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富士山でも遭難ってあるの?〈傾向と原因から考える〉登山準備まとめ

富士山でも遭難ってあるの?〈傾向と原因から考える〉登山準備まとめ

年間30万人もの人が訪れる富士山。人生で一度くらいチャレンジしたいと思っている人もいるのでは?普段登山をしない人でもチャレンジしやすいため、「危なくない」と思われていますが、富士山も山。そこには危険が潜んでいます。今回は、富士山での遭難の傾向と原因や、安全に登るための準備についてまとめました。ぜひ、富士登山の準備の際に役立ててください。

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目次

「無理のある日帰り登山は危険です!」

山小屋に宿泊せずに登山することは、十分な登山経験や体力、技術がなければ大変危険です。
特に「弾丸登山」や「日帰りの軽装登山」は非常に危険です。
時間的・体力的に余裕をもった登山計画を立て、装備や体調を整えてから富士登山に臨みましょう。

また、山梨県側の吉田口では通行規制(通行料の支払い、通行人数・時間の制限など)が行われ、静岡県側のルートも事前登録が必要です。
通行規制に関する情報は、公式SNSなどでも随時発信される予定のため、Webサイトを含め事前に必ず確認しましょう。
環境省・山梨県・静岡県による富士登山オフィシャルサイト

アイキャッチ画像出典:PIXTA

なめてはいけない!富士山でも遭難は起きる

富士山
出典:PIXTA

日本で一番高い山”富士山”。普段登山をしない人でも「人生で一度くらいは富士山に登ってみたい」と思っている方が多く、さまざまなレベルの登山者が訪れる山です。

富士山にも危険は潜んでいる

富士山 遭難
出典:PIXTA

富士山は普段登山をしない人でもチャレンジしているような山だから、誰でも気軽に登れるイメージがありませんか?確かに登山コースがハッキリしていたり、山小屋がたくさんあるなど、環境は整備されている山です。

しかし富士山にも他の山と同じように、さまざまな遭難の危険が潜んでいることは意外と知られていません。

富士山の遭難の傾向

静岡県警察が発表しているデータを元に、富士山での遭難傾向を見ていきましょう。

(山梨県警察発表のデータは母数が少ないため、今回は割愛しています。気になる方は、こちらで確認可能です。)
 
①登山者が増える開山時期に集中
富士山登山 遭難傾向
作成:YAMA HACK編集部(参考:各年の静岡県山岳情報

基本的に冬には登れないため、開山期の7月上旬~9月上旬に登山者数が増加。登山者の数に比例するように、遭難者数も増えています。

富士山登山 遭難傾向
作成:YAMA HACK編集部(参考:各年の静岡県山岳情報

遭難の内容は、転倒・発病(高山病など)・疲労が毎年上位をしめています。富士山は普段登山をしない人も多く登るため、登山に慣れていないことや体力不足が、大きな要因になっているようです。

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