富士登山する女性

登山中にうっかり日焼け! 皮膚科医が教える正しいアフターケア

2022/11/09 更新

きちんと日焼け対策をしたにも関わらず、うっかり日焼けをしてしまったことはありませんか? 特に平地と比べ標高が高くなる山では、太陽に近くなる分紫外線を強く浴びることになり、日焼けのリスクが高まるそうです。そこで今回は、日焼けをしてしまった後のケア方法について、ウォブクリニック中目黒院長の皮膚科医・髙瀬聡子先生に教えてもらいました。

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日焼けをしてしまったら、どういったケアをすればいい?

金峰山稜線

出典:PIXTA(金峰山の稜線)

日焼け止めを塗って予防していたつもりなのに、うっかり焼けてしまうことってありますよね。そんなとき、気づいたらすぐにケアができると症状の軽減につながるそう。では、どんな方法で応急処置をすればいいでしょうか? ウォブクリニック中目黒院長の皮膚科医・髙瀬聡子先生に教えてもらいました。

アフターケアの基本はとにかく冷やす!

冷やす

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「日焼けをしてしまったら、まずは日焼けをしている患部を冷やすことがもっとも大切です。肌が紫外線によって炎症をおこしてしまっている状態なので、冷やして火照りをとりましょう。水に濡らしたタオルを患部にあてておくだけでも効果的です。また、帰宅後は、保冷剤をタオルやガーゼで包み、患部にしばらくあてておきましょう」(髙瀬先生、以下同)

山で貴重な水をむやみに使ってしまうのは危険なので、下山した後など、水に困らない状況になってから処置を施すといいでしょう。また、保冷剤を当てる場合、直接肌にあててしまうと、却って肌へ刺激を与えてしまうことになるのだとか。きちんとタオルなどで、肌との間にクッションをいれるようにしましょう。

ひどい日焼けでは脱水症状になる危険性も

水分補給

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肌を冷やすほかに、日焼けした直後からできる意外なケアはずばり『水を飲む』ことだそう。

日焼けによる炎症で、肌の水分は蒸発してしまいます。特に広範囲にひどく日焼けをしている場合には、脱水症状をおこす危険性があるので冷たい水を飲むようにしてください」(同)

水を飲むと火照りをとる効果があり、炎症の軽減につながります。日焼け後はいつもよりこまめな水分補給を心がけるといいそうです。

化粧水でしっかり保水!

化粧水を塗る

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「肌の火照りを冷ましたあとは、化粧水で保水をしてください。量も通常の2〜3倍ほどたっぷりと使い、手で優しく塗布すると良いですね。日焼けをした直後は、美白成分など高機能な化粧水は、肌に刺激を与えてしまうことになります。低刺激の抗炎症作用のある化粧水を使うのがおすすめです」(同)

ただし、肌が赤くヒリヒリと痛んでいる場合は、炎症がまだ治っていない証拠。化粧水をつける前に、痛みがなくなるまで冷やす必要があるそうです。また、化粧水を塗布して特にひりつきを感じない場合でも、肌の奥ではまだ少し炎症が続いていることもあります。そんなとき、乳液やクリームでの保湿には注意が必要なのだとか。

炎症を肌に閉じ込める!? 乳液やクリームを使う時の注意点

乳液

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「肌が炎症をおこしている状態で乳液やクリームを塗ると、肌にフタをしてしまうことになります。そうすると炎症を肌の中に閉じ込めてしまい、炎症の悪化の原因となります。乳液やクリームは、焦らずに時間を置いてから塗るようにしてください」(同)

しっかりと保湿をするためには、乳液やクリームを使ったほうが良さそうですが、逆効果になるケースもあるとは意外でした。また、化粧水をコットンに浸し顔一面に貼り付けるコットンパックも一見効果的に思えますが、肌にフタをしてしまうことになるので避けた方が良いとのことでした。

日焼け止めを落とすことに固執しない!

ぬるめのシャワー

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日焼けをしてしまった場合、気になるのがお風呂。いつも通り入ってもいいのでしょうか?

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