金剛山の紅葉

”大阪から約60分”の紅葉登山!金剛山の人気コースや混雑情報をチェック

大阪から約60分というアクセスが魅力の金剛山。関西の紅葉の名所でもあります。比較的難易度が低いため、家族連れにも人気。今回は紅葉を満喫できるコースや混雑情報、気になるトイレの場所を紹介。事前にしっかりチェックして、快適な紅葉登山を!

目次

アイキャッチ画像出典:Facebook/千早赤阪村観光協会

金剛山紅葉の見頃はいつ?

紅葉期の金剛山

金剛山は大阪と奈良の県境を南北に走る金剛山地の主峰で、標高は1,125m、日本二百名山にも選出されています。回数カードを購入し、登頂する度に回数スタンプを押してもらうことで登山回数を記録できるというユニークな仕組みが設けられており、広く回数登山が行われているのが特徴。またロープウェイもあるため、初心者でも登りやすい山としても人気です。

金剛山紅葉の見頃は10月下旬から

紅葉の見頃

作成:YAMAHACK編集部

金剛山では、10月下旬から11月中旬頃にかけて紅葉の見頃を迎えます。金剛山はブナの美林で知られており、見頃の時期には黄や橙に染まる美しい紅葉を見ることができますよ。他にも、サクラやウリハダカエデ、ナナカマドなどの紅葉も見られます。ロープウェイから金剛山全体の紅葉を一望するのもおすすめ!

毎年体育の日には「もみじ祭り」も

紅葉まつりのステージ

紅葉の見頃の時期よりは少し早めの10月上旬、体育の日には毎年「もみじ祭り」が開催されます。国見城址の広場にはステージが設けられ、トークや歌唱などのイベントもあり!いわば金剛山が好きな愛好家たちの花見ならぬ紅葉見とでもいった催しです。

※2021年度の「もみじ祭り」開催は未定

山頂の様子はライブカメラで確認!

金剛山の山頂にはカメラが設置されているため、山頂付近の様子をチェックすることが出来ます。色づきの状況や天気などはこちらから確認するのもいいですね。
金剛山 ライブカメラ

昭文社 山と高原地図 金剛・葛城 生駒山 紀泉高原

▼金剛山についての詳細はコチラでチェック!

ちはや園地を経由!紅葉ハイキング

合計距離: 6.84 km
最高点の標高: 1090 m
最低点の標高: 620 m
累積標高(上り): 913 m
累積標高(下り): -913 m
【体力レベル】★★☆☆☆
日帰り
コースタイム:3時間25分
参考:ヤマプラ
【技術的難易度】★☆☆☆☆
・歩きやすい靴と動きやすい服装が必要
凡例はこちらをクリック:グレーディング表

 

ルート概要
百ヶ辻(70分)→伏見峠(17分)→こんごうさん駅(50分)→山頂広場(70分)→百ヶ辻

 

廃止が決まった金剛山ロープウェイ。このルートではロープウェイ山頂駅があるちはや園地を経由し、山頂へ向かいます。

紅葉ロード

ちはや園地付近や金剛山駅から国見城址までの道中、さらに国見城址広場では、まるで宝石を散りばめたかのように様々な色に紅葉した木々が出迎えてくれます。大阪平野の展望と同時に山肌の紅葉も見渡せますよ。

下山は文殊尾を歩き、百ヶ辻まで戻ります。

百ヶ辻へのアクセス

【クルマの場合】
京奈和自動車道「五条北」IC―北山大橋東詰 交差点―県道261号―牧野小学校前 交差点―国道310号―小深―府道214号―千早大橋―府道705号―金剛山ロープウェイ前(約24km)

■金剛登山道駐車場
営業時間:7:00~19:00(年中無休)
駐車台数:約180台
料金:600円

【公共交通の場合】
①JR「大阪」駅―JR「新今宮」駅―南海高野線 橋本(和歌山県)行―「河内長野」駅―南海バス「金剛山ロープウェイ前」行き―「金剛山ロープウェイ前」下車
②JR「大阪」駅―JR「天王寺」駅―近鉄「大阪阿部野橋」駅―近鉄南大阪・吉野線 河内長野行―「富田林」駅―金剛バス「千早線 千早ロープウェイ前」行き―「千早ロープウェイ前」下車

南海バスの時刻表はコチラ

金剛バスの時刻表はコチラ

歴史探訪と紅葉めぐりができる千早本道コース

合計距離: 5.32 km
最高点の標高: 1088 m
最低点の標高: 505 m
累積標高(上り): 737 m
累積標高(下り): -737 m
【体力レベル】★☆☆☆☆
日帰り
コースタイム:2時間48分
参考:ヤマプラ
【技術的難易度】★★☆☆☆
・登山装備が必要
・登山経験、地図読み能力があることが望ましい
凡例はこちらをクリック:グレーディング表

 

ルート概要
金剛登山口バス停(約10分)→千早城跡(約5分)→千早神社(約30分)→五合目(約35分)→山頂広場(国見城跡)(約80分)→金剛登山口バス停

 

千早本道コースは最もメジャーで、整備も行き届いているため初心者にやさしいコースです。紅葉したブナの美林の中を気持ちよく歩けますよ!序盤は千早城址や神社など、歴史を感じさせる史跡も通過します。

紅葉期の金剛山

楠木正成の詰め城だったと言われている千早城趾。登山口からはおよそ10分ほど。大きなモミジの木があり、鮮やかで燃えるような赤い紅葉が目にできます。周りを見渡せば、赤・橙・黄のグラデーションで彩られたたくさんの木々が。

ブナ林の登山道

千早本道は見事なブナ林が見られることで、新緑の季節も人気があります。紅葉の季節はこれらが一斉に橙や黄に染まり、見応えあり!コース全般に渡って木道が整備されており、登りやすい道です。コース後半の旧道と新道に分かれるところでは、右手側の新道がおすすめ。美しいブナの美林の中を歩けますよ。

金剛登山口へのアクセス

【クルマの場合】
京奈和自動車道「五条北」IC―北山大橋東詰 交差点―県道261号―牧野小学校前 交差点―国道310号―小深―府道214号―千早大橋―府道705号―金剛登山口(約21km)

■金剛山登山口 千早駐車場
トイレ:あり
料金:600円

【公共交通の場合】
①JR「大阪」駅―JR「新今宮」駅―南海高野線 橋本(和歌山県)行―「河内長野」駅―南海バス「金剛山ロープウェイ前」行き―「金剛登山口」下車

②JR「大阪」駅―JR「天王寺」駅―近鉄「大阪阿部野橋」駅―近鉄南大阪・吉野線 河内長野行―「富田林」駅―金剛バス「千早線 千早ロープウェイ前」行き―「金剛登山口」下車

南海バスの時刻表はコチラ

金剛バスの時刻表はコチラ

気になる混雑状況・トイレはある?

多くの山では、紅葉の時期は人気があることから混み合うことが予想されますよね。金剛山はどうでしょうか?ここでは、気になる紅葉時期の混雑状況をはじめ、事前に知っておくと安心できるトイレの位置情報についてもみていきましょう。

登山道にトイレはありません!

金剛山には登山道の途中にトイレは設置されていません。ロープウェイの山頂駅や金剛山山頂には設置されていますが、紅葉の時期は混み合うため事前にすませておきましょう。

金剛山のトイレの場所をチェック

金剛山は紅葉の時期混みあう?

満車の駐車場

出典:PIXTA(※イメージ画像)

金剛山は登山コースも多くある事から、紅葉の時期でも比較的ゆっくりと登山を楽しむことが出来ます。しかしバスの本数も少ないため車で来る人多い金剛山。やはり早めに来ることをおすすめします。特にもみじ祭りの日は多くの人で賑わいます。

紅葉登山は”服装”にも注意!

紅葉と女性

出典:PIXTA

紅葉の見頃の10月下旬~11月上旬、麓ではまだ軽い上着を1枚羽織る程度で大丈夫な場合も。しかし、金剛山の11月の平均気温は約4.5℃。歩いている時は暑いですが、止まって紅葉を楽しんでいると体はどんどん冷えていくため、脱ぎ着しやすく体温調整のしやすい服装がおおすすめです。ロープウェイを使う場合も、山頂付近は冷えるため、必ず厚手の上着は持っていきましょう。
▼登山ウェアについて事前にチェックしよう!

金剛山で言葉を失うほどの美しい紅葉を楽しもう!

秋の金剛山を歩く

ブナの美林で知られる金剛山は、本当に言葉が出ないほどの美しい紅葉が楽しめます。もちろんブナだけでなく、モミジやナナカマドなど、秋を彩る代表的な木々の数々が鮮やかな色彩で出迎えてくれますよ!ロープウェイがあるので、日程や体力に合わせてコースを選べるのも魅力です。是非、金剛山が誇る絶景の秋模様を楽しんでみてください!

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