山で突然死亡することがある

「山の突然死」は増えている?
平成28年の調査によると、登山者の中で男性は65~69歳、女性は60~64歳がもっとも多いというデータがあります。(参考『統計トピックスNo.96 登山・ハイキングの状況-「山の日」にちなんで-』総務省統計局より)「団塊の世代」の登山者が多いという事実のもと、突然死のリスク要因をかかえた人も含まれ、山の突然死が注視されるようになりました。また、転・滑落で死亡した登山者のなかには、突然意識を失って転落した人が含まれている可能性もあります。(参考『平成28年における山岳遭難の概況』警察庁生活安全局地域課より)山の突然死ってなに?

突然死の多くは「心臓疾患」
山の突然死は、午前中に発生することが多く、死因としては、狭心症、心筋梗塞などの心臓疾患が最も多いです。そのほか、くも膜下出血、脳梗塞などの脳疾患や大動脈乖離などもあげられます。こんな人は危ない!山の「突然死」セルフチェック

・年齢が50~60代の男性
(※突然死は女性よりも男性の方が多い傾向にあります。)
・不整脈がある人
・高脂血症や高血圧、糖尿病など生活習慣病がある人
・肥満傾向で定期的な運動をしていない人
※あくまで全体的な傾向で、これらに当てはまらない、若くて体力のある登山者が突然亡くなるというケースもあります。ひとつの参考としてお考えください。
「山の突然死」を防ぐには?話題の本を参考にさらに学んでみよう!

ドキュメント山の突然死 (ヤマケイ文庫)
発売日: 2017年07月22日※予約受付中
著者/編集: 柏 澄子
出版社: 山と溪谷社
発行形態: 文庫
ページ数: 256p
著者/編集: 柏 澄子
出版社: 山と溪谷社
発行形態: 文庫
ページ数: 256p
健康で楽しい登山を!

Healthy hiking!
健康的な登山を!