山の灰で作られたクマモンのオリジナルグッズも販売中です。

施設名 :阿蘇山ロープウェー
住所  :〒869-2225 熊本県阿蘇市黒川808-5
電話番号:0967-34-0411
営業時間:駅舎屋上展望所 10:00〜15:30(2017年11月12日 10時13分 現在)

(※)火口見学の再開は2018年春頃の予定となっています。詳細の情報は阿蘇山ロープウェーのHPでご確認ください。

阿蘇山ロープウェーの運行状態を確認する

「パノラマライン」でドライブを楽しむ!

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ルート①②へアクセスする際に、通る道(国道11号線)は「パノラマライン」と呼ばれる、地元のドライブコースの一部です。さらに、阿蘇山の北外輪山には「ミルクロード」と呼ばれる有名なドライブコースがありますので、気分転換に二つのドライブコースを制覇するのもお勧めです。
ラピュタの道
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さらに、ミルクロードから外輪山の麓までつづく「阿蘇市道狩尾幹線」という山道は、通称「ラピュタの道」と呼ばれています。車で立ち寄るだけで、このような大絶景を拝むことができますよ。(注意:地震の影響により、ミルクロードの一部は通行禁止になっています。ルート①②へのアクセス「パノラマライン」については後述していますが、ミルクロードを制覇する場合には事前に情報をよく調べてからドライブへ出かけてください)

阿蘇市 道路情報

交通アクセスと宿泊施設

阿蘇山に訪れるにあたって、県外、本州から向かう人も多いと思います。そこで、メインの交通アクセスと宿泊施設を紹介します。

交通規制情報(2017年11月現在)

%e7%99%bb%e5%b1%b1%e9%81%93-crop 現在(2017年11月現在)、阿蘇山は地震と噴火の影響により、山域の道路が一部通行止めになっています。特に草千里ヶ浜、烏帽子岳、杵島岳(ルート①②)、そして阿蘇の火口を目的とした場合、「阿蘇駅・道の駅阿蘇」前から上る阿蘇東登山道坊中線(県道111号線)のみが通行可能となっています。また、通行は7:00~19:00となっています

草千里ヶ浜、烏帽子岳、杵島岳(ルート①②)へのアクセス

●車の場合

JR阿蘇駅から      :車で約20分
九州自動車道熊本ICから:約1時間20分
阿蘇くまもと空港から  :約1時間20分

詳細はニュー草千里のHPをご確認下さい。迂回路マップまで載っています。

ニュー草千里のHPでアクセスを調べる

●公共交通機関

JR阿蘇駅より九州産交バス
「阿蘇火口線・草千里阿蘇火山博物館前」下車 徒歩1分
(時刻表・運賃は下記の九州産交サイトをご参照ください。)

九州産交のサイトで時刻表と運賃を確認する

大戸尾根コース(ルート③)へのアクセス

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出典:ヤマプラ
南阿蘇ビジターセンターを目標にすると便利です。

●車の場合
  • 別府・大分方面:県道11号(やまなみハイウェイ)→ 国道57号線(宮地経由 大分・竹田方面へ)→ 国道265号線(箱石峠・約100km)
  • 熊本IC    :国道57号線(阿蘇方面へ)→ 国道325号線(立野大橋経由)→ 国道265号線(約50km)
  • 益城熊本空港IC:県道28号線(俵山トンネル経由)→ 国道325号線(高森方面)→ 国道265号線(約50km)
 

●公共交通機関の場合
  • 熊本駅(JR豊肥本線・約60分)→ 立野駅(南阿蘇鉄道に乗り換え・約30分) → 終点高森駅(九州産交バス 色見環状線、温泉館経由・約10分)
  • 熊本空港(九州産交バス 高森中央行き・約50分)→ 高森中央(九州産交バス 色見環状線・約10分)
NAVITIMEでルートを確認する

 

阿蘇山周辺の宿泊施設

遠方より来た場合には宿泊宿も欠かせません。各方面の登山道に近い宿を紹介します。

阿蘇山頂ルートの場合(西側の山塊):阿蘇山北側のホテル かんぽの宿

    • 施設名 :かんぽの宿
      住所  :〒869-2612 熊本県阿蘇市一の宮町宮地5936
      電話番号:0967-22-1122
    • 営業時間: 9:00~17:00(最終入館16:30)
    •     :チェックイン15時 チェックアウト10時
    • 休館日 :サイトURLをご確認ください。(2018年は6月26日 火曜日)
かんぽの宿 阿蘇

大戸尾根方面の場合(東側の山塊):阿蘇休暇村

    • 施設名 :南阿蘇休暇村
      住所  :〒869-1602 阿蘇郡高森町高森3219
    • 電話番号:0967-62-2111
    • 営業時間:チェックイン:15時 チェックアウト:10時
    • 休館日 :サイトURLをご確認下さい。
南阿蘇休暇村


下山後の温泉施設

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出典:PIXTA
下山後にはもちろん温泉!日帰り温泉に立ち寄りましょう。

阿蘇山北側方面(阿蘇山頂ルート方面におススメ)

    • 施設名 :湯巡追荘
      住所  :〒869-2301 熊本県阿蘇市内牧385−1
    • 電話番号:0967-32-0622
    • 営業時間:6時~24時
    • 休館日 :不定休
    • 料金  :立ち寄り入浴料 大人600円、子供300円
    • ※利用する風呂や時間により異なります
湯巡追荘

阿蘇山南側方面(大戸尾根方面におススメ)

    • 施設名 :高森温泉館
      住所  :〒869-1601 熊本県阿蘇郡高森町上色見
    • 電話番号:0967-62-2626
    • 営業時間:午前10時~午後9時
    • 休館日 :毎週水曜日
    • 料金  :大人300円、子供150円
高森温泉館

観光気分で阿蘇山に壮大な景色を見に行こう!

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出典:PIXTA
阿蘇山は登山のレベルとしては大変易しいですが、景色は壮大です。通年登ることも可能ですし、朝晩で景色が大きく変わります。本格的に登山を楽しもうとすると少し物足りないかもしれませんが、ご当地の観光と合わせてぜひ、行ってみてくださいね。

紹介されたアイテム

山と高原地図 阿蘇・九重 由布岳 201…

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トレイルランニング、登山、キャンプを通じて、一年間休みなく、週末限定外遊び人です。年間60以上、山に行くほどの山馬鹿です。皆さんによい記事を提供できるよう、頑張ります!

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