遅れの1番の理由は、子どもが山道に慣れていないこと
大人との歩幅の違いももちろんありますが、そもそも慣れない山道の歩き方がわからず止まってしまったり、こわくて進めなかったりと計画以上に時間がかかってしまいました。
小石が転がっているだけの道でも、初めて山道を歩く子どもにとっては険しいと感じることも。ストックを用意したり、歩き方を教えてあげたりとサポートしてあげるのがポイントです。
でも具体的にどうしたらいいのか、難しいところ。そこで、子どもが安心して歩けるようになるためのテクニックを近藤ガイドに教えてもらいました。
パパ登山ガイドの魔法で「歩き方の不安」が解消!その方法って?
実際に歩いてみると、想像以上に子どもが歩きにくさを感じたり怖がったりする場所がたくさんありました。そんな、「山での歩行に対する不安」の解決策を近藤ガイドがレクチャー。
この方法を実践したおかげで、山を歩くのが格段と上手になりましたよ!
近藤ガイドのワンポイントアドバイスは必見です。
うまく歩けないのは、足の置き場所がわからないから
日常生活では、ほとんどが舗装された道。自然な道を歩いたことがない子どもにとって、石が少しでも転がっている不整地は未知の世界です。初めのうちは、どこに足を置いて歩いたらいいのか戸惑い、なかなか前に進めませんでした。
▼近藤ガイドのワンポイントアドバイス
あとこわいと感じると内股になったり、下ばかり向いてしまったりと、バランスを崩しやすくなる。斜面対してまっすぐ足を置いて視線は歩く2〜3歩先を見る、歩行のクセも伝えてあげながらアドバイスしてあげるのが大切だね。
子どもが「安心できる」ロープつなぎ
大人であればなんてことない木の根っこが続く登り。ところが子どもにとっては、不安定でこわい場所でした。下りとなれば、より恐怖心は大きくなってしまいます。
▼近藤ガイドのワンポイントアドバイス
ほかにも手を繋いであげたり、下りでは斜面の下方に回り込んであげたりするのも効果的ですよ。
▼ロープの使用法はこちらの記事をチェック
「山道がこわくて歩けない」を解消するストック
登山道のほとんどは、急坂でないとしてもアップダウンはつきもの。子どもにとっては、傾斜のある道が続くこと自体、慣れないことで恐怖心を感じてしまいます。さらに、足元が不安定なことでより歩きにくさが倍増。
▼近藤ガイドのワンポイントアドバイス
それに、子どもって棒を持つと不思議と元気になるんだよね。笑
事前に知っておけば、当日対応できそうなポイントがたくさん!困った点だけでなく、実際に行って良かったと発見したこともありましたよ。
これは良かった◎最初はグループ登山がオススメ
今回は及川さん親子のほかに、にいなちゃんの従兄弟(りんた君、登山経験のある小学3年生)にも参加してもらいました。これは、本当によかったポイント。
仲良しのお兄ちゃんが一緒だったから、記念撮影をしたりと山を歩くこと以外の遊びも楽しみながら進めました。また「歩くの大丈夫?」と聞いたところ、「りん君が歩いているんだから、にいなも歩かなきゃ」と最後まで頑張れたようなのです。
子どもは友だちの一生懸命な姿を見ると、お互いに頑張ろうって気持ちになるもの。仲良しグループでの登山など、子どもが自然と頑張りたいと思える環境を整えてあげるのもいいでしょう。
親子登山デビューは大成功!驚くほど成長した姿に感動
御岳山を頑張って歩き通した及川さん親子。初めての登山でどんなことを感じたのか、にいなちゃんと及川パパそれぞれに感想を聞いてみました。