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登山入門|登山初心者の山の選び方。3つの山を比較して実際に選んでみた(3ページ目)

山へのアクセス情報

出典:PIXTA

ここまで来たら次に気になるのが、その山へどう行くのか。今回は私が住んでいる家の近く、「東京駅」を起点に調べてみました。

木曽駒ヶ岳(千畳敷)

【車の場合】東京→駒ヶ根IC→菅野台バスセンター(約3時間半)
バスセンターからはマイカー規制のため、路線バスに乗り換え、しらび平(約30分)
【電車・バスの場合】東京→駒ヶ根駅→路線バスでしらび平、もしくは新宿駅から高速バス(約4時間半)

棒ノ嶺

【車の場合】東京→青梅IC→駐車場(約2時間)
【電車・バスの場合】東京→飯能駅→バスでさらわびの湯(約2時間)

鍋割山

【車の場合】東京→大井松田IC→駐車場(約1時間50分)
【電車・バスの場合】東京→渋沢駅→バス(約2時間)

アクセス時間を見てみると、木曽駒ヶ岳が一番遠い場所のようです。コースタイムが短くてもアクセスに時間がかかる場合、登山にかかる合計時間が長くなる場合も。

出典:PIXTA

さらに注目したいのが「交通費」。車で行く場合、レンタカー代・高速料金・ガソリン代・駐車場料金がかかってきます。電車でも新幹線や特急料金が加わるとさらに高くなる場合も。木曽駒ヶ岳は交通費が他と比べてかかりそうですね…。

所在県
グレーディング表難易度コースタイムアクセス時間交通費(片道)
木曽駒ヶ岳長野県体力:2、技術:B初中級者約3時間約4時間半約6,810円
棒ノ嶺埼玉県なし初心者約4時間20分約2時間約1,200円
鍋割山神奈川県なし初中級者約6時間15分約1時間半約3,500円

今回はレンタカーではなく電車を利用したいので、時間・交通費を考えると棒ノ嶺・鍋割山が手軽に行きやすそうですね。

手順5:それぞれの山の魅力を調べてみた

最後に「その山に行ったらどんな楽しみがあるのか」もやっぱり大事な比較ポイント!私が感じたそれぞれの山の魅力をピックアップしてみました。

木曽駒ヶ岳の魅力

出典:左下/駒ヶ岳ロープウェイ、その他PIXTA
木曽駒ヶ岳の魅力はなんといってもその景色。雄大な景色に圧倒されますね。秋の紅葉は”美しい”の一言。さらにロープウェイ利用で気軽に登山を楽しめることや、疲れた身体にしみわたる美味しいグルメも木曽駒ヶ岳の魅力的です。

棒ノ嶺の魅力

出典:左下/Amazon、右下/さわらびの湯、その他PIXTA
棒ノ嶺の魅力は、沢登りコースの楽しさ。マイナスイオンたっぷりの登山道に癒されます。さらに漫画のヤマノススメで見たことがあり親近感があったことやアクセスの良さ、さらに登山口に温泉がある事もポイントの一つ!

鍋割山の魅力

左下/出典:PIXTA、その他/撮影:YAMAHACK編集部

鍋割山の魅力は山頂から見える富士山!名物に鍋焼きうどんを食べながら見る富士山の姿は格別です。さらにアクセスの良さや整備された登山道など、初心者に嬉しいポイントがたくさん。

3つの山、それぞれの魅力もわかりました。それでは今までの比較ポイントを踏まえて山を決めよう!と思ったところ、実は初心者が見落としやすいポイントがある事が発覚!それは…山の標高です。

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