COCOHELI ココヘリ / 山岳遭難対策制度(ココヘリ) 550万円までの捜索救助を実施 入会金1,100円OFF
登山の荷物

【簡単3ステップ】これって洗った方がいいの? 登山から帰った後の荷物・ギア片づけまとめ

登山の後、待っているのが荷物の後片づけ。「何から手をつけたらいいのやら…」とどうしても億劫になりがちです。ザックや登山靴、アウター類など、登山用品は機能素材を使っていることもあり、そもそも洗った方がいいのか、洗っていいものなのかも悩みますよね。そこで今回は、帰宅したらひとまずやっておきたい『基本の片づけ3ステップ』を解説。大切な登山用品を長持ちさせる保管方法もこ紹介します。

目次

アイキャッチ画像出典:

ただいまー!……あれ、この荷物どうするの!?

玄関の鍵を開ける人

出典:PIXTA

山で楽しい時間を過ごし無事に帰宅。荷物を片づけようとしたときに、「これって毎回洗った方がいいのかな…」「どうやって保管するのが良いのだろう」と悩むアイテム、ありませんか?

登山の荷物

出典:PIXTA

多くの人が迷うのは、登山の要ともなる『ザック』『登山靴』『アウター類(レインウエア)』ではないでしょうか。登山を始めるときに、まず用意するアイテムでもあります。そこで今回は、この3アイテムの最適な片づけ方と保管方法をご紹介。長く愛用するための秘訣が詰まっていますよ!

【ザック】表面の汚れを落とすべし!

登山ザック

休憩中に地べたに置くこともあるザックには泥や砂埃が付着。登山中は身体に密着しているので、目に見えなくとも汗がたっぷりとしみ込んでいます。特に、背面パッドやショルダーは要注意。そのまま放置すると、カビや臭い、劣化の原因になるんです。登山後は、その都度汚れを落とすようにしましょう。

【ポイント】まずは、洗濯表示をチェック!

ザックの洗濯表示

撮影:YAMA HACK編集部(某メーカーの登山ザックの洗濯表示)

まずは必ず洗濯表示を確認すること。写真は某メーカーの登山ザックの洗濯表示ですが、何を表しているか分かりますか? 絵表示の意味は「家庭での洗濯禁止」。さらに「表面のみ拭いてください」と補足されています。つまりこのザックは、洗濯機はもちろん、水につけての手洗いもNGです。

製品は洗濯表示通りに取り扱うことが基本。表示以外の方法での洗濯は、すべて自己責任になりますので、悩んだときはメーカーやクリーニング店に相談するのがおすすめです。ホームページで洗濯方法を紹介しているメーカーもあるので一度確認してみると良いでしょう。

洗濯表示の意味はこちら

 【ザックの片づけ】これだけ!基本の3ステップ

ザックのケア

撮影:YAMA HACK編集部

①泥や砂など目に見える汚れを落とす
タオルや柔らかいブラシで汚れを落とします。目立つ汚れには中性洗剤を使います。

手洗い

出典:PIXTA

②汚れがひどい場合は水洗い
汗や頑固な汚れが気になるときは大きい桶や浴槽に水をはり、中性洗剤で押し洗いをします。外せるパーツは個別に洗いましょう。洗濯機での丸洗いは型崩れや生地を傷める原因にもなるので手洗いが◎。ザックに洗剤が残っていると生地の劣化に繋がります。しっかりとすすぎ、水気を切るのがポイントです。

ザックの日陰干し

➂風通しの良いところで日陰干し
①②ともに汚れを落としたら、十分に乾燥。風の通りが良い日陰に干すのが正解です。ほとんどのザックは耐水性を高めるために生地にポリウレタンコーティングが施されています。このコーティングは紫外線に弱いので、劣化防止のためにも直射日光は避けること。雨の日の登山でザックが濡れてしまった場合も同様です。

▼ザックの洗濯方法を詳しく見る

ザックの保管方法

壁掛けザック

撮影:YAMA HACK編集部

直射日光や高温多湿の場所を避け、風通しの良い日陰に保管します。

【登山靴】劣化の原因を取り除け!

登山靴
出典:PIXTA

多くの登山靴はミッドソールにポリウレタン素材が使われています。ポリウレタンには弱点があり、体脂や空気中の水分、大気ガス、熱、紫外線などの影響を受けて経年劣化。そのため登山靴は使用の有無に関わらず、一般的に製造から5年程度が寿命といわれています。この寿命は使用頻度や保存方法によっても変わってきますので、小まめにメンテナンスすることが長持ちさせる秘訣です。

1 / 2ページ