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SUPER HIKING JAPAN

歩いて泊まるだけじゃない!新しいアウトドアのカタチ「GO OUT SUPER HIKING JAPAN vol.1」体験レポート

「歩いて泊まるだけじゃない!新しいアウトドアのカタチ──」を掲げたイベント、GO OUT SUPER HIKING JAPAN vol.1に潜入しました。自然の中を歩くだけでなく、グルメや音楽、交流が詰まった2日間で、トレイル初体験から“旅するハイキング”感覚まで、参加者の笑顔あふれる模様をレポートします。

目次

記事内の写真はすべて撮影:吉本 悠哉

歩く!泊まる!食べる!盛り上がる!“超”最新型アウトドアイベント登場

2025年10月25日~26日の2日間、アウトドアファッション雑誌『GO OUT』が主催する大型ハイキングイベント「GO OUT SUPER HIKING JAPAN vol.1(以下、スーパーハイキング)」が開催されました。従来のハイキングの要素である「歩く」と「泊まる」に、「グルメ」や「野外音楽フェス」の要素が融合した新しいアウトドアイベントです。

フォトグラファーとして活動中の私、吉本が潜入してきました

韓国ではすでに4回も開催され、アウトドア好きの中で話題になってるスーパーハイキング。日本初上陸ということで参加してきましたので、その様子をお届けします(記事最後には、イベントの写真をたくさん掲載)。

イベント中はあいにくの雨模様でしたが、それでも大満足の2日間になりました。

スーパーハイキングって何?

公式サイトによると

自分のペースで歩き、疲れたら休んで、自然や、里山の景色を楽しむ。夜はテントで眠り、朝になったらまた歩き出す。そんな自由に“歩く旅”を、私たちは「SUPER HIKING」と呼びます。

引用:GO OUT

とのこと。参加して改めて考えてみると、「スーパーハイキング」とは、

決められたチェックポイントを自分のペースで歩きながらゴールを目指し、途中、協賛ブランドのブースやその土地の名物を楽しむために足を止めるなど、ただ歩くだけではなく、その土地の自然や観光スポットごとを楽しみながら進む“旅”のスタイル。

みんなでひとつのキャンプ村でテントを張り、食事だけでなく、音楽や出展メーカーのブースでの買い物など、「歩く」 「泊まる」 「食べる」を思う存分楽しむ自由なアウトドア

ではないかと感じました。

コースは2日で約20km。下り基調だけど、歩きごたえ満点!

今回の舞台となったのは、日本最古のロングトレイルとして知られる東海自然歩道の一部。
1日目は、山梨県にある精進湖民宿村をスタートし、3つのチェックポイントを通過してふもとっぱらへ。道中は、本栖湖や割石峠、富士山ワイナリーなどの見どころ満載でした。

2日目は、ふもとっぱらから吊り橋を渡って、陣場の滝へ。一旦、そこでゴールとなりますが、その後、ふもとっぱらまで歩いて戻るコースでした。

歩きはもちろん!それ以外も充実感にあふれていた2日間

参加するまでは、これだけ大規模なハイキングイベントって、いったいどんなものなのか想像もつきませんでした。
しかし、実際に参加してみると「楽しかった」の一言。東海自然歩道のトレイルの魅力はもちろんですが、それ以外にもスーパーハイキングならではのポイントがありました。

アウトドア好きとの出会いと交流!

友人とイベントで知り合ったハイカーと記念撮影

GO OUT主催ということもあり、普段はキャンプ中心に楽しむ方、ハイキング初心者から上級者の方まで、幅広い層の人が参加していました。

すれ違う人たちと挨拶したり、励ましあったり、チェックポイントで再会した時には「また会いましたね!」という声が飛び交ったりするのも、スーパーハイキングならでは。

「遠足の延長みたいだね」と言う人もいて、深く納得したのを覚えています。”大人の青春”というやつですね。

僕も友人や会場で出会った人たちと一緒に2日間歩きました!雨の中だというのに、みんなで会話を楽しみながら笑顔で歩けたことが、このイベントの素晴らしさを物語っていると思います。

多彩でとにかく楽しいチェックポイント!

今回のコースには、5つのチェックポイントが設けられていました。チェックポイントには、給水所や食事が用意されていたのですが、一部ではスポンサーブランドによるアクティビティが。

KEEN主催「コーンホールゲーム」

シューズは惜しくもゲットできずでしたが、参加賞でも十分満足。

1つ目のチェックポイントは、アウトドアシューズブランドのキーンが主催する「コーンホールゲーム」。

手のひらより少し大きいバッグを見事に穴へ入れる事ができるとシューズ引換券が当たるという内容で、会場は大盛り上がり!僕は残念ながら外しましたが(いや惜しかったんです!)参加賞をGET!

ARC’TERYXのブランドクイズ

3つ目のチェックポイントでは、アウトドアウェアブランドのアークテリクスがブランドクイズを実施。

正解者は初日のゴール地点であるふもとっぱらでくじ引きに挑戦でき、僕はC賞のアークテリクス手ぬぐいをゲット!

途中でミニゲームを楽しんだり、みんなでクイズの答えを考えながらトレイルを歩いたのも、スーパーハイキングならではのいい思い出です。

クイズ以外にも嬉しい寄りみち

皆さんお酒の量には注意しながら、土地の味を楽しんでいました。

「富士山ワイナリー」のチェックポイントでは、地元産のワインやジュースも楽しめました。

雨の中のハイキングだったので、僕もホットワインをチョイス。雨で冷えた身体にスパイスが効き、内側からポッカポカに。

このように、趣向の異なるチェックポイントが設置されているため、飽きる事なく歩き続ける事ができました!

心もお腹も満たされる、夜のお楽しみ

1日目のハイキング後は、ふもとっぱらでウェルカムイベントが開催。当日はあいにくの雨模様でしたが、協賛企業のブースでショッピングやワークショップを楽しんでいる人もいました。

夕食は地元食材を使ったカレーだけでなく、焼きそばまで用意されていて大満足のボリューム感。みんなで同じものを食べるのも、一体感が生まれて良かったです。

建物の中では、音楽ライブ、DJタイム、そしてハイカーズトークなど、夜まで楽しめるコンテンツが満載でした!これはまさにGO OUTならではの催し物で、今回のイベントならでは。

音楽に身を任せる人、アウトドア談義に花を咲かせる人など、皆さまざまな楽しみ方で盛り上がっていて一体感のある夜が過ぎていきました。

僕は、出会った人たちとずっとアウトドア談義をしていましたが、テラス内のDJブースでは22時を過ぎても大盛り上がり。

テントサイトに戻って驚いたのは、テントサイトには音楽が全く届かないこと。DJブースとの距離がしっかり取られており、夜を楽しみたい人にも、静かに休みたい人にも双方に嬉しい配慮がなされていて、とても好印象だったポイントです。

2日目の出発は9時。皆さん、7時を過ぎるとそれぞれのテントから出てきて、温かい朝ごはんを食べていました。それにしても、夜も楽しんでいた人たちが翌日皆ピンピンして歩いてるんだからすごいですよね。

アウトドア好きのエネルギーは計り知れません。笑

楽しかったからこそ、ちょっと寂しかったことも

基本的に満足度高く楽しめましたが、充実していた分、少し気になった点もあります。

せっかく盛り上がったのに閉会式がないのが寂しい

開会式やスタート時には、カウントダウンで「ハイキングー♪」と声を出して一斉スタート!と、大いに盛り上がりました。しかし、ゴールは各自自由解散という形。

せっかく一体感が魅力あるイベントだけに、最後に全員で集まる閉会式があると、より心に残る締めくくりになったのではと感じました。

参加者は約250人と大規模だったため、混雑回避のためということやそもそも歩くスピードは人それぞれなので、ゴール時間に差が出るのは自然なこと。
さらに、帰りのバスの時間などもあるので、運営上難しいことも想像できるのですが、参加者同士のコミュニケーションが本当に魅力的だったがゆえに「あの人、もう帰っちゃったんだ」と寂しく感じました。

スーパーハイキングは、自然を感じて歩くだけではなく、人との出会いも大切な要素だと思っているので、出会えた人たちと最後に気持ちよくバイバイを言いたかったな、というのが僕の心残りです。

みんなで自然とふもとを歩いて、つないで、味わおう!

スーパーハイキングは、スピードを競う大会ではなく、それぞれのペースで地域の魅力を感じながら歩くイベント。自然豊かなトレイルとローカルの街がシームレスにつながる感覚を味わえました。

テントの貸し出しや送迎も用意されており、初心者でも気軽に参加できるのも魅力。「自然に触れたいけど、一歩を踏み出せない」という人の背中をやさしく押してくれるイベントだと感じました!

また、今回出会った人たちと、次回も再会できたら良いなと、思わせてくれる充実感がありました。

僕にとってスーパーハイキングとは、“歩くことを通じて感じるアウトドアの青春”。自然や地域性を共に感じながら、雨の中でも笑いあったり、励まし合えたり、なんか部活みたいでくすぐったい感じを思い出させてくれるイベントでした。

ありがとうスーパーハイキング!!

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