親子登山での困った パパ登山講師が解決

子どもの「こわい」が「楽しい」に変わった!親子登山での困ったをパパ登山講師が解決

子どもと一緒に山へ行きたい。でも、もしも想定外のことが起きたらどうしよう……と不安を持っているパパママは多いもの。そこで今回は、パパ登山講習会も開いている、山岳界の重鎮・近藤ガイドとともに実際に山デビューする親子に密着。親子登山のリアルな姿をお届けします!

目次

アイキャッチ撮影:YAMA HACK編集部

想定外のことが起きたら不安……実際の親子登山ってどんな感じだろう

親子登山

撮影:YAMA HACK編集部(今回登山デビューするのは……!?)

初めて子どもと一緒に山へ行くとなったら、いくら準備をしたとしても

「子どもが楽しんでくれるのか」
「安全面での不足はないか」

など、とても不安ですよね。

そこで今回は、「子どもと初めて山登りした時の事前計画と現実とのギャップ」 を知ってもらうために親子登山デビューのファミリーに密着。

パパ登山講習会を開催している近藤ガイドにレクチャーしてもらいながら、山へ登る様子を取材してきました。

実際に起きた、「困った時の解決策」や「良かったポイント」を紹介していきます。
ぜひ、子どもと一緒に登山デビューする時の参考にしてみてくださいね。

近藤 謙司さん

撮影:YAMA HACK編集部
<近藤 謙司さん プロフィール>
国際山岳ガイド連盟認定山岳ガイド・日本山岳ガイド協会の理事
高校から本格的な登山をはじめ、世界最高峰であるエベレスト(チョモランマ)を踏破。
一般の人もエベレストへ挑戦できるようにと、自身で株式会社アドベンチャーガイズを設立し、 多くの人を海外の名だたる山々へ案内。
高山だけでなく低山でのツアーや講習会も開催。登山の安全や魅力を普及させる活動もライフワークとしている。
著書に『ぼくは冒険案内人』『エベレスト、登れます。』など多数。

初めての親子登山、選んだ山とコースは?

御岳山 マップ

参考:YAMAP(点線はいざという時の短縮コース※クリックすると拡大します)

今回の親子登山デビューに選んだのは、東京都の奥多摩に位置する御岳山。
滝やロックガーデンなど、アスレチック感覚で巡れる約3時間のコースで設定しました。

御岳山(標高929m)
日帰り
コースタイム:3時間6分

 

ルート概要
みたけさん駅(45分)→七代の滝(45分)→ロックガーデン(35分)→奥の院(24分)→長尾平展望台(15分)→御岳山山頂(22分)→みたけさん駅
参考:ヤマプラ

このコースを選んだポイントは……

・ケーブルカーがあり、アクセスしやすい
・いざという時に、短縮コースへ変更できる
・ロックガーデンや滝など、山頂以外に子どもが楽しめるポイントがたくさんある

という3つ。
点線はいざという時の短縮コース。それぞれの分岐地点で、

①子どもの状態(この先まだ歩ける体力やモチベーションがあるか)
②コースタイム(予定していた時間から大幅な遅れがないか)

をもとに、当日臨機応変にコースを変更するためのものです。

近藤さん
短縮コースは、どのくらい時間をカットできるのか、あらかじめ確認しておくといざという時も慌てずに対応できますよ。

親子登山デビューするのは?

今回協力してくれた、及川さん親子を簡単にご紹介。

及川パパ▶登山歴3年。テント泊登山からクライミング、雪山まで楽しむオールラウンダー。日本登山インストラクターズ協会(JMIA)にも参加し、知識や技術を学んでいる。

にいなちゃん▶登山経験なし。料理とゲームが好きなインドア派の小学2年生(取材当時)。

実は及川さん親子は、にいなちゃんが4歳の頃に高尾山にチャレンジしたことがあるんだそう。
しかし、ケーブルカー駅から10分ほど歩いた時点で「もう歩きたくない」と、リタイア。
それ以来、山に苦手意識を持っているようなのです。

それが取材終了時には、

及川パパ
山で、こんなに楽しんでいる姿が見られるなんて。涙

初めての親子登山で何が起こったのでしょうか?さっそく、みていきましょう!

行かないとわからなかった!計画と実際のギャップ

実際に親子で登山へいくと想定外のことがたくさん起こります。なかでも大きかったのが

・想定以上に時間がかかった

ということ。

コースタイムが約2時間遅れ!時間には余裕をもつべし

一緒に歩くルートを確認

撮影:YAMA HACK編集部(一緒に歩くルートを確認!生まれて初めての地形図になんだかワクワク)

初めての登山ということで、コースタイムよりも30分〜1時間ほどの遅れを予想していましたが、実際は全行程5時間と約2時間も遅れてしまいました。

参考:YAMAP

奥の院へ進む分岐地点で、
①約1時間30分と想定以上の遅れ
②子どもに疲れが見えた
上記の2点より、奥の院と山頂へのコースをカット。

時間には相当の余裕を持って計画を立てるとともに、事前に短縮コースを設定しておき、臨機応変に行程を変えることが大切だと実感しました。

ただ、なぜこんなにも遅れてしまったのでしょうか。

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