「降ってきちゃった!」そんな時にも意外に楽しい!?”雨登山”の5つの魅力

2018/09/10 更新

雨はなんだかネガティブなイメージがつきもの。登山するならやはり晴れた日が良いという人がほとんどではないでしょうか。しかし、「恵みの雨」といわれるように、自然の動植物にとってはありがたいものだったりもします。もし登山の途中で降ってきてしまったら…がっかりするのはちょっと待って!新たな発見があったり、意外とおもしろいですよ。


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雨降るかも…、登山どうする?

悪天候の山と登山者
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登山へ行く予定の日が雨予報の場合、あなたは山行を中止しますか? 安全面に考慮したり、景色を楽しむためにも、できれば快晴の日に登山に出かけたいというのが本音ですよね。

くもりの登山
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「確実に雨!」とわかっていれば中止をしても、「降るかもしれないし降らないかもしれない…」そんな微妙な天気の時は、登山を決行する人も少なくないのが事実。実際に出掛けて、「やっぱり降られた~!」なんて経験をしたことある方、結構いるのでは?

雨の登山の意外な!?5つの魅力

雨の大正池
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降ってきたら、がっかりしちゃうのは当然のこと。でも、天候が変わりやすい山ではよくあることです。せっかく山に来たのだから、突然の雨も楽しんじゃえたらいいですよね。ここでは、雨だからこそ感じることのできる5つの魅力にフォーカス。気をつけたいポイントと共にご紹介します。


①幻想的な雨の森に癒される

霧の森
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雨の日のちょっと薄暗く、モヤがかかっている森は幻想的で美しいものです。「夜目遠目笠の内」ということわざもあるくらい、モヤがかってはっきり見えないと実際よりも美しく見え、晴れの日と比べて趣があるように感じられるから不思議。人も少なく、静寂感に包まれた雨の森に心が癒されます。

【こんなところに気をつけて】
霧の八ヶ岳
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雨や霧で視界不良となることも多々あります。登る山や標高によっては、霧に覆われて辺り一面が真っ白になり、道がわからなくなってしまうことも。日差しも遮られ、薄暗く道迷いの危険性が高まります。指導標をしっかり確認、自分がどこにいるか現在地の把握を常に心がけ、行動時間をいつもより短くした無理のない計画を心がけてください。


②雨が似合う植物の趣を味わえる

紫陽花
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雫がのっていたり、雨で潤った植物の姿は美しく魅力的です。梅雨の時期は、雨が似合う紫陽花を堪能できる山を訪れるのもおすすめ 。「大平山(栃木・栃木)」「城山(埼玉・越生)」「美の山(埼玉・秩父)」「南沢あじさい山(東京・あきる野)」「源氏山公園(神奈川・鎌倉)」などが有名です。

紫陽花だけでなく、苔も雨がよく似合う植物です。「白駒池(長野・北八ヶ岳)」は木道も整備されており、雨でしっとりとした苔の森はまるで別世界。また、雨を楽しむカエルに出会えることもあります。足元をよく観察してみてください。結構な数のカエルが跳ねまわっていることもあるので、苦手な人は注意。

【こんなところに気をつけて】
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雨量が多くなるほど沢は増水します。山では急激に降水量が増えることもあり、鉄砲水が発生することも。特に、雨の日の沢沿いは晴れの日とは全く違う姿をしています。沢沿いや渡渉があるコースは出来る限り避け、危険な箇所へは近づかないことが大切です。また、登山道がゆるくなっているので、土壌や植物を傷つけないように注意して歩きましょう。

➂雨だからこそ、ゆったりと登れる

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足元が悪いからこそゆっくり歩くことになります。無理をしないようにと意識するので、せかせかしない人が多いのではないでしょうか。悪天候の登山に慣れることが大事。無理して頂上を目指す必要もありません。そのため、気持ちに余裕を持ってゆったりと登り、雨に濡れた山本来の姿をじっくりと堪能することができますよ。

【こんなところに気をつけて】
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ぬかるんだ登山道では足元も滑りやすくなるため、なんてことない道でも滑落や転倒に繋がります。特に岩場や木道、階段、はしごなどはいつも以上に滑りやすいため細心の注意を払いましょう。

④お気に入りのレインウエアを山で着られる

「登山で必須といわれているレインウエアを買ったものの、主に晴れ予報の日に出かけるため出番がない」という人もいるのでは? お気に入りのレインウエアを身に着ければ、雨の日でも気持ちは晴れやかになります。

そして、自分のレインウエアや登山靴の性能を雨の中で確認することも、いざという時のために大切。レインウェアを着ると蒸し暑さや動きが制限されるのを実感します。また、フードを被ると視界も音も遮られてしまうので、歩きづらさを感じるかもしれません。こうして雨の中での登山経験値を上げることは、次の登山で悪天候に出会ったときの練習にもなります。

【こんなところに気をつけて】
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体の濡れが続くと体温が奪われ、低体温症になる危険性があります。そのため、レインウエアを含めウエアは天気や気温に合ったものを慎重に選びましょう。また、意外と手が冷えるので防水のグローブもあると便利。さらに、雨や泥除けにゲイターを着用すれば足元をドライに保つことができ、雨の侵入や冷えに悩まされることが少なくなります。


⑤雨の日登山の技術が身につく

富士登山
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通常、晴れの日に登山をしている場合、雨に振られた経験が少なかったりします。しかし、晴れ予報の日に登山に出掛けても、急な天候の変化で雨に降られることは多々あります。そんな時に、雨の日に山を歩くを経験しておけば落ち着いて対応ができるはず。雨の登山道の歩き方から食事や休憩をどのように取ったら良いか、ザックや荷物を防水することの必要性など、雨ならではの技術を身をもって学べます。

【こんなところに気をつけて】
阿弥陀岳南陵
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雨の中での登山では思っている以上に体力を消耗します。 飲み物や行動食はレインカバーを外したり、ザックをおろさなくても補給できる、取り出しやすい場所に工夫してパッキングしましょう。

雨の日登山において最も大切なことは、あくまで無理せず、危険を感じたらすぐ引き返すことです。大雨や雷などの場合には登山を中止しましょう。また、雨は弱くても、何日も雨が続いている場合は地盤が緩んでいる可能性があります。こういった日も登山は避けるべき。こうした判断を含め、はじめての雨の日登山は経験者と一緒にいくのがベストです。

発見の宝庫! 雨の登山を楽しもう!

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雨の登山は晴れの日とは全く違う魅力があります。しっとりとした森をゆっくりと歩けば新しい発見があるでしょう。普段、登り慣れている山でも新鮮に感じるはずです。「降られた~!」とがっかりせず、登山経験値を上げるためには必要な練習だと思って、慎重にゆっくり、雨を楽しんでみるのはいかがでしょうか?


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雨の日登山
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高橋 典子
高橋 典子

ハイクとキャンプをこよなく愛するフリーライター、高橋です。次はどこに行こうか地図を眺めるのが日課。人生のモットーは自由であること!

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