きれいな山を守るために、何ができるのだろうか?
クリーンアップを行った後に、「高尾山に来る人がゴミを出さないようにするには?」というテーマで約1時間半ワークショップを実施しました。
そこで出たアイディアの一部をご紹介します。
強制ではなく、自発的にやりたくなることが大切
例えば無意識に落としてしまったパターンの対策だと、出発する時にゴミを落としていないか楽しく確認できる方法があれば良いよね。キャッチコピーとか作って。
そういうアクションを広げていけたら楽しくゴミを落とさない雰囲気を作れそうです。
「山でゴミが捨てられない」ということは常識ではない?
小さなことでも続けて積み重ねよう
あと、給水ボトルのレンタルを行うことでmymizuみたいなサービスをドンドン使ってもらえるようにしたいです。
まだまだ色々知られていないことってたくさんあると思うので、そういったことを知るきっかけをYAMA HACKでも発信しないといけないと、改めて感じました。
あと、小さくてもいいからまずはできることをやるのが大切。やるといろんなことがドンドン見えてきます。
クリーンアップという山の楽しみかたを
今回ご協力いただいた、Mt. TAKAO BASE CAMPの2人に今後のクリーンアップ活動について聞いてみました。
クリーンアップで自然を楽しむ輪を作っていく
今後何か企画を考える時、ここに来る人たちは「それぞれ知っていることのベースが違う」ということを意識して、いろんなことをやっていきます。

自分たちが遊ぶフィールドを守っていく行動を
本来、山にないはずのゴミを探しながら歩いていると、どこにゴミがよく落ちているのかなどのゴミに関することだけでなく、足元の植物や虫などにもよく気づくようになりました。
またクリーンアップ活動自体、なんだか宝探しをしているようでとても楽しかったです。
クリーンアップに興味がある人は活動に参加してみたり、それが難しい人はマイボトルを使うようにしてみたりと、まずはできる行動を続けてみましょう。
Mt. TAKAO BASE CAMPで行われるクリーンアップ活動情報はHPやSNSで発信されます。気になるかたはチェックしてみてください。
Mt. TAKAO BASE CAMPInstagramアカウント
ゴミ拾いのアイテム紹介
左はミニサイズのトング。手で掴むのに抵抗がある時に便利です。
右の袋はモンベルから発売されているゴミを入れられる袋。こういったものを持っていると、ゴミをまとめられるので大変便利です。
モンベル O.D.ガベッジバッグ4L
Mt. TAKAO BASE CAMPでのゴミを減らすための取り組み
最後にMt. TAKAO BASE CAMPでのさまざまな取り組みを見ていきましょう。
■シェアボックス
スタッフがそれぞれ要らなくなった服を持ち寄ります。山に行くための動きやすい服がほしい時や泊まる時のパジャマとしてなど、個人で使わなくなったものをスタッフ同士でで使うような仕組みがあります。
■mymizu(マイミズ)
世界20万箇所から無料で給水できるポイントを紹介したアプリ。上手に活用することで美味しい水が飲めるだけでなく、飲料代の節約が可能です。
mymizuについてもっと知りたい
■繰り返し使えるストロー
プラスチック製のストローではなく、何度も使用可能なステンレス製のストローがカフェで使用されています。ストローも冷えているので、冷たい飲み物もより一層美味しく感じました。
取材協力:Mt. TAKAO BASE CAMP