登山の準備で気をつけておきたい5つのポイント

登山を楽しむためには準備が重要。準備で登山の楽しさが決まる、と言っても過言ではありません。必要なものを揃えたら必ずチェックしましょう。その際に、気をつけておきたい5つのポイントをまとめました。回数を重ねながらベストなパッキングができるようになりましょう。
【1】忘れ物チェックは荷物をつめる前に

初心者にありがちなのが、いざ使う時に”ない”と焦るパターン。せっかくの登山でテンションを下げないように、忘れ物のチェックは必ずパッキング(荷物をザックに入れる)前にする習慣をつけておくと安心です。チェックリストを用意したので活用してみてください。
▼登山道具のチェックリスト

【2】個人の持ち物とグループの持ち物は分けて考える

複数人で登山に行く場合は、ヘッドライトのような個人で持っておくものと、テントのようなグループに1つで良いものは分けて考えると軽量化につながります。誰が何を持っていくかを事前にしっかり確認しておきましょう。
▼複数人で登山をする時の注意点について知りたい方はこちら
【3】荷物は重くしすぎないように

荷物が重くなるとその分体力を消耗してしまいます。最初のうちは、あれもこれもと詰め込みたくなりますが、できるだけ必要最低限のアイテムに抑えるように心がけましょう。登山用の軽量でコンパクトなアイテムを活用するのもオススメです。登山に行く度に振り返ると、必要な道具がだんだんとわかってきます。
【4】収納方法に気をつけよう

ザックの中がぐちゃぐちゃな状態だと、必要なものが必スムーズに取り出せずイライラ。そのため、すぐ取り出せる雨蓋には頻繁に使うものや緊急時に使用するものを入れておくのがオススメです。あまり使わないものは下部にいれておけば邪魔になりません。また、バランスを保ちやすくするために内側は一番重くかさばるもの、中心よりやや上の外側は重くてよく使うものを収納するのがよいでしょう。
▼上手なパッキング方法を身に着けよう
また、ザックに荷物を入れる時は、スタッフバッグ と呼ばれる袋やジップロックを活用し、小分けにしておくと整理が簡単になります。
▼パッキングに便利なスタッフバッグの記事はこちら
【5】両手はできるだけ空いた状態に

登山中は足を滑らせたり石につまずいたりすることがあります。両手が空いていないと、万が一の時に手を使えないので、手はできるだけ空いた状態にしておきましょう。ストックは転倒防止にもなるし、手をすぐに空けられるのでOKです。
さぁ、必要な持ち物を揃えて安全に登山を楽しもう!

「山に登ってみたい!」と思い立ったはいいけど、何から準備したらいいのやら…と頭を悩ませていた方も多いのではないでしょうか。しかし、”完璧に登山装備を揃えないと登山に行けない”なんて気負う必要はありません。最初は手持ちのもので代用しながら、必要なものを少しづつ買いそろえて行きましょう。大切なのはしっかりと違いを理解しておくことです。しかし、荷物のチェックはぬかりなく!
ご自分の体調や体力に合った山を選び、無理のない計画で登山を楽しみましょう。
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