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◯泊◯日で◯◯山に行くとしたら…。登山者4名の「ザックの中身」を大解剖!(2ページ目)

70Lで1泊2日テント泊|山だ!酒だ!宴会だ!の食料歩荷派

@yuji_campさん

提供:@yuji_campさん

都内勤務会社員の@yuji_campさん。休日仲間に山でおいしいごはんとお酒を振る舞って楽しむのが、山を登る目的のひとつ。毎回テーマを決めた山メシを用意するのが楽しみとのこと。

先ほどの@yama_jyo_saoriさんが同じ1泊2日だったのに対し、なんと70Lの大型ザックを背負い、八ヶ岳にある「青年小屋」のテント場に行くといいます。

理由は大量の食材やお酒。毎回総重量は19kgを超えるそう。「遠い飲み屋」の異名を持つ小屋で山仲間に「ふるまい」をするのが、大きなザックの秘密でした。

70Lのザックの中身は…

@yuji_campさんの荷物

提供:@yuji_campさん

モンベル/エクスペディションパック 70Lとテント泊とはいえ、1泊2日の山行で使用するにはかなりの大型サイズ。いったい何が入っているのでしょうか?

衣類個数
レインウェア(上下)1
Tシャツ1
靴下1
インナーウェア1
タイツ1
手袋/帽子各1
レインポンチョ1
ソフトシェルジャケット1
宿泊個数
テント(ペグ、ガイラインなど含む)1
寝袋1
シュラフカバー1
シュラフマット1
1
カメラ関係個数
カメラ本体1
レンズ1
三脚/自撮り棒各1
ゴープロ1
食品・飲料個数
食料3食分
携行食3食分
飲料水3.5L
粉末ドリンク4
缶ビール1
ペットボトルに移し替えた酒類1.3L
調理器具個数
クッカー3
バーナー2
カトラリー(箸)1
ガス缶2
マグカップ1
水筒(ハイドレーション含む)2
ナイフ1
保冷バッグ2
トング・お玉など3
ティーポット1
調味料セット1
小物類個数
ヘッドライト2
モバイルバッテリー/予備電池3
ファーストエイドキット1
タオル・手ぬぐいなど1
洗面具・メイクなど1
ライター1
コンパス1
サングラス1
ティッシュペーパー/ウェットティッシュ各1
トレッキングポール1
地図1
筆記用具1
熊鈴/ホイッスル各1
日焼け止め1
携帯トイレ1
ゴミ袋1
ハンドライト1
リペア用ダクトテープ&シート各1
エマージェンシーシート1

こだわり①|安定感抜群!「CB缶用ストーブ」

SOTOバーナー
SOTOバーナー

提供:@yuji_campさん

同行者への「ふるまい」は大量の食材を使って大きな鍋で料理をすることが多く、低重心の五徳だと大きな鍋でも安定しやすいそう。またOD缶より安価なCB缶が使えるバナーの方が経済的。

そのため「SOTO/レギュレーターストーブ FUSION」を携行しています。安定感があるので料理の取り分けがしやすかったり、鍋を火にかけたまま、他の調理ができるのもいいとのことです。

30Lで7泊8日テント泊|軽量化命!のロングトレイル歩き

@amy.misatoさん

提供:@amy.misatoさん

福井在住の専門職@amy.misatoさん。休日はULハイカーとしてフットワーク軽く登山を楽しんでいます。

過去にみちのく潮風ロングトレイルを1人で歩いたときは、80Lのザックが「念のため」と持っていった荷物でいっぱいになり、なんと20kg以上もの重さがあったそう。そのときのつらい経験が軽量化を目指すきっかけになったといいます。もう一度あの道を軽やかに歩きたいと、軽量化に特化したパッキングを目指しました。

とはいえ、ザックの中はただ軽量化しているだけではなく、“テンションが上がる”ギアもあり、ロングトレイルを楽しむ工夫があります。

30Lのザックの中身は…

ザックの中身

提供:@amy.misatoさん

ザックはULギアブランドとして知られるOGAWAND/アクペリエンス。実はこのザックは15〜30Lの可変式。それに約0.9Lの「山と道/Zip Pack」 を側面に装着します。なのでおおよそ30L程度。

80Lから30Lへの減量はすごいですね!

衣類個数
レインウェア(上下)1
フリースジャケット1
Tシャツ3
靴下2
インナーウェア2
帽子1
ウィンドシェル1
シェル(上下)1
宿泊個数
テント(ペグ、ガイラインなど含む)1
寝袋1
シュラフマット1
食品・飲料個数
食料※現地調達あり2食分
携行食8食分
飲料水1L
調理器具個数
クッカー2
バーナー/アルコールストーブ各1
カトラリー(箸)1
ガス缶/アルコールボトル各1
マグカップ1
水筒(ハイドレーション含む)1
ナイフ1
五徳・風防1
カッティングボード1
小物類個数
ヘッドライト1
モバイルバッテリー1
ファーストエイドキット1
タオル・手ぬぐいなど1
洗面具・メイク用品など1
ライター1
コンパス1
サングラス1
ティッシュペーパー/ウェットティッシュ各1
トレッキングポール1
サンダル1
折りたたみ傘1
地図1
筆記用具1
熊鈴1
日焼け止め1
ゴミ袋1
ストラップ1
メモ用紙3
洗濯バサミ・細引き1
ハッカ油1

こだわり①|「折った歯ブラシ、短い鉛筆」で無駄を削る

折った歯ブラシと鉛筆

提供:@amy.misatoさん

スタッフサックに洋服を入れて座布団や枕にしたりと、複数の機能をギアに持たせることが多いULスタイル。それでもさらなる減量をと、歯ブラシの柄を切り、鉛筆を短くすることで、1g単位で軽量化していきます。

こだわり②|「折りたたみ傘」を使い、ツェルトに前室をプラス

ツェルトと傘

提供:@amy.misatoさん

設営したツェルトのポールにストラップで折りたたみ傘を固定するだけで前室ができるというアイデア。雨の日の出入りがラクになる上に、お気に入りの柄が無機質なツェルトに加わるだけで、雨でもテンションが上がるそうです。また、長期のトレイル山行では雨に降られる確率も高く、傘があるだけで安心。歩行中も使える一石二鳥のギアです。

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