トレランシューズ選びに迷ったら! ランナーが教える3つのポイントと人気メーカー特徴まとめ

2018/07/11 更新

数あるトレランシューズから、自分に合ったものを選ぶポイントを筆者の体験を交えてお伝えします。シューズを取り扱うメーカーと、定番モデルについてもいくつかご紹介していますので、選ぶ際の参考にしてみてください!

アイキャッチ画像撮影:てつ

山を駆ける足元を支えるトレランシューズ

トレイルランニングをするためにまず何が必要かと考えたときに、真っ先に思い浮かぶのが「シューズ」ではないでしょうか。衣服、バックパックなどは普段のロードランニングで使っているものを流用できるかもしれませんが、シューズに関してはそうはいきません。

トレイルを走る人
出典:PIXTA
トレランでは主に不整地を走ります。林道や土の上などは問題ないかもしれませんが、濡れた岩や木の根など滑りやすいものが多い山では、グリップの利くトレランシューズが不可欠です。今回はそんなトレランシューズの選び方のコツ、メーカーをご紹介していきます!記事を参考に自分に合うものを探してみましょう。

ちなみに前回の記事では、ランニング用バックパックについてまとめていますので、気になる方はぜひチェックしてみてください。

トレランシューズ、どんなものを選べばいいの?

撮影:てつ
トレランシューズがランニングシューズと異なる大きな特徴は、二点あります。

①不整地に対応したアウトソール

前項で挙げたとおり、滑りやすい不整地を走るのに対応したアウトソールになっています。より詳しい説明は後述します。

②丈夫に作られたアッパー

山の中を走るトレランでは登り下りの繰り返しで靴の中で足が動くため、足のあたりやすいつま先部分などは負荷がかかって壊れないように補強されています。また、突き出た枝や岩から足を護るため、アッパー上部・左右も補強されているモデルが多く存在します。

各メーカー、これらの特徴を備えた様々なシューズを販売しており、初めて選ぶ時はまず迷ってしまう方がほとんど。そこで、筆者の体験を交えて選び方のポイントを3つにまとめてみました。

①誰にでも合うシューズはない!出来る限り試し履きをしよう

撮影:てつ
シューズの機能として、“おすすめ”や“○○向け”というのがあるのは否定しません。ですがこれはあくまでも機能の話であり、足に合うかどうかは別問題です。そのため、機能よりもまずはご自身の足に合うかどうか、出来る限り試し履きをしてください

ロードよりも長い時間を走ることの多いトレランでは、フィッティングはより重要です。ちょっとした違和感が大きなトラブルに繋がることもあります。よくある「ランニングで使う靴は普段よりも1.5cm大きいものを」とか、そういった情報は鵜呑みにせず、あくまでも自分に合うかで選びましょう。

②アウトソールの選び方

撮影:てつ
撮影:てつ
大まかではありますが、アウトソールのタイプは大きく分けて2パターンあります。走る路面に合わせて選びましょう。

①ロード~トレイル対応のオールラウンドなタイプ(上の画像)

日本国内のトレイルランで使いやすいのはこちらのタイプかと思います。理由としては、スタート地点は舗装路から始まり、林道を通り登山道に入るようなコース取りをすることが多いためです。

②泥地や芝など舗装路以外に対応したタイプ(下の画像)

オールラウンドなタイプと比べソールのラグが深くなっているため、泥地や芝といった沈み込むような地面が走りやすくなっています。このタイプのソールは固い地面で走ると突き上げが強いため、人によっては走りにくく感じます。また、舗装路を走るとソールの削れが早くなるため、ゲレンデランやバーティカルレースなど常に不整地を走るときに履くのがおすすめです。

③ゴアテックスは必要?

レインウェアや登山靴でお馴染みのゴアテックスですが、メーカーによっては採用モデルも販売されています。悪天候の中を走ることもあるので、ゴアテックス採用モデルの方がいいのでは?と、思う方が多いのではないでしょうか。これに関しては、実は好みが分かれるところでもあります。

・ゴアテックス採用モデルのメリット/デメリット

【メリット】
シューズ外側からの濡れにとても強い。
【デメリット】
シューズの内側に水が入ってしまうと、水抜けしにくいため足が常に濡れた状態になってしまう。

このため、走る際は深い水たまりに足を突っ込んだりしないように気を付けましょう。また、風が強くシューズ内側に雨が入りそうな場合はゲイターの使用も検討しましょう。

・ゴアテックス不採用モデルのメリット/デメリット

【メリット】
不採用の物はメッシュタイプなど水抜けのよいものがほとんどなので、一度濡れてしまってもしばらく走ったり、靴下を履き替えれば濡れがそこまで気になりません。
【デメリット】
当たり前ですが雨や水には弱いので、外からだろうが内からだろうがすぐに濡れます。

ゴアテックス採用モデルでも濡れるときは濡れてしまうので、水抜けが良いという理由で不採用のモデルを選ぶランナーもいます。

個人的な見解ですが、雪が残っていたり雨上がりなど、外からの濡れが気になるシーンではゴアテックス採用モデルが生きてくるのではないかと思います。また、ゴアテックス採用のモデルは価格も少し割高になるので、お財布と相談しながら検討してみてください。

トレランシューズを取り扱うメーカーは?

トレイルオープンエアデモ
撮影:てつ
ここではトレランシューズを取り扱うメーカーと、ベストセラー的なモデルをピックアップしてみました。以下の点を踏まえた上で参考にしてみてください。ただし「これが絶対に良い!」という単純な話ではないので、「このメーカーはこんな特徴があるんだ~」程度に理解して頂ければ幸いです。

・数の違いはあれど、ほとんどのメーカーが初心者向けから上級者向けまで様々なモデルを取り揃えています。
・シューズのつくりや素材等は取り上げるとキリが無いため、詳細は各メーカーHPを参照しましょう。
・そのためここでは、筆者の体験や聞いた話などを踏まえた上での主観を書いています。

ALTRA(アルトラ)

足型のタイプが豊富で、幅広の足の方でも履きやすいつくりのものが多い印象です。また、ゼロドロップシューズ(つま先とかかとの高低差がゼロ)という、ナチュラルランのためのシューズとなっているので、普段ドロップのあるシューズで走っている方は慣れないと辛いかもしれません。そのため、アルトラのトレランシューズを履くランナーはロードシューズもアルトラのものを使っている方が多いです。 ALTRA HP

HOKA ONE ONE(ホカオネオネ)

ウルトラやロングトレイルなど、長距離に適したモデルが豊富な印象です。メーカーが「マシュマロのような」と形容するような、クッションの利いたサポート力の高いシューズが特徴です。反発性に重きを置いたスピードを出せるモデルもあるので、独特の厚底に慣れればきっと病み付きになるのではないでしょうか。

HOKA ONE ONE HP
ITEM
HOKA ONE ONE CHALLENGER ATR 4

inov-8(イノヴェイト)

様々な路面の状態(泥、岩、土、舗装路など)に合わせた豊富なアウトソール、同じモデルでもランナーの熟練度によってつくりの違うモデル(モデル名の後ろの数字は靴の重量になっており、軽量なモデルはより熟練のランナー向け)など、とにかく選べるモデルが豊富な印象です。アルトラほどではないですが、ドロップ低めのシューズが多くナチュラルラン向けです。
inov-8 HP

LA SPORTIVA(スポルティバ)

イタリアのシューズ専門老舗メーカーで、登山靴から始まり、クライミングシューズ、トレランシューズと山で履くあらゆるシューズを取り扱っています。ラインナップもウルトラロング、ミドル、ショート、ヴァーティカルと用途で分けられており、選ぶ目安にしやすいのも嬉しいポイント。日本のトレランシーンの黎明期から履かれており、山で使うためのシューズ一筋!といった印象です。

LA SPORTIVA HP

montrail(モントレイル)

トレランデビューのシューズとして選ばれることが多いのが、モントレイルのバハダシリーズではないでしょうか。レースでも履いているランナーを多く見かけます。周りのランナーの意見や個人的にも、ロードシューズに近い履き心地という印象で、普段トレランシューズをメインとしないメーカーのシューズを履いている方でも馴染みやすいかと思います。また、モデル数は多くありませんが、ロングラン、スピードレース向けのモデルも販売されています。

Columbia montrail HP

SALOMON(サロモン)

エリートランナー向けのS/LABシリーズ、オールマイティなセンスシリーズ、マッドな路面向けのスピードクロスシリーズ、プロテクションに優れたXAシリーズと、どんなランナーでも選択できるシューズがある印象です。また、縛るのではなく引っ張って固定するタイプの靴紐は、走っている最中に解けるストレスから解放してくれます。

SALOMON HP

シューズ選びも楽しみのひとつ

長ければ何十時間も履き続けることになるトレランシューズ。短い時間なら気にならなかったことも、長い時間だとトラブルになることもあります。そして足型は人それぞれなので、どんな人にも合うシューズは存在しません。おすすめや選び方はあくまで目安として、最後は自分自身で確かめてみてください。きっといつか、ご自身に合ったシューズに巡り合うはずです!

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てつ
てつ

登山中に見かけたトレイルランナーに興味を抱き、走り始める。トレイル・ロードを問わず、暇を見つけては走っています。減量したいのに、走れば走った分(以上?)食べてしまうのが目下の悩み。

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