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◯泊◯日で◯◯山に行くとしたら…。登山者4名の「ザックの中身」を大解剖!(3ページ目)

こだわり③|着替えは最低限!気になるニオイは「ハッカ油」でごまかす

着替えとハッカ油

提供:@amy.misatoさん

7泊8日でも着替えは2着(写真のうち1枚は行動中に着用)。1着につき約3~4日間も着っぱなしとなるので、やはりニオイは気になります。防臭・防虫も兼ねて「ハッカ油」を服にかけることで、ニオイ軽減&清涼感が得られるとのこと。

85Lで3泊4日テント泊|無補給で挑む、南アルプス縦走

and_wanderさん

提供:@and_wanderさん

長野県塩尻在住の会社員@and_wanderさん。グループでもソロでも安全を考慮した重装備で、険しい道を確実に進むのが彼の山行スタイルです。

いつか行きたいと思っていた、山頂までのアプローチが長く、途中の補給が難しい南アルプスを今回は想定しました。今までの3名とは違った、過酷な山行だからこそ身体を気遣うギアが詰め込まれていました。

85Lのザックの中身は…

@and_wanderさん荷物

提供:@and_wanderさん

今回登場したザックの中では最も大きなグレゴリー/バルトロ85L/span>」。3泊4日と縦走としては少し長めではありますが、@amy.misatoさんの7泊8日に比べると半分の日程。

この容量の大きさには「無補給」「南アルプスの稜線歩き」というリスクヘッジが含まれているようです。

衣類個数
レインウェア(上下)1
ダウンジャケット&パンツ1
Tシャツ4
靴下3
インナーウェア3
タイツ1
手袋/帽子各1
アームカバー3
宿泊個数
テント(ペグ、ガイラインなど含む)1
寝袋1
シュラフマット1
インナーシュラフ1
1
エマージェンシーシート1
カメラ関係個数
カメラ本体1
レンズ2
三脚/カメラホルスター各1
バッテリー3
食品・飲料個数
食料5食分
携行食4食分
飲料水4.5L
プロテイン類5
調理器具個数
クッカー1
バーナー1
カトラリー(箸)1
ガス缶1
マグカップ1
水筒(ハイドレーション含む)2
ナイフ1
小物類個数
ヘッドライト1
モバイルバッテリー1
ファーストエイドキット1
タオル・手ぬぐいなど1
洗面具・メイクなど1
ライター1
コンパス1
サングラス1
ティッシュペーパー/ウェットティッシュ各1
トレッキングポール1
サンダル1
地図(マップケース含む)1
筆記用具1
熊鈴/ホイッスル各1
日焼け止め1
携帯トイレ1
浄水器1
ゴミ袋1
細引き1
古新聞1

こだわり①無補給登山の必需品!「携帯浄水器」

ソーヤーミニ

提供:@and_wanderさん

小屋までの道のりが遠く、水を補給することができないルートでは、携帯浄水器の「ソーヤーミニ」を使い、沢の水から飲料水を確保しています。生水をそのまま飲む行為にはお腹をこわす危険性があり、遭難リスクも高くなるため絶対にやらないそう。もし浄水器を忘れたら、その日の山行は中止にするくらい大切なギアとのことでした。

こだわり②|「乾燥野菜とプロテイン」で栄養を確保し、安全登山

食料

提供:@and_wanderさん

以前の山行ではカロリーを重視して炭水化物ばかりを食べていたため、肌や爪がボロボロに……。その教訓を踏まえ、無補給山行ではとにかく栄養が取れるものを重視してセレクト。
朝食にはカロリーメイトと行動食にもなるグラノーラ。グラノーラは牛乳代わりにプロテインを入ることでタンパク質を十分に補います。夕食は乾燥野菜を使ったラーメンやカレーでビタミン類もバランス良く摂取できるよう工夫しています。

あなたは〇〇の山へ行くなら何を持っていく?

荷物まとめ

出典:PIXTA

山小屋泊、宴会テント泊、ULロングトレイル、無補給重装備登山の4パターンの「ザックの中身」。それぞれの山行スタイルに適した、快適に、楽しく、安全に過ごすためのヒントを発見することができました。

この4名のスタイルはあくまでも一例。次の山行、あなたならザックに何を詰めていきますか? 登る山やそこで起こりうることを想像しながら、荷物の足し算引き算を考えることも、山の楽しみのひとつ。その過程もぜひ楽しんでくださいね!

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