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登山装備一式

みんなのザックの中身が気になる!ハイカー14人の山旅装備を大公開

「みんなは山にどんなアイテムを持って行っているんだろう」そんな風に思ったことはありませんか? 装備に悩んだときに、他の登山者の荷物を参考にしたい人も多いはず。そこで今回は、気になる登山の持ち物事情を調査。ハイカーたちのこだわりが詰まった“ザックの中身”を公開しちゃいます!

アイキャッチ画像提供:Instagram/ayaka.matsuoka

あの山に何を持っていく? みんなの装備が気になる!

「あの人のザック重そうだな~、何泊するんだろう」「なんで私のザックは友達よりこんなにパンパンなのかな…」

見えないからこそ気になる、他の登山者のザックの中身。みんなはいったいどんな装備で山へ出かけているのでしょうか。

女性ハイカー

そこで今回は、ハイカー14名の山旅装備を大公開! とある日の山行での主な持ち物と装備のポイントを教えてもらいました。これまでの経験や登山スタイル、山行日程によって、選ぶ装備は様々。

山行後の感想では、装備の反省点を挙げてくれた方もいました。みんなの良かったところや改善点を、自分に合った装備選びの考え方のヒントにしてみてくださいね!

①0ya_ma_sam_p0さん[登山歴9年]

山行日程

双六岳~笠ヶ岳
2019年7月31日〜8月2日
(2泊3日/シェルター泊)

双六岳~笠ヶ岳 装備

主な装備
ザック、フロアレスシェルター、ヴィヴィ、マット、グランドシート、防寒着上下、レインウエア、着替え、ファーストエイドキット、ヘッドライト、予備バッテリー、トイレキット、アルコールストーブ、カトラリー、ボトル、ザックカバー、タオル、三脚、カメラバッグ、サコッシュ

装備のポイント

星が撮りたくてカメラ関係がだいぶ重くなってしまったので、それ以外の軽量化を意識しました。テントはインナーを持たず、フロアレスにして、シュラフも持たず、SOLのエスケープヴィヴィプロのみにして防寒着で調整するようにしました。

山行を終えて

双六岳~笠ヶ岳 装備

初めてのフロアレスシェルターで寒さと虫が心配でしたが、問題なく快適に過ごせました。楽しみにしてた星撮りは両日ともガスで撃沈でしたが、双六岳からの槍ヶ岳は見れたのでよかったです。次来るときは双六から槍ヶ岳を入れての星空を撮りたいです。

②tomozoさん[登山歴5年]

山行日程

立山~剱岳
2019年8月10日〜8月12日
(2泊3日/テント泊)

tomozo①

主な装備
ザック、テント、シュラフ、レインウエア上下、ダウン上下、フリース、防寒具(ニット帽、ネックウォーマー)、着替え、一眼レフカメラ、ヘルメット、サンダル、調理器具(コッヘル、折りたたみカップ、固形燃料)、ファーストエイド、ライト、地図コンパス

装備のポイント

今年から軽量化を意識し始め、とにかく軽く。防寒だけは手厚く準備しました。

山行を終えて

tomozo②

剱沢キャンプ場をベースにして、山の日の剱岳に登頂しました。登頂までの渋滞はあったものの、やはり山の日は賑やかで楽しかったです。防寒具多めで持参しましたが、それでも寒がりな私には丁度よいくらいでした!

③4u4_nさん[登山歴3年]

山行日程

奥穂高岳〜大キレット〜槍ヶ岳〜双六岳
2019年8月10日〜8月13日
(3泊4日/シェルター泊)

奥穂高岳〜大キレット〜槍ヶ岳〜双六岳縦走 装備

主な装備
ザック、サコッシュ、スリーピングパッド、シュラフ、ヘルメット、ヘッドライト、トレッキングポール、ウェア、シャツ×2、パンツ、レインウエア、ダウン、グローブ、サンダル、カメラ、調理器具、財布

装備のポイント

テン泊縦走の時の装備は極力軽いULを意識しつつ、その分食事やお酒をたんまりと持っていき、テント場の楽しみを糧に頑張ります(笑)。

山行を終えて

奥穂高岳〜大キレット〜槍ヶ岳〜双六岳縦走 装備

テン泊装備で長距離&難関ルート大キレット通過ということで、緊張感はありましたが、今回デビューとなった、山と道のthree(ザック)の機能と、初出動の嬉しさによって無事踏破できました(笑)。

サコッシュはよく使うものを入れておくと便利ですが、大キレットのような岩場では下が見にくいことがあったので、そのような場面ではカバンの中にしまっていました。
今回は自分の好きな装備を持って、4日間天候にも恵まれた最高の山行でした!

④shirogoniaさん[登山歴1年]

山行日程

硫黄岳
2019年8月12日〜8月13日
(1泊2日/テント泊)

本沢温泉〜硫黄岳 装備

主な装備
シュラフ、マットレス、ナルゲンボトル、防寒着、シェル、雨具、着替え、火器(調理器具)、ヘッドライト、ザブトン、食料(行動食)、カメラ、プラティパス

装備のポイント

初めてのテン泊ということもあり、必要品はしっかり持っていきました。用途や必要順で小分けにして、圧縮スタッフバックを使ってなるべくコンパクトにまとめました。

ザック内の防水もしっかり行い、パッキングはきれいにできたかと思います。パートナーとも荷物を分配しながら行きました。食べるの大好きなので食料(お菓子)は多めです(笑)。

山行を終えて

本沢温泉〜硫黄岳 装備

まずはじめにテン泊が最高でした。本沢温泉も朝一に入れて雲海と焼ける硫黄岳を眺められて至福のひと時でした。天候にも恵まれて、硫黄岳からの眺望も絶景でした!

登山を始めてまだ1年ほどですが、欲しかったギアを少しずつ揃えて身に纏って歩く山道がたまらないですね。今回は新たに<RawLow Mountain Works>のザックを手に入れて気分アガりまくりの山行でした!

⑤hmr_0121さん[登山歴5年]

山行日程

表銀座縦走
2019年8月12日〜8月14日
(2泊3日/小屋泊)

表銀座縦走 ソロ 小屋迫装備

主な装備
ヘルメット、トレッキングポール、サンダル、ダウンジャケット、カッパ、着替え(下着予備)、ファートストエイドキット、モバイルバッテリー、ナイフ、ヘッドライト、バーナー、コッヘル、コップ、スキットル、地図、コンパス、サングラス、ウェアラブルカメラ、その他小物、行動食(3日分)、プラティパス(水1〜2L)

装備のポイント

スタンレーのスキットルにつめた麦焼酎(笑)。

2泊3日の山行を、この28Lのザックで完結させることを目標にパッキングしました。ザックは約500gとかなり軽量ですが、装備自体はとくにULを意識しているわけではないので、写真の装備+行動食・水で重めです。

山行を終えて

表銀座縦走 ソロ 小屋迫装備

今回、行動食に力を入れました。ドライフルーツ・アミノバイタル・ナッツなどで積極的に栄養を補給。そのおかげか、最終的に脚が全く痛くならず、傷ひとつ作らないで下山できことが一番嬉しかったです。『食』の重要性を体感できた山行でした。

⑥ayaka.matsuokaさん[登山歴8年]

山行日程

九重連山 星生山〜久住山
2019年8月17日〜8月18日
(1泊2日/テント泊)

九重連山 牧ノ戸峠〜星生山〜久住山〜坊ガツル〜牧ノ戸 装備

主な装備
ザック、テント、寝具、火器、フィルムカメラ、食器、着替え、ヘッドライト、バッテリー類、ファーストエイドキット、食料

装備のポイント

8月で、いつも行く坊ガツルということもあり、防寒着とシュラフをあえて持っていきませんでした。

山行を終えて

九重連山 牧ノ戸峠〜星生山〜久住山〜坊ガツル〜牧ノ戸 装備

今回の山行は、いつも行くくじゅうでのテン泊ということもあり、寝具や着替えを控えめにして軽量を意識してのパッキング。

九州の山といえども、夜はなかなか冷え込んだので、やっぱりシュラフは必要でした。山荘の温泉のおかげで、冷えた体もポカポカ癒せてよかった〜。

⑦abenger7さん[登山歴15年]

山行日程

屋久島 宮之浦岳
2019年8月20日〜8月22日
(2泊3日/テント泊と小屋泊)

屋久島 宮之浦岳 テント泊&山小屋泊 装備

主な装備
ウェア類(メインで使用したのはパタゴニア・キャプリーンクールとバギーズ・ショーツ)、バックパック、サンダル、マットレス、折りたたみ傘、テント、シュラフ、レインウエア、調理器具、カトラリー、浄水器、グレーポーチ(リペアキット)、グリーンポーチ(GoPro・バッテリー・ケーブル類)、イエローポーチ(常備薬・洗面用具)、パープルポーチ(食料・調味類)、オレンジポーチ(パジャマ代わりに使用するメリノウール上下と靴下)、ヘッドライト

装備のポイント

以前は比較的軽量なバックパックを使用していたのですが、フレーム剛性がしっかりしているミステリーランチのテラフレーム50に変えてから縦走が快適になりました。また、このバックパックの特長でもある3ジップデザインは、底にある荷物の取り出しも素早くできるので他の製品に戻れません。

過去に黒部下ノ廊下をハイクしたときに、サイドポケットに入れておいた水筒を岩肌のボルトに引っ掛け、水筒が谷底に吸い込まれていった経験があります。それ以来、水筒やマットレスを外に出さないようにしています。

<ゼログラム> エルチャルテン1.5P(テント)の設営は非常に簡単、また、結露がほとんどないのでオススメです。

山行を終えて

屋久島 宮之浦岳 テント泊&山小屋泊 装備

屋久島では雨に何度も降られましたがレインウエアを使うことはなく、モンベルの超軽量な傘が大活躍しました。レインウエアは使わないことを前提として軽量なモノを選択しています。

あと、<パタゴニア>キャプリーンクールのトレイルシャツとライトウェイトシャツを併用しました、保温性があるトレイルシャツのほうが今回の山行には適していました。バギーズショーツ派は、ほとんどいませんでした(笑)。

今回屋久島にはじめて行きましたが、5月に島を襲った大雨の影響で、どのキャンプサイトも閑散としており寂しいくらいでした。紀元杉までバスで移動したのですが、僕以外は全て外国人でした。登山道は完全に修復されておりますし、屋久島にはたくさんのガイドさんがいます。ぜひ、屋久島を訪れてください。

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