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登山の服装はとても重要!

登山の服装は素材も大きなポイント!

汗冷えとは?
汗をかいて体が濡れ、蒸発するときに体温を奪うことが汗冷えです。体が濡れている状態で、風が吹くと、さらに体温が奪われるため、夏でも低体温症のリスクがあります。このことから、汗をすばやく吸って発散させ肌をドライに保つアンダーウエアはとても大切です。登山の基本スタイルはレイヤリング(重ね着)!

基本は3レイヤー
■アンダーウエア
直に肌に触れる吸汗速乾性のウエア。春・夏は半袖Tシャツ、秋・冬は長袖Tシャツ。登山用のアンダーウエア(ベースレイヤー)は、すばやく汗を吸って発散させ、肌をドライに保つ工夫がされていて、不快な汗冷えを防いでくれます。最近では、ちくちくがなく汗冷えを感じにくいメリノウール素材のアンダーウエアもあります。
■ミドル(中間着)

アンダーウエアの上に着る保温が目的の服です。軽くて暖かく、濡れてもすぐに乾くフリースが最も多く使われています。春・秋の登山では、半袖のTシャツの上に山シャツを着たり、冬の低山では、長袖の上にフリースを着たりします。
■アウター

■登山パンツ

季節や標高によって、服装は違う

自分の行く山で服装を考えよう!
■真夏の低山(1000m前後)
上=接触冷感のアンダーウエアやアームカバー+半袖Tシャツなど
下=薄手のパンツ
*低山は、真夏は暑いので、春や秋がベストシーズンですが、夏に行く場合は、虫が多いので、接触冷感といったひんやりした着心地の長袖と、薄手の長ズボンがおすすめです。また、大量に汗をかくので、替えのTシャツがあるとよいでしょう。
■夏の高山(八ケ岳やアルプスなど標高2,000~3,000mの山)

上=薄手の長袖or半袖Tシャツなど
下=薄手のパンツorサポートタイツ+ショートパンツ(ファスナーで切り離しができるコンバーチブルパンツもおすすめ)
【休憩時】
上に防風性アウターや、山シャツ・フリースをはおる。(宿泊する場合は、さらに薄手のダウンがあると心強い。)
*夏の高山は、行動中は暑くても、天候が悪化したり、稜線上で風に吹かれると寒いので、防寒具はすぐに出せるところにパッキングしておくとよいでしょう。日差しが強い場合は、つばのある帽子をかぶりましょう。
■春や秋の低山(2000m以下)

上=半袖の吸汗速乾Tシャツ+薄手の長袖シャツや山シャツ
下=中厚のパンツor冬用のサポートタイツ+保温性のあるショートパンツ
【休憩時】
レインウェアなど防風性のあるジャケットや薄手のフリース
*春や秋は、肌寒いので、速乾性のTシャツの上に薄手の長袖を着て行動し、休憩中はすぐに冷えるので、防風性のあるジャケットやフリースを着て体が冷えないようにしましょう。
■冬の低山(1000m前後)*無積雪の場合

上=保温性のあるアンダーウエア+長そでシャツ+フリースorソフトシェルなど。
下=裏微起毛のパンツor薄手のタイツ+パンツor厚手のタイツ+保温性のあるショートパンツ
【休憩時】
上に薄手のダウンをはおる
*冬の低山では、保温性のあるアンダーウエアを着て、アウターは、フリースや、防風性のあるソフトシェルを着るのがおすすめです。ベストやネックウォーマー、ニット帽などで細かい調整をするとよいでしょう。
経験者が語る、買ってよかった登山ウエア
薄手のフリース

山シャツ

サポートタイツ

薄手のダウン

快適な服装で楽しい登山を!

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