知っておきたい山の用語―地形編―
岩壁の状態が90度以上に傾斜している場合や、庇状にせり出している岩を何と言う?
オーバーハング
頂上直下にある平坦な部分を何と言う? ヒント:そこにある山小屋を、よく「○の小屋」と呼びます。
肩(かた)
氷河の侵食によってできた広いお椀状の地形のことを何と言う?
カール、圏谷 ※涸沢や千畳敷のカールが有名。
火山でできた大きな窪地に水がたまった湖を何湖と言う?
火口湖 ※直径が2kmより大きい火口状凹地をカルデラと言い、その全てか大半が湖の場合はカルデラ湖、局所的な部分に水をたたえた湖は火口原湖という。
山稜が鋭くV字状に深く切れこんで低くなっているところを何と言う?
キレット(日本語:切戸)※穂高から槍ヶ岳の大キレットは有名。
岩の割れ目のことを何と言う?クライミングでよく使い、岩登りのルートとなっているこのも多いです。
クラック
尾根と尾根の鞍部のことを何と言う?
コル(乗越<のっこし>、峠)
沢などの両岸が切り立った場所を何と言う?沢登りでよく使います。
ゴルジュ ※ゴルジュが続く場合は、「廊下」。黒部渓谷の「下の廊下」「上の廊下」が有名。
岩がゴロゴロしている場所を何と言う? 黒部五郎岳の名前の由来ともなっています。
ゴーロ
山のピークが、猫の耳のように2つある山のことを○○峰と言う?
双耳峰(鹿島槍ヶ岳や谷川岳が有名)
滑らかで傾斜の緩い凹凸のない一枚岩のこと。クライミングや登山でよく使います。
スラブ
岩壁の途中などにある岩の棚のことを何と言う?
テラス
尾根の両側がスパっと切れているやせた岩尾根のことを何と言う?
ナイフリッジ
山の頂上、先端、頭、高い所を何と言う? ヒント:頂上を目的とした登山を、○○○ハントといった言い方もします。
ピーク
山を支える大きく急峻な岩壁のことを何と言う? ヒント:北岳○○○○○
バットレス(もとは、建築用語で補助的な壁のこと)
山の用語を覚えて、登山をもっと楽しもう!
いかがでしたか?今回紹介した山の用語は、よく使うので、ぜひ覚えてみて下さいね。
Let’s remember mountain words!
山用語を覚えよう!