かっ肩が痛い…登山中に感じている人、多いみたいです。
必要な装備が入ったザックを背負って、いざ登山開始!でも、登り始めてしばらく立つと、なんだか肩が重くて痛い。また、休憩の時にリュックを下ろすと、肩がガッチガチに固くなっていたなんてことありませんか?
長時間荷物を背負って歩き続ける登山において、肩の痛みは死活問題。肩が痛くなる原因は、どうやらこの3つが多いようです。
・荷物の詰め方がうまくいっていない
・ザックの背負い方が悪い
・重い荷物で肩が凝りすぎている
今回は、せっかくの登山を楽しむために、少しでも痛みを緩和させる方法をご紹介します。
【1】荷物の詰め方を確認しよう
登山の荷物をザックに入れる時、少し注意するだけでもザックの重さは変わります。
まずは、この2つに注意してみましょう。
①不要なものを減らして、荷物を軽くできないか?
②荷物の位置は正しいか?
①荷物を軽くできないか(不要なものはないか)
まずは、自分の装備を全て並べてみて「あったら便利かもと思い、持って行くけど出番がないもの」を置いていきましょう。不要なものを置いた分だけ荷物が軽くなるので、一度自分の登山を振り返ってみてください。自分にとって、どの道具が必要でどれが不要なのかを考えることは、登山のスキルアップにもつながります。
ただし、エマージェンシーキットなどの、緊急時の装備は必ず持って行くようにしましょう。
荷物を入れる位置を確認しよう
荷物をザックのどこに入れるかによって、重心の位置が変わるため、同じ重量でも体で感じる重さが変わります。
上の写真を参考に荷物の詰め方を工夫してみてください。
■雨蓋(青色)
コンパスや地図、行動食、ヘッドライト、ファーストエイドキットなど
■中心よりやや上の内側(黄色)
水、食事など
■中心よりやや上の外側(赤色)
レインウェア、防寒着、ガス、バーナー、クッカーなど
■下部(緑)
シュラフ、シュラフカバー、着替えなど
荷物が無駄に揺れないほうがザックが安定します。パッキングが終わったら、最後に横のストラップを締めて、ザックが「長方形」になるように意識しましょう。
▼パッキングの基本とコツを詳しく知りたい方はこの記事をチェック
【2】ザックの背負い方を確認しよう
荷物が詰められたら、次は荷物の背負い方を確認しましょう。ザックの背負い方を見直すことで、荷物が軽く背負えるようになるかも知れません。