【日本三大修験道】神様に見守られて、清らかな心を取り戻す
その昔、山には神様が住んでいると考えられていました。この神様を信じ、山の厳しい修行に身を置くことを修験道と呼びます。奈良時代、平安時代に盛んになったこの修験道ですが、日本で特に信仰を集めた山が3つあります。歴史深い「日本三大修験道」を紹介します。
2022/11/28 更新
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naot
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修験道って?

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登山をしない人には耳慣れない言葉かもしれない「修験道」。言葉のイメージから、「何やら大変そう」「辛くて厳しそう」なことを思い浮かべるかもしれませんが、修験というのは、「修行して迷いを除き、験徳をあらわすこと」、道は登山道のことではなく、「悟りをひらく方法」のことなんです。ひとつの宗教に限らず、さまざまな宗教や宗派で行われていることです。
山には神様がいる!

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昔は、このように考えられていました。山には神様が宿る、もしくは山自体が神様と信じる山岳信仰が奈良時代あたりから信仰されてきました。そしてこの精神を基に、山をご神体として拝んだり、ご神体である山の中で修行をして悟りを開くことこそが「修験道」なのです。
修行してどうなるの?

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人は仏様と同じような本性を持っているのに、煩悩を持ってしまうがために本性を曇らせてしまいます。修験にはその煩悩を振り払い清らかな心を取り戻す目的があります。そして、山の中で仏道修行をする人のことを山伏といいます。
日本三大修験道がある!

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山に入り厳しい修行を行っていた山伏たち。その中でも、特に信仰を集めていた3つの山があり、「日本三大修験道」などと呼ばれているんです。