目次
パッキングとは?
パッキング(packing)とは、”荷造りをすること、包装” を意味します。山の世界では、「ザック(リュック)に荷物をつめる=パッキングをする」といった感じに使います。パッキングのキホン
ザックにつめた荷物が片寄っていたり、すぐに出したいものが下にあったりすると、登山中の快適さが半減してしまうばかりでなく、緊急時に困ります。では、どのようにパッキングしたらよいのか、パッキングのキホンを見ていきましょう。
ザックの下からパッキングするものを順にご紹介していきます。
【一番下に入れるもの】使用頻度の低いもの
シュラフ、シュラフカバー、着替えなど
【その次に入れるもの】
テント、フライ
【中間層に入れるもの】重みがあるもの
食料、クッカー、ガス類、水
【上に入れるもの】すぐに出せるもの
防寒着、雨具など
【脇・隙間に入れるもの】
テントポール(外付けも可)、ツェルト、トイレットペーパー、その他小物など
【背中側に入れるもの】
テント(銀)マット
【雨蓋(リッド)に入れるもの】すぐに出したいもの
行動食、ヘッドランプ、ファーストエイドキット(雨蓋が小さければザックの上の方に入れる)、手袋、カメラなど
【外付け】かさばるもの
個人マット(エアマットの場合は、ザックの下側に収納してOK)
【ウエストポーチなどに入れるもの】頻繁に出すもの
地図、コンパス、筆記用具、財布、携帯電話、飴など
→知らなきゃ損!パッキングのコツは次のページへ!
パッキングのコツ1 シュラフ(寝袋)はたたまない!
シュラフ(寝袋)は、きれいにたたんで入れようとすると、なかなか袋に詰め込めなかったり、結局崩れてしまう場合があります。なので、シュラフはたたまず、足側の方からグングンと押し込んでいくのがコツです!また、突然の雨でも、大切なシュラフを濡らさないために、防水パッキングする必要があります。そこでおすすめなのが、シュラフ袋に透明のビニール袋を入れてパッキングするというもの。外側にビニールパッキングすると、すぐに破れたりしてしまうので、中にビニール袋を入れるのがおすすめです。
こうすると圧縮もでき、シュラフをコンパクトにすることができますよ。
パッキングのコツ2 ゴミはあらかじめ捨てて食料はまとめておく!
長期の縦走になると、ゴミはだんだん多くなっていきます。ゴミは自分で持ち帰らなければならないので、極力捨てられるものは捨てていきましょう。そして、食料などは、日数ごとにあらかじめ分けてパッキングしておくと便利です。また、野菜類や肉類などは、山に行く前にあらかじめ炒めて、密封パッキングして持っていくという方法もあります。
パッキングのコツ3 重ねてコンパクトに!
カップ、食器類は”取っ手”を倒して重ねられるものがいいでしょう。また、ガスを食器の中に入れてコンパクトに収納したり、袋にガス類をひとまとめに収納するのもコツです。
パッキングのコツ4 小分けにして隙間なく!
いいパッキングとは、ザックに隙間なく荷物をつめ、荷重にも偏りがないことです。隙間なくパッキングするには、スタッフバックなどを活用し荷物を小分けにして、空いているところに詰め込んていくのがポイントです。緊急時でも素早く対応できる!パッキングのコツはまだあります!
パッキングのコツ5 雨蓋(リッド)にはすぐ出せるものを入れる!
雨蓋(リッド)には、すぐに出したいものを入れるようにしましょう。登山中、頻繁に休憩し行動食(レーション)を食べるので、その日の行動食を入れておいたり、想定外に遅くなり暗くなったときでも、すぐにヘッドランプを出せるようにしたり、転んでけがをしたときにもすぐにファーストエイドキットを出せるなど、緊急時や頻繁に使うものを入れておきます。パッキングのコツ6 密閉袋(ジップロックなど)を活用!
小物のパッキングでとても役に立つのが密封袋(ジップロックなど)です。透明なので見やすいうえ、雨で濡れることもありません。地図やスマートフォン、メモ帳、衛生セット、行動食など小物に密封袋を使うと便利です。
パッキングのコツ7 防水対策を!




防水タイプのスタッフバックは、あると便利ですが、そろえると費用がかさむという方は、ビニール袋でも対応可能です。ただ破れやすいので予備を持っていったり二重にしたりするほうがいいでしょう。
自分の気に入った方法で、荷物をぬらさないようにパッキングしてみて下さい。
パッキングで快適さは全く違う!

Good Packing and Comfortable Hiking!
パッキング上手になって快適な山を!
【登山にまつわるノウハウ関連記事はこちら】
紹介されたアイテム

GRANITE GEAR(グラナイトギア…

HEIKO フリーザーバッグ 増量タイプ…